この資料は、英国GSK plcが2026年2月4日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先されます。詳細はhttps://www.gsk.comをご参照ください。
GSK、2025年通年および第4四半期業績発表 2025年の好調な業績を発表し、長期見通しを改めて確認
スペシャリティ医薬品の業績が好調で、売上、利益、収益が増加
- 2025年総売上高は327億ポンドで、AERで4%増、CERで7%増
- スペシャリティ医薬品の売上高は135億ポンド(17%増)、呼吸器・免疫・炎症関連は38億ポンド(18%増)、オンコロジー関連は20億ポンド(43%増)、HIV関連が77億ポンド(11%増)
- ワクチンの売上高は92億ポンド(2%増)、シングリックスは36億ポンド(8%増)、髄膜炎ワクチンは16億ポンド(12%増)、アレックスビーは6億ポンド(2%増)
- ジェネラル医薬品の売上高は100億ポンド(1%減)、テリルジーは30億ポンド(13%増)
- 営業利益合計は100%超増、1株当たり利益合計は100%超増、これは訴訟関連費用の減少、条件付対価に係る負債の減少のほか、その他営業利益の増加が寄与した一方で、無形資産の減損により一部相殺されたことを反映
- コア営業利益は11%増、コア1株当たり利益は12%増。これは、スペシャリティ医薬品とワクチンの成長、販売費および一般管理費の生産性向上、ロイヤルティ収入の増加、そしてオンコロジーとワクチンの研究開発進展のための戦略的投資の増加を反映
- 営業活動によるキャッシュ・フローは89億ポンド、フリー・キャッシュ・フローは40億ポンド
(財務業績-特に明記しない限り、2025年業績の成長率に関するコメントはCERベースであり、その定義は英語版プレスリリース53ページに記載。2025年通年および第4四半期では、年初来の米ドルに対する英ポンド高となった為替の主な影響によりCERと比較しAERにマイナス影響。詳細は11ページを参照。)
| 2025年 通年 |
2025年 第4四半期 |
|||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| £m | %AER | %CER | £m | %AER | %CER | |
| 売上高 | 32,667 | 4 | 7 | 8,618 | 6 | 8 |
| 総営業利益 | 7,932 | 97 | >100 | 1,100 | 58 | 65 |
| 営業利益率(%) | 24.3% | 11.5ポイント | 11.9ポイント | 12.8% | 4.2ポイント | 4.6ポイント |
| 1株当たり利益合計 | 141.1p | >100 | >100 | 15.8p | 56 | 65 |
| コア営業利益 | 9,783 | 7 | 11 | 1,634 | 14 | 18 |
| コア営業利益率(%) | 29.9% | 0.7ポイント | 1.1ポイント | 19.0% | 1.4ポイント | 1.6ポイント |
| コアEPS | 172.0p | 8 | 12 | 25.5p | 10 | 14 |
| 営業活動によるキャッシュフロー | 8,943 | 14 | 2,689 | 4 | ||
研究開発の勢いが更に加速し、成長予測が強化:
2025年にみられたパイプラインの進展:
- 主要5品目でFDAより承認を取得:ブーレンレップ、エキシデンサー、ヌーカラ(COPD)、Penmenvy、Blujepa
- 主要な臨床試験7試験が開始(以下のアセットを含む):
- 進展型小細胞肺がん(ES-SCLC)の二次・三次治療を適応とするrisvutatug rezetecan(ris-rez)
- 代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)の治療を適応としたefimosfermin
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)を対象としたエキシデンサー
- 消化管間質腫瘍(GIST)の二次治療を適応としたvelzatinib など
呼吸器・免疫・炎症(RI&I)関連とオンコロジー関連のパイプラインを強化:
- 新規アセットを取得:efimosfermin(肝疾患)、velzatinib/IDRX-42(消化器がん)、ozureprubart(食物アレルギー:取得契約締結)
- 合意/提携:Hengrui社(RI&I領域およびオンコロジー領域)、Empirico社(COPD)およびLTZ Therapeutics社(オンコロジー領域)
- RI&I領域およびオンコロジー領域で、29件の臨床開発プロジェクトが進行中
2026年は、さらなるパイプラインの加速に期待
- 主要製品2品目が新たに承認見込み:
- B型肝炎ウイルス持続感染の治療薬、ベピロビルセン
- 複雑性尿路感染症(cUTI)の治療を適応とする初の経口薬、tebipenem
- 5品目の主要な臨床試験結果の予定:
- B型肝炎ウイルス持続感染を対象とするベピロビルセン(ポジティブな結果)
- 慢性咳嗽を対象とするcamlipixant
- 直腸がんを対象とするJemperli
- 4カ月ごとの投与が可能なHIV曝露前予防薬(PrEP)
- 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)を対象とするエキシデンサー
- 主要な臨床試験10試験が開始予定(以下を含む):
- 複数種のがん治療を対象とするADC
- B7-H3を標的とするrisvutatug rezetecan(ris-rez)
- B7-H4を標的とするmocertatug rezetecan(mo-rez) など
- 複数種のがん治療を対象とするADC
株主還元への継続的なコミットメント
- 2025年第4四半期の配当金は18ペンス、2025年度通年では66ペンスを予定、2026年通年では70ペンスを予定
- 2024年度に発表された20億ポンドの自社株買いプログラムの一環として、14億ポンドを実施済み
2026年のガイダンスと2031年の売上見通しの再確認
- 2026年の売上は3~5%増、コア営業利益は7~9%増、コア一株当たり利益は7~9%増を予想。
- 2031年の売上は400億ポンド以上の見通し
ガイダンスはすべてCERベース
GSK最高経営責任者のルーク・マイルズは次のように述べています:
「GSKは2025年も力強い成長を果たしました。主にスペシャリティ医薬品が原動力となり、呼吸器・免疫・炎症領域(RI&I)、オンコロジー領域、HIV領域の売上は二桁の成長率を示しました。研究開発も順調に進展し、主要製品5品目が承認されたほか、複数の買収や新たなパートナーシップを締結したことでオンコロジー領域とRI&I領域のパイプラインをさらに強化することができました。私たちは、この前向きな勢いが2026年も続くことを期待しています。2026年は、上市と研究開発の加速に重点をおいた、実行と運営の年になる見込みです。GSKは次のフェーズに進む準備が整っており、患者さんやステークホルダーのために新たな価値を創出していきます」
合計の業績結果は上記要約および英語版プレスリリース8ページに掲載されており、コア業績結果との調整は20~21ページおよび23~24ページに記載されています。コア業績結果は、IFRSに基づかない指標であり、IFRSに基づき提示されている情報に加えて検討する性質のものであり、それに代わるまたはそれより優れているものではありません。コア業績結果、AER%成長率、CER%成長率、その他のIFRSに基づかない指標の定義は53~54ページに記載されています。GSKは、18ページに記載された理由に基づいて、コア業績結果のみをベースにガイダンスを示しています。将来の業績や配当金の支払に関するすべての見込、ガイダンスや目標は、55~56ページの「Guidance and outlooks, assumptions and cautionary statement」と併せて読む必要があります。略語の定義は57ページに記載されています。
2026年ガイダンス
固定為替レート(CERベース)での2026年通年のガイダンスを示しています。
売上高は3~5%の増加予想
コア営業利益は7~9%の増加予想
コア一株当たり利益は7~9%の増加予想
本ガイダンスは、CERベースでの以下の2026年通年売上の予想に基づいています。
スペシャリティ医薬品 二桁台前半の成長率増加予想
ワクチン 一桁台前半の成長率低下~横ばいの予想
ジェネラル医薬品 一桁台前半の成長率低下~横ばいの予想
コア営業利益については、CERベースで7~9%増加と予想しています。GSKは、スペシャリティ医薬品の成長によるプロダクトミックスの改善と継続的な業務効率化により、粗利益率水準でのレバレッジが得られると予想しています。また、リターンを考慮した投資を引き続き行うことで販売費および一般管理費は一桁台前半の成長が見込まれますが、営業利益のレバレッジがさらに得られると予想しています。ロイヤルティ収入は現時点で8億~8億5,000万ポンドと予想しています。研究開発費は、業務の効率化を進めつつ引き続きパイプラインに投資するなかで売上高を上回って増加すると予想しています。
コア一株当たり利益は、コア営業利益の増加に合わせてCERベースで7~9%増加すると予想されます。これには負債利子の増加および約17.5%への税率上昇が反映されていますが、一方で、自社株買いによる利益見込みにより相殺されます。非支配株主持分は2025年から変わらないと予測しています。
米国患者の処方薬価格を引き下げる米国政府との合意について
先に発表したように、2025年12月19日にGSKは米国政府と、米国の患者に対する処方薬価格を引き下げる合意に達しました。締結された合意は、GSKとヴィーブ・ヘルスケアの両社を対象とし、これを予定通り実施すれば、両社の医薬品に対する米国通商拡大法232条に基づく関税が3年間除外されます。合意の詳細な条件は非公開とします。通年のガイダンスは、この合意により予想される影響を加味しています。
配当ポリシーについて
2025年の業績が好調であることを反映して、GSKは1株あたりの配当を増配し、2025年第4四半期で18ペンス、2025年通年で66ペンスの1株当たり配当を予定しています。引き続き、配当ポリシーおよび予定配当性向に変更はありません。2026年の1株当たり配当は70ペンスと予想しています。GSKの将来の配当ポリシーおよび2026年の予定配当に関するガイダンスは英語版プレスリリース37ページに記載されています。
GSKは、20億ポンドの自社株買いプログラムを2025年第1四半期に開始しました。これは2026年の第2四半期終了まで実施する予定です。
為替レートについて
2026年1月28日時点の終値の為替レート(1.38ドル/1ポンド、1.15ユーロ/1ポンド、210円/1ポンド)が2026年末まで続くと仮定した場合、GSKの2026年の英ポンドベースの売上成長率への影響は3%減と推定され、為替差損益が2025年と同水準となる場合、GSKの2026年の英ポンドベースのコア営業利益成長への影響は6%減と推定されます。
プレスリリースの原文はhttps://www.gsk.com/media/g0lnid23/fy-2025-results-announcement.pdfをご参照ください。
GSKは、サイエンス、テクノロジー、人財を結集し、力を合わせて病に先手を打つことを存在意義とするグローバルなバイオ医薬品企業です。詳しくはhttps://jp.gsk.comをご参照ください。