サノフィとGSKが共同開発中のCOVID-19ワクチン候補「ワープ・スピード作戦」の対象に選定される 米国政府に1億回分供給へ

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この資料は、仏サノフィおよび英国グラクソ・スミスクラインplcが2020年7月31日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先されます。詳細は https://www.gsk.com をご参照ください。

<2020年7月31日 フランスパリ、英国ロンドン発>

サノフィとGSKが共同開発中のCOVID-19ワクチン候補「ワープ・スピード作戦」の対象に選定される
米国政府に1億回分供給へ

  • 共同開発中のワクチン候補が米国政府の「ワープ・スピード作戦」に選定

  • 米国政府が、臨床試験、製造、生産能力の拡大、1億回分の供給に最大21億ドルを拠出

  • COVID-19ワクチンの世界的なアクセス確保のため、欧州委員会(フランス、イタリアが交渉に参加)や各国政府と協議中

サノフィ(本社:フランス)とグラクソ・スミスクライン(本社:英国、以下GSK)は7月31日、遺伝子組換えタンパク質ベースのCOVID-19ワクチンの開発と製造を加速するための、米国政府との取り組みを発表しました。

サノフィがGSKと共同開発しているワクチン候補は、インフルエンザワクチンの製造に用いるサノフィの遺伝子組換えタンパク質に基づく技術と、GSKのアジュバント技術を活用しています。

この度、米国保健福祉省(HHS)および米国国防総省の協力により、遺伝子組換えタンパク質をベースとするアジュバント添加ワクチンの開発および米国における両社の製造規模拡大への資金支援を得ることができ、ワクチンの大幅な増産が可能となりました。

米国政府は最大21億ドルを提供し、その半分以上は臨床試験を含む今後の開発に充てられ、残りは製造規模の拡大と初回1億回分のワクチンの納入に充てられます。サノフィはこのうちの大部分を受け取ることになります。また米国政府は、長期的に追加で5億回分のワクチンの提供を受けることができます。これは、安全で有効なCOVID-19ワクチンを数億本供給するという米国政府の「ワープ・スピード作戦」の目標に寄与するものです。

サノフィのエグゼクティブバイスプレジデントでサノフィパスツールのグローバルヘッドのトマ・トリオンフは、次のように述べています。
「COVID-19の予防に役立つワクチンに対する世界のニーズはきわめて大きく、1種類のワクチン、あるいは1社だけでは世界の需要を満たすことはできません。パンデミックの発生当初より、サノフィは深い専門知識と豊富な資源を活用し、危機に対応してきました。米国保健福祉省との連携により、パンデミックワクチンの開発と大量生産を迅速に進める道が開かれました。私たちはGSKとの協力のもと、遺伝子組換えアジュバント添加ワクチンの第1/2相試験を9月に開始する見込みです。」

GSK グローバルワクチン プレジデントのロジャー・コナーは次のように述べています。
「私たちは、一刻も早い、そして大規模なワクチンの実用化を目指し、サノフィと協働していることを誇りに思います。このワクチン候補の開発と製造規模拡大に向け、早期に多大な資金を提供するという点で、米国政府が非常に重要な役割を果たしてくれたことに感謝しています。」

また米国保健福祉省のアレックス・アザー長官は次のように述べています。
「ワープ・スピード作戦に含まれるワクチンのポートフォリオは、今年末までに少なくとも1つの安全で有効なワクチンの実用化の可能性を高めるものです。今回の拠出は、サノフィとGSKのアジュバント添加ワクチンの開発を、臨床試験と製造を通して支援するものであり、数億回分もの安全で有効なワクチンを今後アメリカ国民に提供できる可能性があります。」

COVID-19ワクチン候補の臨床開発と承認申請はサノフィが主導しており、今年9月には第1/2相試験を開始し、2020年末までに第3相試験を実施する予定です。そして臨床試験の結果が良好であれば、2021年前半に米国で承認申請できるものと見込んでいます。また同時に、両社は抗原とアジュバントの製造規模を拡大しており、全世界で年間最大10億回分のワクチンの生産を目指しています。

サノフィとGSKは、世界中にワクチンを提供できるよう取り組みます
現在、国際機関や欧州委員会(フランスとイタリアが交渉に参加)との間で協議を行っており、特に欧州委員会においてはサノフィとGSKの欧州産業ネットワークから欧州諸国へのワクチンの供給について討議されています。また両社は、2021年から22年にかけて、全世界で利用可能な供給能力の大部分を、政府、世界の保健機関、企業、慈善団体のリーダーらが展開する新型コロナウイルス対策のための国際協力「Access to COVID-19 Tools (ACT) Accelerator」に提供することを計画しています。これにより、COVID-19の検査、治療薬およびワクチンの開発、製造、公平なアクセスの促進を図ります。

COVID-19に対するGSKの取り組み
GSKは、世界中のさまざまな企業や研究機関と協力し、アジュバント技術を活用したCOVID-19ワクチンの開発に取り組んでいます。アジュバントの使用は、パンデミックの状況下では特に重要です。アジュバントを使用することにより、1回の接種に必要なワクチン用タンパク質の量が抑えられるため、ワクチンの生産量を増やすことができ、より多くの人々を守ることに貢献できるからです。GSKは、パンデミックの状況下で、COVID-19ワクチンに関する協働から利益を得ることを意図しておりません。利益が得られた場合でも、GSK独自または外部パートナーを介したコロナウイルス関連の研究および長期的なパンデミック対策の支援に投資いたします。

GSKについて
GSKは、より多くの人々に「生きる喜びを、もっと」を届けることを存在意義とする科学に根差したグローバルヘルスケアカンパニーです。詳細情報は https://jp.gsk.com/ をご参照ください。

サノフィについて
サノフィは、健康上の課題に立ち向かう人々を支えます。私たちは、人々の健康にフォーカスしたグローバルなバイオ医薬品企業として、ワクチンで人々を守り、革新的な医薬品で痛みや苦しみを和らげます。希少疾患をもつ少数の人々から、慢性疾患をもつ何百万もの人々まで、寄り添い支え続けます。サノフィでは、100カ国において10万人以上の社員が、革新的な医科学研究に基づいたヘルスケア・ソリューションの創出に、世界中で取り組んでいます。

サノフィは、「Empowering Life」のスローガンの下、ヘルスジャーニー・パートナーとして人々を支えます。日本法人であるサノフィ株式会社の詳細は、https://www.sanofi.co.jp/ をご参照ください。