成人の気管支喘息治療薬「テリルジー200エリプタ」を発売 1日1回投与、単一吸入器による3成分配合治療薬

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成人の気管支喘息治療薬「テリルジー200エリプタ」を発売
1日1回投与、単一吸入器による3成分配合治療薬

グラクソ・スミスクライン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ポール・リレット、以下GSK)およびInnoviva, Inc.(NASDAQ:INVA)は、1日1回投与、単一吸入器による3成分配合治療薬「テリルジー200エリプタ14吸入用」及び「テリルジー200エリプタ 30吸入用」(一般名:フルチカゾンフランカルボン酸エステル/ウメクリジニウム臭化物/ビランテロールトリフェニル酢酸塩、FF/UMEC/VI 以下「テリルジー200エリプタ」)を2月18日、発売いたしました。
「テリルジー200エリプタ」は、気管支喘息(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)の効能・効果で、2020年11月27日に製造販売承認を取得しています。

なお「テリルジー100エリプタ14吸入用」および「テリルジー100エリプタ30吸入用」は、2020年11月27日に気管支喘息(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)の効能・効果が追加されています。

テリルジーは、吸入ステロイド剤(ICS)であるFF、長時間作用性抗コリン剤(LAMA)であるUMEC、および長時間作用性β2刺激薬剤(LABA)であるVIの3成分を、GSKのドライパウダー吸入器であるエリプタを使用して1日1回吸入します。

今回の発売を受け、GSK代表取締役社長ポール・リレットは次のように述べています。
「テリルジー200エリプタの発売により、既存治療薬でコントロール不十分な気管支喘息の患者さんに新たな治療選択肢をご提供できることを、心から嬉しく思います。今後も適正な情報提供を推進し、必要とされる患者さんに、適切なタイミングでこの治療薬をお届けし、患者さんやご家族に貢献できるよう努めて参ります。」

「テリルジー200エリプタ」の製品概要

製品名 テリルジー200エリプタ 14吸入用
テリルジー200エリプタ 30吸入用
有効成分 フルチカゾンフランカルボン酸エステル/ウメクリジニウム臭化物/ビランテロールトリフェニル酢酸塩
効能・効果 気管支喘息(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)
用法・用量 <気管支喘息>
通常、成人にはテリルジー100エリプタ1吸入(フルチカゾンフランカルボン酸エステルとして100μg、ウメクリジニウムとして62.5μg及びビランテロールとして25μg)を1日1回吸入投与する。なお、症状に応じてテリルジー200エリプタ1吸入(フルチカゾンフランカルボン酸エステルとして200μg、ウメクリジニウムとして62.5μg及びビランテロールとして25μg)を1日1回吸入投与する。
承認取得日 2020年11月27日
発売日 2021年2月18日
薬価 テリルジー200エリプタ 14吸入 4,764.50円
テリルジー200エリプタ 30吸入 10,098.90円

喘息について
現在、全世界で約2億4,200万人が喘息に罹患していると推定されています1。日本では、全国主要9都市での調査の結果、成人(20~44歳)での有病率が10.4%2、約800万人が喘息に罹患していると推定されています3。そしてアレルギーや呼吸器専門医の治療を受けている喘息患者さんにおいて、全体の75.6%が、また喘息予防・管理ガイドライン(2015)において、ICS/LABA/LAMAの3成分併用療法が推奨されている治療ステップ3や4 に該当する患者さん4においても、80~90%が症状のコントロールが不十分である5との調査結果もあります。

テリルジー エリプタ(FF/UMEC/VI)について
テリルジー エリプタは、単一の吸入器で投与する3成分配合治療薬です。吸入ステロイド剤であるフルチカゾンフランカルボン酸エステル、長時間作用性抗コリン剤であるウメクリジニウム臭化物、および長時間作用性β2刺激剤であるビランテロールトリフェニル酢酸塩が含有され、GSKのドライパウダー吸入器であるエリプタを使用して1日1回吸入します。

日本国内において、「テリルジー100エリプタ14吸入用」および「テリルジー100エリプタ30吸入用」は、2019年3月26日、慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)の効能・効果で、製造販売承認を取得しています。
また2020年11月27日に、「テリルジー100エリプタ14吸入用」、「テリルジー100エリプタ30吸入用」、「テリルジー200エリプタ14吸入用」、「テリルジー200エリプタ30吸入用」は、気管支喘息(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)の効能・効果で製造販売承認を取得しています。

「テリルジー100エリプタ14吸入用」「テリルジー100エリプタ30吸入用」は、慢性閉塞肺疾患(慢性閉塞性肺疾患・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)と気管支喘息(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)の2つの効能・効果で製造販売承認を取得していますが、「テリルジー200エリプタ14吸入用」、「テリルジー200エリプタ30吸入用」は、気管支喘息(吸入ステロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)でのみ製造販売承認を取得しています。

GSK の呼吸器領域への注力と貢献
GSKは約50年にわたり、気管支喘息とCOPDの領域において、治療薬の研究開発をリードしてきました。1969年の世界初となる短時間作用型β2刺激薬をはじめ、最近5年間で7つの薬剤を発売し、今日の呼吸器領域における製品群につなげてきました。私たちはこれからも適切な患者さんに適切な治療を届けられるよう、多くの医療関係者とともに、世界に誇る科学を駆使し、明日の治療を変える薬剤の研究開発に注力してまいります。すべての患者さんが、呼吸を妨げられずに生活できる日が来るまで、私たちは歩みを止めることはありません。

GSKは、より多くの人々に「生きる喜びを、もっと」を届けることを存在意義とする科学に根差したグローバルヘルスケアカンパニーです。詳細情報は https://jp.gsk.com/ をご参照ください。


1. Global Burden of Disease Study 2013 Collaborators. Global, regional, and national incidence, prevalence, and years lived with disability for 301 acute and chronic diseases and injuries in 188 countries, 1990–2013: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2013. Lancet. 2015; 386:743–800
2. 厚生労働科学研究費『アレルギー疾患対策に必要とされる疫学調査と疫学データベース作成に関する研究(代表 赤澤晃)2016年度報告書』
3. 厚生科学審議会 疾病対策部会 リウマチ・アレルギー対策委員会 報告書,2011
4. 一般社団法人日本アレルギー学会 喘息予防・管理ガイドライン2015 内「喘息治療ステップ」
5. Asthma control and quality of life in a real-life setting: a cross-sectional study of adult asthma patients in Japan (ACQUIRE-2)