私たちのサステナビリティの目標とターゲット
グローバルなバイオ医薬品企業のリーダーとして、私たちは人々の健康を守り向上させるためにも、地球の健康を守り回復させることに全力を尽くしたいと考えています。私たちの事業の環境持続可能性を向上させることによって私たちはよりレジリエントな企業となり、患者さんに信頼される製品を提供することにつながります。
気候変動と自然破壊が世界や人々の健康にどのような影響を与えているか、科学的エビデンスによって証明されつつあります。例えば、大気汚染、動物から人へ感染する病気、水の安全に対する脅威などにより、人々の健康が脅かされています。そして、気候と自然の変化に対する医療システムの対応力が問われています。
世界的なバイオ医薬品企業のリーダーとして、環境への影響に取り組むことは私たちの存在意義の基本となるものです。そのため私たちは気候・自然保護のための高い目標を設定しています。
気候へのネットゼロ・インパクト
気候変動に関する取り組みの目標気候への影響をネットゼロにするという大きな目的を達成するため、私たちは以下の目標を掲げています:
- 2025年までに、使用する電力のうち、他社から供給される電力を、100%再生可能エネルギーによって発電された電力に切り替える(スコープ2)
- 2030年までに、スコープ2 に該当する、全ての温室効果ガス排出量を、2020年を基準として80%削減し(1)、残りの20%については自然環境を活用した解決策に投資する(2)
- 2045年までにバリューチェーン全体で温室効果ガスをネットゼロにする:すべてのスコープにおいて、2020年を基準として排出量の絶対量を90%削減し、残りの排出量をすべて相殺する
The Science Based Target initiative (SBTi)は、気候科学に沿った企業のネットゼロ目標設定のための世界唯一のフレームワークであるCorporate Net-Zero Standardに沿って、GSKの2045年のネットゼロ目標を承認しました。
1 以前は2030年までにネットゼロとしていた
2 SBTi Net-Zero Standardのネットゼロの定義に沿った新たな長期目標
自然環境にポジティブな影響(ネイチャーポジティブ)で世界に貢献
自然保護に関する取り組みの目標淡水
- 2025年までに全事業所で、水を適切に管理し、2030年までに水の総使用量を20%削減
- 2030年までに事業活動と、水資源が非常に限られている地域の事業運営において主要サプライヤーとともにウォーター・ニュートラルを実現する
- 2030年までに全事業所と主要サプライヤーにおける原薬の環境への影響をゼロにする(1)
土地
- 2030年までに、全事業所(2)で生物多様性にポジティブな影響を与える
- 2030年までに、農業および林業由来の原材料の100%を持続可能な方法で調達し、森林破壊ゼロを達成する(3)
海洋
- 2030年までに、海洋由来の原材料の100%を持続可能な方法で調達する
大気
- 2025年までに使用する電力を100%再生可能エネルギーにする(スコープ2)*
- 2030年までに、バリューチェーン全体で二酸化炭素排出量を80%削減する*
- 2045年までに、バリューチェーン全体で二酸化炭素排出量を実質ゼロにする*
廃棄物と材料
- 2030年までに使い捨てプラスチック(4)を排除するなど、事業活動による廃棄物をゼロにする(5)
- 2030年までにサプライチェーンからの廃棄物を10%削減する
- 2030年までに製品と包装による環境への影響を25%削減する
1 影響なしと予測されるレベル以下
2 GSKが所有する施設
3 優先材料を反映するために、2021年12月に目標を更新
4 規制上の義務が許容される場合、および製品の研究開発、および健康と安全に不可欠なプラスチックを除く
5 日常的な有害および非有害廃棄物の20%削減を含む
* これらの目標は、シニアリーダーの報酬と連動しています
レポート(英語)