GSKとヴィーブヘルスケア、業界をリードする感染症ポートフォリオの科学的進歩について米国感染症学会週間(IDWeek 2023)で発表

この資料は、英国GSK plcが2023年10月10日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先されます。
詳細はhttps://www.gsk.comをご参照ください。

<2023年10月10日 英国ロンドン発>

GSKとヴィーブヘルスケア、業界をリードする感染症ポートフォリオの科学的進歩について米国感染症学会週間(IDWeek 2023)で発表

  • RSウイルスワクチンの2シーズンにわたる有効性および安全性データを初めて発表

  • 淋病予防も含めた髄膜炎菌B型の予防接種が及ぼす公衆衛生への影響の新たなモデリング研究データ*

  • 特定のHIV患者集団に対する治療の提供方法の進歩と改善に関するエビデンス

  • 感染症の予防および治療におけるGSKのコミットメントを示す幅広いデータを発表

GSK(本社:英国)とヴィーブヘルスケアは、業界をリードする感染症パイプラインとポートフォリオの新しいデータについて、米国ボストンで開催(10月11日~15日)の米国感染症学会週間(IDWeek 2023)で発表しました。季節性呼吸器ウイルス、HIV、慢性ウイルス感染症をはじめ、大規模な患者集団に影響を及ぼす様々な感染症の科学的進歩に関する計47演題の発表となります。

GSKの世界をリードするワクチンポートフォリオから11演題が採択されました。これには、初めての発表となるRSウイルスワクチンの2シーズンにわたる有効性と安全性データや、青年期後期集団における淋病の公衆衛生への影響に対する髄膜炎菌B型ワクチン推奨の役割に関するデータ*も含まれます。

また、GSK(株式の過半数所有)、ファイザー、塩野義製薬が資本参加するグローバルなHIV領域のスペシャリストカンパニーのヴィーブヘルスケアと研究協力者による23のデータも発表され、治療や予防、特定の患者集団の治療の改善における進歩を示しました。ヴィーブヘルスケアの持効性注射レジメンにおけるアドヒアランスと持続性に関する実臨床データを他の治療法と比較検討したABOVE試験についても発表されました。

GSKのチーフ・サイエンティフィック・オフィサーのトニー・ウッドは次のように述べています。
「GSKの感染症ポートフォリオより得られた新たなデータを今年のIDWeekで共有できることを嬉しく思います。私たちは、今後10年間で25億人以上の人々を感染症から守ることを目指しており、その大部分はこれらのポートフォリオによるものです。これらのデータは、感染症の予防と治療、そしてGSKのワクチンと医薬品を必要とする人々に確実に届けるための道のりに焦点をあてたものです。科学界と連携しながら、医療のアンメットニーズが高い細菌感染症やウイルス感染症、その他の感染症を予防と治療するための革新的な解決策を開発し続けます。」

GSKは感染症領域において70年以上にわたるイノベーションのパイオニアであり続けています。感染症は世界の6人中1人の死因で1、世界的に大きな負担となっており、あらゆる場所ですべての人に影響を及ぼす疾患であることから、患者さんと社会にとって大きな関心事になります。年間約10億人がRSウイルス2、インフルエンザ3、COVID-194などの季節性呼吸器ウイルスに感染しています。その中には入院が必要な人もおり、基礎疾患のある人ではリスクが高まります。世界中で約3,800万人がHIVに感染していますが、その中には、依然として差別や偏見による不当な扱いから十分な医療を受けることができない人もいます。そして、何百万人もの人々が細菌や真菌の感染症に苦しみ、何億人もの人々がB型肝炎などのウイルス性の慢性感染症とともに生きています。IDWeekで発表されたこれらの疾患領域での幅広いデータは、感染症の予防と治療に革命をもたらし、世界中の何十億人もの人々の生活の質の向上に寄与するというGSKとヴィーブヘルスケアの目標をより強化します。

IDWeek 2023で発表されたGSKとヴィーブヘルスケアによる演題については、こちらの英語原文をご参照ください。

*現在、髄膜炎菌B型ワクチンは本邦未承認

 

GSK(グラクソ・スミスクライン)について
GSKは、サイエンス、テクノロジー、人財を結集し、力を合わせて病に先手を打つことを存在意義とするバイオ医薬品のグローバルリーダーです。詳細情報はhttps://jp.gsk.comをご参照ください。

ヴィーブヘルスケアについて
ヴィーブヘルスケアは、GSKおよびファイザーによって2009年11月に設立された、抗HIV薬に特化したグローバル・スペシャリストカンパニーです。2012年10月に塩野義製薬が10%の持ち分を取得しました。ヴィーブヘルスケアは、どの会社よりも、HIV/AIDSについてより深い、幅広い関心を持つことで、HIVの治療と予防のための効果的で革新的な医薬品を提供する新しいアプローチとHIVの影響を受けているコミュニティを支援することを目指しています。詳細は、https://viivhealthcare.com/ja-jp/をご参照ください。

 


1 Global Health Estimates 2019: Global Health Estimates: Life expectancy and leading causes of death and disability. Geneva, World Health Organization; 2020. (https://www.who.int/data/gho/data/themes/mortality-and-global-health-estimates, accessed 1 May 2021).
2 PubMed. Global Disease Burden Estimates of Respiratory Syncytial Virus-Associated Acute Respiratory Infection in Older Adults in 2015: A Systematic Review and Meta-Analysis. Accessed June 2023. Available at: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30880339/
3 World Health Organization. WHO launches new global influenza strategy. Accessed June 2023. Available at: https://www.who.int/news/item/11-03-2019-who-launches-new-global-influenza-strategy.
4 World Health Organization. WHO Coronavirus (COVID-19) Dashboard. Accessed June 2023. Available at: https://covid19.who.int/