GSK、気管支喘息治療薬「レルベア50エリプタ」の発売開始のお知らせ
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小児用レルベア50エリプタ 14吸入用/30吸入用(小児:5~12歳未満)の発売を開始
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1日1回吸入投与による新たな治療選択肢として小児気管支喘息患者さんや保護者の利便性の向上に寄与
グラクソ・スミスクライン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ポール・リレット、以下GSK)は、本日、5歳~12歳未満の小児患者さんを対象とする1日1回投与、単一吸入器による気管支喘息治療薬「小児用レルベア50エリプタ 14吸入用/30吸入用」(以下、レルベア50エリプタ)について、発売開始したことをお知らせします。
レルベア50エリプタは、5歳~12歳未満の小児患者さんを対象とする気管支喘息治療薬として2024年6月に製造販売承認を取得しています。喘息は長期管理が必要な疾患であり、コントロール不良やアドヒアランスの問題が重要なリスク要因とされています1。今回のレルベアの発売は、5歳~12歳未満の小児気管支喘息患者さんへ1日1回の投与の新たな治療選択肢を提供するもので、患者さんや保護者の利便性の向上と、それによるアドヒアランスの改善が期待されます2。
「小児用レルベア50エリプタ 14吸入用」 | 「小児用レルベア50エリプタ 30吸入用」 |
【レルベア50エリプタ 製品概要】
製品名 | 小児用レルベア50エリプタ 14吸入用 小児用レルベア50エリプタ 30吸入用 |
一般名 | ビランテロールトリフェニル酢酸塩・フルチカゾンフランカルボン酸エステルドライパウダーインヘラー |
効能又は効果 | 気管支喘息 (吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合) |
用法及び用量 | 通常、5歳以上12歳未満の小児には小児用レルベア50エリプタ1吸入 (ビランテロールとして25μg及びフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして50μg)を1日1回吸入投与する。 |
国内製造販売承認取得日 | 2024年6月24日 |
喘息について
現在、全世界で約3億人が喘息に罹患していると推定されています3。日本では約1,365万人の喘息患者さんがおり、そのうち約1,000万人が喘息の治療を受けています4。日本における小児喘息の2022年度に実施した学校保健統計調査によると、5歳で1.11%、6~11歳で2.85%、12~14歳で2.23%でした5。小児喘息においては、喘息治療薬のアドヒアランス不良はQOLの低下や合併症、入院さらに死亡を引き起こす重要なリスク因子であり、アドヒアランスが良好である場合は喘息増悪率や死亡率は低下することが報告されています6。
レルベアエリプタ(フルチカゾンフランカルボン酸エステル+ビランテロール)について
レルベアエリプタは、一つの吸入器エリプタの中に吸入ステロイドであるフルチカゾンフランカルボン酸エステルと、長時間作用性β2刺激剤であるビランテロールが含まれる、1日1回投与の2剤を一緒に投与できる吸入配合剤です。
日本において、2013年9月にレルベア100/200エリプタは「気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)」、2016年12月にレルベア100エリプタは「慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)」の成人における適応を取得しています。さらに、2024年6月に小児において、レルベア50(5~12歳未満)およびレルベア100エリプタ(12歳以上)は「気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)」の適応を取得しています。
グラクソ・スミスクライン(GSK)について
GSKは、サイエンス、テクノロジー、人財を結集し、力を合わせて病に先手を打つことを存在意義とするバイオ医薬品のグローバルリーダーです。GSKは、免疫学、遺伝学、先端テクノロジーを駆使し、感染症、免疫・呼吸器疾患、オンコロジーをはじめとする疾患領域の研究開発に注力しています。そして、ワクチン、スペシャリティ医薬品、ジェネラル医薬品を通じて、病気の予防と治療に貢献します。詳細情報はhttps://jp.gsk.comをご参照ください。
1 JPGL. 日本小児アレルギー学会. 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン 2023. 東京:協和企画; 2023.
2 Drouin O, Smyrnova A, Betinjan N, et al. Adherence to inhaled corticosteroids prescribed once vs twice daily in children with asthma. Ann Allergy Asthma Immunol. 2022;128(4):423-31.
3 Global Initiative for Asthma (GINA). Global Strategy for Asthma Management and Prevention, 2022. Accessed 15 August 2022. https://www.ginasthma.org.
4 JMDCデータ(2023年7月25日時点)喘息と診断され、喘息治療薬(R03)が処方された推定患者数(2022年5月~2023年4月)
5 文部科学省. 学校保健統計調査-令和4 年度(確報値)の結果の概要. Available at URL (2024.5.27): https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040120029
6 Stern L, Berman J, Lumry W, et al. Medication compliance and disease exacerbation in patients with asthma: a retrospective study of managed care data. Ann Allergy Asthma Immunol. 2006;97:402-8.