GSK、喘息患者さんを対象としたLINE公式アカウント「ともに歩こう ぜんそく.jp」を開設

  • 診察時における喘息患者さんと医師との対話を支援するためのツールを提供

  • 喘息ガイドラインで推奨される喘息コントロールテスト(ACT)の結果を通じて患者さんが医師に喘息の状態を伝えることが可能

グラクソ・スミスクライン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ポール・リレット、以下GSK)は、気管支喘息(以下、喘息)の患者さんと医師との対話を支援するLINE公式アカウント「ともに歩こう ぜんそく.jp」を開設したことをお知らせします。本LINE公式アカウント開設は、医師が患者さんの喘息コントロール状態の評価や管理状態を把握し、医師と患者さんとのコミュニケーションを支援することで、良好な喘息コントロールを実現するための取り組みの一環であり、GSKとしては初となる患者さん向けのLINE公式アカウントです。

本LINEでは、喘息診療実践ガイドラインで喘息の状態や管理状態を把握するツールとして使用が推奨されている質問票「喘息コントロールテスト(ACT)」1を、患者さんがご自身の喘息のコントロールレベルやその管理状況を把握するためのツールとして利用できます。また、患者さんが診察時にACTの結果を医師と共有することで、医師が患者さんの喘息コントロールレベルや管理状態を把握するために活用できます。


LINE公式アカウント「ともに歩こう ぜんそく.jp」イメージ


喘息は、咳、息切れ、気流閉塞などのさまざまな症状を呈する呼吸器系の慢性疾患です2。特に、咳および夜間症状(喘息のため夜眠ることができない)が、喘息患者さんの生活の質に影響を与えていることが示されています3

GSK代表取締役社長のポール・リレットは次のように述べています。
「本LINE公式アカウントは、喘息の診療に携わる内科医や呼吸器内科医、看護師、薬剤師などの医療従事者をはじめ、患者さんのご家族やご友人も、喘息患者さんをサポートし、患者さんが喘息症状に悩まされることのない日常生活を送っていただきたい、という私たちGSKの想いが込められています。この取り組みが一人でも多くの患者さんの良好な喘息コントロールの達成に寄与することを願っています。」

「ともに歩こう ぜんそく.jp」では、ACTの機能に加え、喘息の疾患に関する情報も定期的に配信します。今後、患者さんのストーリー紹介など新しいコンテンツを追加していく予定です。また、本LINE開設と同時に、喘息に関する情報をわかりやすくまとめた疾患啓発ウェブサイト「ぜんそく.jp(zensoku.jp)」もリニューアルオープンし、一般の方々への情報提供を開始します。


「ともに歩こう ぜんそく.jp」LINE公式アカウントについて
「ともに歩こう ぜんそく.jp」は、気管支喘息の患者さんと医師との対話を支援するツールです。患者さんは喘息コントロールテスト(ACT)の結果を診察時に医師と共有することで、喘息コントロールの状態を伝えることができます。また、喘息に関する情報も定期的に配信します。患者さんに加えて、ご家族やご友人も登録が可能です。

下記のいずれかの方法で登録ができます。

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喘息コントロールテスト(ACT:Asthma Control Test)について
喘息コントロールテストは、喘息診療に関するガイドラインにおいて、喘息のコントロール状態や管理状態を把握するツールとして使用が推奨されている5つの設問からなる質問票です。ACTスコアは25点満点で、20点未満はコントロール不良、20~24点がコントロール不十分と評価されます1

気管支喘息について
気管支喘息は、咳、息切れ、気流閉塞などのさまざまな症状を呈する呼吸器系の慢性疾患で2、世界で約2億6,200万人が罹患しています4。現在、日本では約1,365万人の喘息患者さんがおり、そのうち約1,000万人が喘息の治療を受けています5。また、成人における喘息有病率は、8.7%(2010年)から10.4%(2017年)へと推移しています6

喘息診療実践ガイドラインにおいて、「喘息症状をなくすこと」が喘息治療の目標となっています1。一方で、現在受療中の喘息患者さんの30%が「コントロール不良」とされています7。また、喘息の診療に関わる内科医・呼吸器科を含む医師400名への調査では、約60%の医師がACTを認知しており、うち70%がその有用性を認識している一方で、実際に診察時にACTを使用しているのは25%でした8

GSKは、サイエンス、テクノロジー、人財を結集し、力を合わせて病に先手を打つことを存在意義とするバイオ医薬品のグローバルリーダーです。詳細情報はhttps://jp.gsk.comをご参照ください。

 


1 喘息診療実践ガイドライン(Practical Guideline for Asthma Management) 2023 P.20
2 Global Initiative for Asthma. Global Strategy for Asthma Management and Prevention 2022. [05 January 2023] Available from: https://ginasthma.org/wp-content/uploads/2022/07/GINA-Main-Report-2022-FINAL-22-07-01-WMS.pdf
3 第63回日本呼吸器学会学術講演会 GSK「気管支喘息の患者さんの症状負荷に関するインターネット調査」長瀬洋之ほか 2023年4月 Poster PP570.
4 Collaborators GDaI. Global burden of 369 diseases and injuries in204 countries and territories, 1990-2019: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2019. Lancet. 2020;396(10258):1204-22.
5 JMDCデータ(2023年7月25日時点)喘息と診断され、喘息治療薬(R03)が処方された推定患者数(2022年5月~2023年4月)
6 Nakamura Y, Tamaoki J, Nagase H, Yamaguchi M, Horiguchi T, Hozawa S, et al. Japanese guidelines for adult asthma 2020. Allergol Int. 2020;69(4):519-48.
7 Gon Y, et al. Respir Investig 2021;59:454-63.
8 GSK「喘息患者を診察する内科医・呼吸器科などの医師を対象としたオンライン調査」(日本人医師400名、2022年2月~2023年3月実施)