新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への取り組み

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への取り組みに関する最新の情報はこちらをご覧ください。
https://jp.gsk.com/jp/media/covid-19/

グラクソ・スミスクライン(以下GSK)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの状況を注視しながら、このウイルスとの世界的な闘いをサポートしています。発生当初からGSKは科学的知見と専門技術を駆使した支援方法を模索しており、同時に、社員の健康と安心を守りつつ、当社製品を必要とする消費者および患者さんのためにグローバルサプライチェーンの管理に努めています。

COVID-19ワクチン候補の研究および生産に向けた支援

私たちは、GSKの先駆的なワクチンアジュバント技術を活用し、有望なCOVID-19ワクチン開発に取り組んでいる世界中の企業や研究グループと協働しています。アジュバントの活用は、1回の接種における抗原量が抑えられるためワクチンの生産数量を増やすことができ、ひいてはより多くの人々にワクチンを接種することができるため、パンデミックの状況下においては特に重要とされます。

GSKは4月14日、COVID-19ワクチンの開発に向けて、サノフィと前例のない提携を開始したことを発表しました。(詳細はこちら)世界最大級のワクチンメーカーである両社の技術を組み合わせ、アジュバント添加COVID-19ワクチンの開発を目指します。2020年下半期に候補ワクチンの臨床試験を開始する予定であり、成功すれば、規制当局による審査を経て、2021年下半期に実用化の見込みです。通常のワクチンよりも非常に早いタイムラインで、両社は開発に取り組んでいきます。

今回の提携の重要な点の1つは、両社の協働によるスケールです。開発の初期にあることから今後非常に多くの段階を経なければなりませんが、両社は大規模な製造能力を有していることもあり、うまくいけば2021年末までには年間数億回分のワクチンを提供できるようになると考えています。GSKとサノフィはともに、世界中の人々にワクチンを提供してきた長い歴史があり、両社はすべての国の人々に対して、公正に提供できる仕組みを通じてワクチンを提供しています。

サノフィとの提携に加え、GSKはクイーンズランド大学Clover Biopharmaceuticals、Xiamen Innovax Biotech Co., Ltd、とも協働しています。GSKは複数のワクチンが必要となると考えており、GSKのパンデミックアジュバント技術を活用した多くのワクチンが開発されることを期待しています。

今後数か月の間にこれらの協働からデータが得られる見込みです。

GSKは、今回のパンデミックの状況下において、COVID-19ワクチンに関する協働から利益を得ることはしません。短期的利益が得られた場合も、GSK独自または外部パートナーを介して、コロナウイルス関連の研究および長期的なパンデミック対策支援に投資します。また、ワクチンへのアクセスに注力する政府や国際機関と協力することにより、アジュバントの無償提供を含め、世界の最貧国がGSKのアジュバントを利用できるようにすることも、私たちの取り組みの重要な一部です。

創薬のためのスクリーニングと研究

ワクチンへの取り組みに加え、GSKではCOVID-19治療薬候補のスクリーニングと研究の支援にも取り組んでいます。

GSKはVir Biotechnologyとコロナウイルスのソリューション探索で提携しました(詳細はこちら)。この提携ではVir社独自のモロクローナル抗体プラットフォーム技術を駆使し、今回のCOVID-19の世界的な大流行と今後発生する可能性のある大流行に対応するため、治療薬またはワクチンとして選択肢となりうる既存の抗ウイルス抗体の開発を加速させ、新規抗ウイルス抗体を同定します。規制当局による審査を条件として、今後3~5カ月以内に第II相臨床試験を開始する予定です。

GSKは共同研究「COVID-19治療法アクセラレーター」のメンバーでもあります。当アクセラレーターは製薬企業と学術機関の専門家による、COVID-19の治療に最も効果的な分子を見つけ出すための共同研究プログラムで、GSKは自社ライブラリにある化合物をスクリーニング用に提供しています。

さらに、GSKでは市販および開発中の医薬品の中で、パンデミックに対応するため従来の適応以外に利用可能なものがないか再評価しています。これには、直接的な抗ウイルス活性を有する可能性のある医薬品、およびCOVID-19の二次的合併症の予防または治療に有効である可能性のある医薬品が含まれます。

最前線で働く医療従事者への支援および専門知識の提供

GSKはWHOおよび国連財団の「COVID-19連帯対応基金」に対する1,000万米ドルの寄付を行いました。最も対応を必要とする地域におけるパンデミックの予防・検出および対策に携わるWHOおよびそのパートナーの活動を支援するために使われます。基金により個人用保護具などの重要な供給品の配送が可能になります。またGSKでも余剰の試薬を診断検査用に寄贈するほか、余剰の個人用保護具の提供も準備中です。

私たちは医学などの専門知識を有する社員による、最前線で働く医療従事者や各国政府の支援を目的としたボランティア活動のプログラムも始動しました。同時に当社の医薬品やワクチンの供給や開発を確実に行うことにも注力しています。セールスに従事する社員による個人用保護具や検査機器の配送支援や、購買等の専門知識を有する社員によるサプライチェーン構築のための政府への協力などの取り組みも開始しています。

ニーズが高いコンシューマーヘルスケア製品を届けるためのアクション

GSKコンシューマーヘルスケアではCOVID-19によりニーズが高まっている地域に当社製品を届けるためのサプライチェーンに注力しています。これはPanadolなどの鎮痛剤や、Emergen-C や Centrumなどのマルチビタミン剤および栄養補助食品の増産を含みます。

COVID-19検査を強化する英国の取り組みに対する支援

COVID-19検査能力を強化するために英国政府が発表した新たな5つの計画の一環として、GSK、アストラゼネカおよびケンブリッジ大学は、この国家的取り組みを支援するために協力しています。(詳細はこちら)ケンブリッジ大学のAnne McLaren研究所に新たな検査用ラボを設置する予定です。この施設は、COVID-19検査のハイスループットスクリーニングや、現在の供給不足を解消するための、検査キットに使用可能な代替化学試薬の探索に使用されます。これと並んで、GSKとアストラゼネカは、英国の国立試験センターにプロセス最適化支援を提供するために協力しています。

今後の取り組みについて

GSKは今後も状況を注視し、パンデミックへの対応を継続して強化していきます。またどのような活動においても、社員の安全を守りつつ、患者さんのニーズを最優先に進めていきます。