GSK、GOLD、COPD Foundationが、COPDアセスメントテスト(CAT)のための外部専門家による新たなガバナンス委員会の創設を発表

この資料は、英国グラクソ・スミスクラインplcが2014年9月8日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。詳細はhttp://www.gsk.comをご参照下さい。

<2014年9月8日 英国ロンドン発>

ドイツでの欧州呼吸器学会(ERS)国際会議の活動の一部として、GSK、GOLD(Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease)、COPD Foundationの3者は2014年9月8日、「COPDアセスメントテスト」(以下CAT)のさらなる普及を促進するために新たなガバナンス委員会を創設したことを発表しました。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、慢性気管支炎と肺気腫を含む、気流閉塞をきたす疾患の包括的用語で、COPD患者さんは世界全体で2億1,000万人以上いますi。CATは、医療関係者と患者さんが十分なコミュニケーションをとれるように開発された、短時間かつ簡便に使用できるツールで、COPDが患者さんの生活に与える影響を経時的に把握・評価可能であり、信頼性の高いものです。CATではさまざまな症状を測定し、その総合点によってCOPDの全体的な影響・重症度の客観的なスコアを出すことができます。その後、そのスコアに基づいて問診を進め、医師と患者さんとのコミュニケーションを促進し、最終的に患者さんのCOPDの症状管理とQOL向上を目指します。

CATへアクセスするにはwww.catestonline.orgをご確認ください。

GSKのCOPD Clinical Discoveryのバイス・プレジデントであるRuth Tal-singerは次のように述べています。「CATは、COPDの症状管理の改善を目的とした医師と患者のためのツールとして2009年に導入されました。CATは、臨床現場の医療関係者および研究者に、治療効果の全体的な評価項目として使用され、高く評価されています。しかしながら、まだ一般に広く受け入れられているものではありません」、「新しいガバナンス委員会の創設は、CATの新しい時代の到来を示すものであり、また、社外の呼吸器疾患の専門家の皆さんが参加することでCATが今後どのように発展していくかを示唆しています」

COPD Foundationのプレジデントで共同設立者のJohn Walshは次のように述べています。「CATガバナンス委員会を創設し、その一員となれることを大変喜ばしく思います。CATガバナンス委員会の創設は、より多くの患者さんにこのツールを使っていただく上で、非常に重要な一歩となるはずです。周囲からは特定の一組織に所有または管理をされていないツールの方がより安心して使えると聞いており、そのためにもCATの発展に関われることを嬉しく思っています」

GOLDの委員長であるClaus Vogelmeier教授は次のように述べています。「CATのガバナンス委員会創設は、CATの発展における重要な一歩だと思います。自分自身の経験から、CATがいかに役立つツールであるかはよく分かっているので、全面的に支援したいと考えています。この取り組みに参加してCATの使用を促進させ、COPDの治療にあたる医療従事者やCOPD患者さんに対し、CATの価値の最大化を探索していく所存です」

新しいガバナンス委員会

新しいガバナンス委員会の構成メンバーは以下のとおりです。

  • チェアマン: Paul Jones
  • GOLD科学委員会 委員長: Claus Vogelmeier
  • COPD Foundation Board Member:Steve Rennard
  • Academic Research User:Mike Polkey
  • Industry Research User: Ruth Tal-Singer
  • Scientific Advisor: Maggie Tabberer

ガバナンス委員会はまず、患者さん、医療従事者、研究者に対してCATの普及および価値を最大限に高めることに取り組んでいきます。主な活動は以下のとおりです。 

  • CATの価値を最大限に高める  CATの使用を新しい利用規約を推進し、できる限り広く普及させる
  • CATの整合性を保つ ウェブサイトを通じて利用できる正確な翻訳版を作成・承認する
  • CATの使用を普及させる デジタルアプリケーションを活用する


さらにガバナンス委員会は、CATの薬剤開発ツールとしての可能性も探索していきます。
GSKは引き続き、著作権を保有し、日常的な支援を行ってCATの整合性を保ち、全ての翻訳版の管理を行い、患者さん、医療従事者、研究者が利用できるようにし、そのためのウェブサイトの構築および管理を担当します。ただし、CATに関連するすべての活動において、GSKはCATガバナンス委員会からのアドバイスおよび指示に従います。

CATについて
CATは、COPDが患者さんの生活に与える影響を客観的に測定し、経時的な変化を観察することを目的に、簡便で妥当性が確認されたツールとして開発されました。COPD患者さんはCOPDの管理がうまくいかない場合、症状があることを当たり前と認識するようになり、症状の重さやCOPDの日常生活への影響度合いを過小評価して医師に説明していることがよくあります。COPDの重症度と影響の診断基準に一貫性を保ち、かつ医師の診断能力を向上させることは、疾患を効果的に管理するうえで重要です。

CATでは最新の心理測定手法と統計手法を使用し、記載された各項目からCOPDが患者さんの生活に与える影響を正確かつ確実に測定できるようにしています。また、これらの手法により、CATは男女を問わず、世界各地のあらゆる重症度のCOPD患者さんに役立つものとなっています。

COPDについて
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、慢性気管支炎と肺気腫を含む肺疾患で、気流閉塞により通常の呼吸ができなくなるのが特徴です。 

肺と気道にダメージを与える刺激物への長期的曝露が主なCOPDの原因となりますii。喫煙、受動喫煙、大気汚染、日常の環境や職場にある化学物質やホコリもすべてCOPDの原因となります。COPD患者さんの多くは40歳以上になって症状が現れ始めます。

GOLDについて
Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease( GOLD)では世界中の医療従事者や当局の協力の下、COPDの認知度を高め、COPDの予防と治療を向上させる活動を行なっています。

COPD管理に関する科学的根拠に基づいた治療ストラテジーのレポート作成や、年1回の世界COPDデーなどのイベントを通じ、GOLDは世界各地のCOPD患者さんの生活を向上させるべく取り組んでいます。

米国COPD Foundationについて 
設立から10年を迎え、成長を続けているCOPD Foundationのミッションは、慢性閉塞性肺疾患の予防・治療を促進させ、COPD患者さんの生活を向上させることです。米国では、電話で無料相談を実施しており、COPDに関する情報提供や専門医の紹介、また同じ立場のCOPD患者さんや介護者の紹介などを行っています。

 

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グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くすことを企業使命としています。


i World Health Organization. Global surveillance, prevention and control of chronic respiratory diseases : a comprehensive approach. Geneva, Switzerland: World Health Organization; 2007.
ii Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease (GOLD). Pocket guide to COPD diagnosis, management and prevention