グラクソ・スミスクラインとセーブ・ザ・チルドレン  100万人の子どもの命を救うため、類のない提携関係を構築  小児用の医薬品2剤の利用促進に向けて連携し、 新生児および幼児の死亡原因に立ち向かうため共同研究開発委員会を設立  サハラ以南アフリカ諸国のコンゴ民主共和国およびケニアにおいて、 二つの最重要プログラムを実行予定

この資料は、英国グラクソ・スミスクラインplcとセーブ・ザ・チルドレンが2013年5月9日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。詳細はhttp://www.gsk.comおよびhttp://www.savethechildren.org.ukをご参照下さい。

2013年5月9日 英国ロンドン発

グラクソ・スミスクラインplc(本社:英国 以下GSK)と国際NGOのセーブ・ザ・チルドレンは、世界で最も貧しい100万人の子どもの命を救うため、新しい壮大な提携関係を開始しました。この類のない協力関係では、両組織が専門知識、リソース、影響範囲および影響力を共有して小児期の主要な死亡原因に立ち向かうことで、これまでとは全く違う方法で連携していくことになります。

口内洗浄液に使用される消毒剤を新生児向けの救命治療として開発することや、5歳未満の子どもの主な死亡原因の一つである肺炎を治療するために粉末状の抗生物質を小児の用量で提供することなどが、主な取り組みとして挙げられます。

5歳未満の子どもたちのための革新的な救命治療介入における進展を加速させ、途上国で可能な限り広くそれらを利用できる方法を特定するために、セーブ・ザ・チルドレンは、新設された小児科研究開発委員会の一員となって今回初めて、GSKの小児用医薬品の研究開発を支援していきます。GSKは、セーブ・ザ・チルドレンが持つ小児保健に関する専門知識や現場での経験を活用することで、最も辺境の地や社会から取り残されたコミュニティにいる子どもたちに、基本的な医療を届けることができるようになります。

GSKとセーブ・ザ・チルドレンの提携では、最も貧しい子どもたちにまでワクチン接種を拡大し、医療従事者への投資を増やすとともに、低価格の栄養食品を開発して子どもの栄養不良に取り組むことにも焦点を当てます。

これらの最重要プログラムはまず、コンゴ民主共和国およびケニアで実行する予定です。これらのプログラムを注意深く監視し、子どもたちの命を救う方法に関するエビデンスを元にサハラ以南アフリカ諸国、アジアおよび中南米の他の国々でも同プログラムを展開していきます。 

近年、順調な進捗が見られているものの、基本的な医療、ワクチン、または栄養のある食事を受けられないために、2011年には約700万人近くの子どもたちが亡くなっています。この提携は、これらの取り組みを通じて、今後5年間で100万人の子どもの命を救うことを目指しています。

セーブ・ザ・チルドレンのチーフ・エグゼクティブであるジャスティン・フォーサイスは、次のように述べています。
「この画期的な提携では、両組織がまったく新たな方法で100万人の子どもの命を救おうと尽力します。これまでセーブ・ザ・チルドレンは、GSKのような製薬会社との連携に着手することはなかったかもしれません。しかし、GSKの革新的技術、研究および世界規模での事業展開の力を活用すれば、子どもたちの医療を大きく前進させることができると確信しています。」

GSKのCEOであるアンドリュー・ウィティーは、次のように述べています。
「このような規模の提携関係を構築することで、100万人の子どもの命を救い、さらに何百万人もの子どもたちに明るい未来を届けるという、素晴らしい機会を得ることができました。GSKでは、命を救う革新的な医薬品を開発し、このような医薬品を必要としている人々に届けたいという一心で仕事に取り組んでいます。セーブ・ザ・チルドレンと力を合わせることで、私たちは新たな時代を切り開く変化を作り出し、予防できる疾患で子どもたちが命を落としているという事態を終わらせるための取り組みを、拡大させることができます。私は、この提携によりGSKの社員が感化され、共通の目標に向かって企業とNGOがどのように連携できるかということに関する新たな基準を設けることができることを期待しています。」

この提携の主な特徴:

  • GSKのCorsodyl口内洗浄液に使用されるクロルヘキシジン消毒剤の製剤開発を行います。これは、新生児のへその緒を洗浄し、貧しい国々における新生児の主な死亡原因である重篤な感染症を防ぐためです。南アジアで行われた調査では、このような簡単な治療介入でも、リソースの少ない環境において最大6件中1件の新生児の死亡を防ぐことができることが示唆されています。
  • 肺炎の治療薬として小児用抗生物質製剤の認可および提供を加速させることに尽力します。肺炎の発症率が高い国々では、現在5歳未満の子どものうち、140万人が肺炎で亡くなっています。この抗生物質は、乳幼児に適した用量ごとの分包として開発されます。またGSKはセーブ・ザ・チルドレンと連携し、水やミルクを入手するのが容易ではない場所における代替の小児用製剤についても調査を行います。
  • 提供が最も難しいコミュニティまでワクチン接種を拡大することに尽力します。たとえば、モバイル技術ソリューションをさらに活用することで、両親にワクチンサービスに応じるよう呼び掛けるためのSMSメッセージを送信したり、医療従事者や医療施設にスマートフォンを提供して、ワクチン接種の記録を付けたり予定を組んだりすることを可能にします。
  • 5歳未満の子どもの死亡のうち、3件に1件の根本原因となっている栄養不良という惨事に対抗する、手頃な価格の新しい栄養食品の研究を行います。ケニアにいるGSKとセーブ・ザ・チルドレンの共同プロジェクトチームは、現在、最も貧しい家族のための低価格の栄養食品の開発について調査しています。
  • 最も貧しいコミュニティにいる医療従事者に投資し、GSKとセーブ・ザ・チルドレンの既存の協力関係を基にして、少なくとも350万人と推定されている、教育を受けた医療従事者の不足に対処できるようにします。教育を受けた医療従事者がいれば、乳幼児にワクチンを接種したり不可欠な医薬品を提供し、健康に関する助言を行い、栄養不良を治療することができます。
  • これらの治療介入を含めた最重要国家プログラムを、まずコンゴ民主共和国(DRC)およびケニアで構築します。これらのプログラムは注意深く監視・評価し、他の途上国にこのプログラムを拡大して実施する前に、この提携によってどのように命が救われているのかを検討します。
  • 健康と発育の問題に取り組むことで、企業はどのようにして社会的により良い成果をもたらすことができるのかについて、詳細な計画を策定し、子どもの健康と福利に対する重点的な取り組みが世界的な健康政策の議論で継続されるよう、これを擁護する共同活動を追求します。
  • ボランティア活動や募金活動を通じて認識を高めるよう、世界各国のGSK社員を鼓舞し、参画を促します。この募金活動では、社員に年間100万ポンドの募金を働きかけ、同額をGSKがマッチングします。このようなセーブ・ザ・チルドレンへの慈善寄付により、GSKは提携期間中に1500万ポンド以上の寄付を行っていきます。さらに、特定の研究開発プログラムを通じ、この他にも寄付を行う予定です。


セーブ・ザ・チルドレンとGSKはこれまで8年間にわたり、多くの公衆衛生プロジェクトにおいて連携してきました。このようなプロジェクトには、GSKが後発開発途上国で得た利益の20%をコミュニティプログラムに再投資して、主にコミュニティの医療従事者の研修を通じて医療インフラを強化するというGSKの取り組みなどがあります。

*日本国内でのパートナーシップの内容については、後日発表する予定です。

セーブ・ザ・チルドレンは、世界120カ国以上の国々で子どもたちの命を守り、権利を実現させ、能力を最大限に発揮させるために活動しています。詳細は、www.savethechildren.org.ukをご覧ください。