セーブ・ザ・チルドレンとのパートナーシップ

100万人の子どもたちの命を救うために、GSKはセーブ・ザ・チルドレンと協働しています。その取り組みをご紹介します。

毎日、1万5,000人もの5歳未満の子どもが命を落としており、そのほとんどは予防可能な疾患が原因です。この状態を改善するために、GSKは、国際子ども支援NGOセーブ・ザ・チルドレンと協力して取り組んでいます。

GSKとセーブ・ザ・チルドレンは、先駆的かつ強力なパートナーシップを2022年まで延長することを決定しました。私たちは、GSKが培ってきた科学および製造に関する知識と、セーブ・ザ・チルドレンの現場経験を組み合わせることで、予防可能で治療可能な疾患による子どもの死亡を減らす新たな方法を見つけるために、引き続き協力しています。

YouTubeのビデオ(英語)をご覧ください。

 

口内洗浄液から生まれた医薬品

セーブ・ザ・チルドレンとのパートナーシップの取り組みの中で、GSKの科学者たちは、GSKの口内洗浄液に使用されている成分を活用し、発展途上国の新生児の命を救うことにもつながるジェルを開発しました。その様子をご覧ください。

YouTubeのビデオ(英語)をご覧ください。

 

概要

 

予防可能な疾患で亡くなる5歳未満の子どもは、年間約600万人に上ります。2000年以降、子どもの死亡率は世界中で大幅に下がりましたが、予防できたはずの疾患で子どもたちがなくなるのを防ぐには、まだまだ十分ではありません。

自分の赤ちゃんBrivianを抱くSylviaと、パートナーシップ・チームのメンバー。ケニアのブンゴマ郡にて。撮影:Iian Godfrey/セーブ・ザ・チルドレン

 

変化をもたらすために

2013年、GSKはセーブ・ザ・チルドレンと、世界レベルの大規模なパートナーシップを結びました。その目的は、両者が持つグローバルな専門知識・技術・活動力を組み合わせて、100万人の子どもたちの命を救うという壮大な目標に果敢に挑むことにあります。両者は連携して、子どもの死亡率の削減に役立つ新しい対策を見いだしています。

590万人

2015年、予防可能な疾患で亡くなった5歳未満の子どもの数

 

このパートナーシップは、従来型の地域社会貢献のための企業基金の枠を超えるものです。GSKの研究開発やサプライチェーン、購買、そしてワクチンにおける強みと、セーブ・ザ・チルドレンの専門知識・技術とを組み合わせて、最も弱い立場にある子どもたちのために協働しています。

具体的には、GSKとセーブ・ザ・チルドレンとのパートナーシップは以下の活動に力を入れています。

  • 基本的な医療(予防と治療)を、最も必要としている子どもたちが受けられるようにするための活動
  • 最貧コミュニティにおける医療従事者の訓練や能力・知識を拡大する活動
  • 小児用の医薬品を開発する活動
  • 子どもの健康のための施策強化を国および世界レベルで図っていくための活動

私たちのパートナーシップ発足以来、46カ国で298万人以上の子どもたちに手を差し伸べてきました。予防接種を受けた5歳未満の子どもたちは11万4,000人以上、下痢、マラリア、肺炎の治療を受けた子どもたちは28万2,000人以上に上ります。

GSKは、口内洗浄液に使用されている消毒剤からクロルヘキシジンジェルを開発しました。このジェルは、ケニアに生まれた3万人以上の新生児の臍帯感染の予防に使用され、生命を脅かす可能性のある感染症から新生児を守っています。

赤ちゃんのExodusは、ウガンダにあるセーブ・ザ・チルドレンの救急救命医療センターでマラリアの治療を受けています。撮影:Guihem Alandry/セーブ・ザ・チルドレン

 

私たちが支援している子どもたち

セーブ・ザ・チルドレンとのパートナーシップが世界中の子どもたちやその家族にどのような影響をもたらしているかについて、いくつかエピソードをご紹介します。

 

撮影:Jordi Ruiz Ciera/セーブ・ザ・チルドレン

ベッドに横たわる生後2カ月のKyaut Shin Thant、ミャンマーのカニ郡にて。

彼女の母Thin Thin Wai(25歳)は、出産のための入院中に、交通費や食事代などの緊急支援をセーブ・ザ・チルドレンから受けました。さらに、出生前後のケアも、セーブ・ザ・チルドレンのプログラムが支援する助産師から受けました。これは、GSKの「途上国における利益の20%を再投資する取り組み」において資金を提供しているものです。

 

撮影:セーブ・ザ・チルドレン

Helen(2歳)、エクアドルの首都キトにあるGSKが支援する乳幼児発育センターで。

Helenの両親は、家から遠く離れたところで仕事をしているため、Helenはほとんどの時間をこのセンターで過ごしています。彼女の母Soniaは、1時間半離れたところにあるファーストフードのレストランで働いています。彼女の父Victorは、キト市近隣の山間部にある学校でスクールバスの運転手として働いています。

 

撮影:Nour Wahid/セーブ・ザ・チルドレン

3年前にシリアから避難してきた5歳のHassan*は、レバノンの東、ベッカー高原にある、セーブ・ザ・チルドレンの教育チームが主催する授業に出席することを楽しみに、毎朝わくわくしながら目を覚まします。

このプログラムでは、3歳から6歳までの子どもたちを対象に、読み書きやお絵描きなどの就学前教育を行っています。

 GSKとGSKの社員は、2015年からの欧州難民危機に対するセーブ・ザ・チルドレンの活動を支援してきました。バルカン諸国ではMother and Baby Cornerといったサービスを提供し、シリアおよびレバノンなどの周辺国では基本的な保健サービスの提供や子どもの保護のための介入を行うと同時に、子どもたちが安全に遊べて必要とする支援が受けられる「子どもひろば(Child Friendly Space)」も設けました。

*子どものプライバシー保護のため、仮名を使用しています。

 

撮影:Tommy Trenchard/セーブ・ザ・チルドレン

1歳のSuriyaは黄熱ワクチンの接種を待っています。コンゴ民主共和国で命にかかわる黄熱病のアウトブレイクが発生したからです。

Suriyaはこの国の首都、キンシャサにいます。この都市に住む1,000万人の住人のうち、700万人がワクチン接種を受けていないと言われています。予防接種は、最も効果的で費用対効果の高い保健介入のひとつです。予防接種をすることにより、すべての子どもたちが生きる機会を手にすることができます。

1990年から2015年にかけて予防接種率が向上したことにより、世界全体で子どもの死亡率が50%超、低下しました。しかしながら、世界中で1,870万人の子どもたちが未だに予防接種を受けることができずにいます。このため、GSKとセーブ・ザ・チルドレンとのパートナーシップでは、コンゴ民主共和国で行われたこのプログラムのような緊急ワクチン接種プログラムを支援するとともに、共同声明を出すことにより子どもたちがひとり残らずワクチン接種を受けられるように呼びかけています。

 

撮影:Elizabeth Dalziel/セーブ・ザ・チルドレン

生後15カ月のOliver-Jamesとその母Vicky、父Simonは、ウエスト・ヨークシャーで貧困の危機に瀕しています。

低所得で暮らしていくのは非常に厳しく、彼らは請求書の支払いに四苦八苦しています。家にある冷凍冷蔵庫が壊れたとき、セーブ・ザ・チルドレンのEat Sleep Learn Playプログラムから資金援助を受けるまで買い換えることができませんでした。このプログラムは英国のGSK社員が支援しています。

Vickyは次のように話しています。「私は、家族が極貧だとは思っていませんが、お金が十分にあるわけではありません。状況が悪くなると、友人や親戚、セーブ・サ・チルドレンなどの援助を頼りにします。冷蔵庫がなければ、毎日の生活は困難を極めていたことでしょう。食べ物を新鮮に保つだけのお金の余裕がなかったためにOliver-Jamesに何か悪いことが起こらなかったことに、私は本当にほっとしています。」

 

Trek for Kids (子どもたちのためのトレッキング)

100万人の子どもたちの命を救うTrek for Kids

2019年2月、世界25カ国から集まった40名のGSK社員がTrek for Kidsに参加、エチオピアのシミエン山脈縦走に果敢に挑戦し、セーブ・ザ・チルドレンのために27万5,000ポンドを超える募金を集めました。

YouTubeのビデオ(英語)をご覧ください。

£550,000

Trek for Kidsで、55万ポンドをセーブ・ザ・チルドレンに寄付

トレッカーたちは、ケーキ販売からチャリティランまで、さまざまな活動を通じて、目標を超える寄付を集めました。集められた寄付金と同額をGSKがマッチングを行います。つまり、GSKのトレッカーとそのサポーターの努力の結果として、セーブ・ザ・チルドレンに合計55万ポンドを届けることになります。この資金は、エチオピアのソマリ地域において、GSKとセーブ・ザ・チルドレンとのパートナーシップによるワクチン接種プログラムの拡充に役立てられます。

トレッカーたち

エチオピア滞在中に、トレッカーたちはセーブ・ザ・チルドレンのプログラム実施先を訪問し、GSKとトレッカーたちによる募金活動がエチオピアにおけるワクチン接種をどのように支援しているのかについて、さらに深く学びました。これまでに1万2,000人以上の女性と子どもたちが、必須ワクチンの接種を受けています。

さらに、このプログラムは、地域の保健ボランティアも支援しています。地域ボランティアの数は1万7,100人に達し、戸別訪問によってワクチン接種に関する保健教育を実施しています。

ボランティアと赤ちゃん

このパートナーシップは、すでに目に見える成果が得られつつあります。2019年6月までに、数多くの介入を通じてこのグローバルパートナーシップが直接手を差し伸べた子どもたちの数は295万人以上に上ります。

こういった介入には、子どもに優しい革新的な医薬品の研究および開発、最も支援が届きにくい地域でのワクチン接種率の向上、医療従事者に対する教育・訓練や医療従事者へのアクセスおよび活動範囲に対する投資の増加、災害や人道的危機に見舞われた子どもたちの救援などがあります。