GSKとサノフィ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する遺伝子組換えタンパク質ベースのアジュバント添加ワクチン2億回分をCOVAXファシリティに提供

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この資料は、仏サノフィおよび英国グラクソ・スミスクラインplcが2020年10月28日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先されます。詳細は https://www.gsk.com をご参照ください。

<2020年10月28日英国ロンドン、フランスパリ発>

GSKとサノフィ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する遺伝子組換えタンパク質ベースのアジュバント添加ワクチン2億回分をCOVAXファシリティに提供

ワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVI)が主導するCOVAXファシリティ 世界におけるCOVID-19ワクチンへの効果的かつ公平なアクセスの確保を目指す

サノフィ(本社:フランス)とグラクソ・スミスクライン(本社:英国、以下GSK)は10月28日、COVAXファシリティを主導するGAVIと、COVID-19ワクチンの共同購入と公平な分配のためのリスク分散型国際的枠組み「COVAXファシリティ」について、同意書に署名しました。

薬事承認が得られた場合、サノフィとGSKは契約に従い、2億回分の遺伝子組換えタンパク質ベースのアジュバント添加ワクチンをCOVAXファシリティに提供する予定です。また両社は、承認が得られれば、誰であろうと、また世界中のどこであろうと、必要としている人々にCOVID-19ワクチンを確実に届けるというCOVAXの掲げる目標に貢献したいと考えています。

サノフィのエグゼクティブバイスプレジデントでサノフィパスツールのグローバルヘッドのトマ・トリオンフは次のように述べています。
「これほど深刻な世界規模の公衆衛生上の危機に対処するには、独自のパートナーシップが必要となります。本日発表したCOVAXファシリティに対する取り組みは、両社でこのパンデミックの収束に貢献できる可能性をもたらしてくれました。今回の声明は、私たちの長年にわたるグローバルヘルスへの取り組みを反映するものであると同時に、私たちが現在開発中のCOVID-19予防ワクチンを世界中の感染リスクの高い人々に購入しやすく、アクセスしやすい形でお届けすることをお約束するものです。」

GSK グローバルワクチン プレジデントのロジャー・コナーは次のように述べています。
「COVID-19ワクチンの開発を始めて以来GSKは一貫して、世界中の人々がこのワクチンを接種できるようにする、と述べてきました。この遺伝子組換えタンパク質ベースのアジュバント添加ワクチンが、一刻も早くCOVAXファシリティに参加する国々で利用できるよう、サノフィと協働していけることを誇りに思っています。これはCOVID-19に対する世界規模の闘いに大きく貢献できる機会と言えるでしょう。」

COVAXファシリティは、COVID-19ワクチンの開発・製造および公平なアクセスの普及に注力する、政府、国際的な保健機関、事業団体や慈善団体による国際協働の仕組みであるCOVAXの一つの枠組みです。COVAXは、GAVI、感染症流行対策イノベーション連合(Coalition for Epidemic Preparedness Innovations, CEPI)およびWHOが主導する、ACTアクセラレーター(Access to COVID-19 Tools Accelerator, ACT Accelerator)の柱の1つであるワクチン分野を担っています。新型コロナウイルス感染症のパンデミックに対応すべく、タイムリーに、かつコスト効率の良いワクチンへのアクセスを確保するため、現在180を超える国や地域がCOVAXファシリティに調印しています。

今後、WHOが先頃発表したAllocation Frameworkや、ワクチン使用に関する今後の使用ガイダンスの立案を開始したWHOの予防接種に関する戦略的諮問委員会(Strategic Advisory Group of Experts on Immunization, SAGE)のValues Frameworkの下、COVAXファシリティ参加国にワクチンが分配されることになります。これらの分配に関する取り決めは、COVID-19ワクチンが実用化された際、世界中の人々がCOVID-19ワクチンへのアクセスを確保できるようにするためのものです。

遺伝子組換えタンパク質ベースのアジュバント添加ワクチンの開発状況
サノフィとGSKは9月3日、440人を対象とする第1/2相臨床試験を開始しました。2020年12月上旬には最初の結果が得られ、年内にも第3相臨床試験へと移行できる見込みです。そして十分なデータが揃えば、2021年前半には承認申請を行う予定です。これと並行して、両社は抗原とアジュバントそれぞれの製造規模を拡大しています。

COVID-19に対するGSKの取り組み
GSKは、世界中のさまざまな企業や研究機関と協力し、アジュバント技術を活用したCOVID-19ワクチンの開発に取り組んでいます。アジュバントの使用は、パンデミックの状況下では特に重要です。アジュバントを使用することにより、1回の接種に必要なワクチン用タンパク質の量が抑えられるため、ワクチンの生産量を増やすことができ、より多くの人々を守ることに貢献できるからです。GSKは、パンデミックの状況下で、COVID-19ワクチンに関する協働から利益を得ることを意図しておりません。利益が得られた場合でも、GSK独自または外部パートナーを介したコロナウイルス関連の研究および長期的なパンデミック対策の支援に投資いたします。

GSKについて
GSKは、より多くの人々に「生きる喜びを、もっと」を届けることを存在意義とする科学に根差したグローバルヘルスケアカンパニーです。詳細情報については https://jp.gsk.com/ をご覧ください。

サノフィについて
サノフィは、健康上の課題に立ち向かう人々を支えます。私たちは、人々の健康にフォーカスしたグローバルなバイオ医薬品企業として、ワクチンで人々を守り、革新的な医薬品で痛みや苦しみを和らげます。希少疾患をもつ少数の人々から、慢性疾患をもつ何百万もの人々まで、寄り添い支え続けます。サノフィでは、100カ国において10万人以上の社員が、革新的な医科学研究に基づいたヘルスケア・ソリューションの創出に、世界中で取り組んでいます。

サノフィは、「Empowering Life」のスローガンの下、ヘルスジャーニー・パートナーとして人々を支えます。日本法人であるサノフィ株式会社の詳細は、https://www.sanofi.co.jp/ をご参照ください。