グラクソ・スミスクライン 第2四半期業績発表
この資料は、英国グラクソ・スミスクラインplcが2021年7月28日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先されます。詳細は https://www.gsk.com をご参照ください。
2021年7月28日 英国ロンドン発
グラクソ・スミスクライン 第2四半期業績発表
売上高は81億ポンド、AERベースで6%増、CERベースで15%増
- 一株当たり利益は27.9ペンス、AERベースで39%減、CERベースで28%減
- 調整後一株当たり利益は28.1ペンス、AERベースで46%増、CERベースで71%増
ハイライト強力なコマーシャル業務遂行により売上高が増加し、前年度比は良好な結果
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GSK最高経営責任者のエマ・ウォルムズリーは次のように述べています。
「第2四半期は優れた業績を示すことができました。GSKは、この上昇基調を下半期も継続し、2021年のガイダンスにおける利益がより良い地点で着地し、2022年には大幅な業績改善を示すものと予想しています。GSKはパイプラインの強化を継続し、2社への分離に向けて順調に進んでいます。GSKの明確な優先事項は、コンシューマー・ヘルスケアの価値を引き出し、現在見込まれる企業成長および業績面における大幅な変革をもたらすことに集中することです。」
全体の業績結果は2ページ目に要約するとともに英語プレスリリース12、27ページの「Financial performance」に、調整後業績結果の修正は23、24、38、39ページに記載されています。調整後の業績結果はIFRSに基づかない指標であり、IFRSに基づき提示されている情報に加えて検討する性質のものであり、それに代わるまたはそれより優れているものではありません。調整後業績結果は10ページに記載されており、£%、AER%成長率、CER%成長率、フリーキャッシュフローおよびその他のIFRSに基づかない指標の定義は67ページに記載されています。COVID-19関連ソリューションも67ページに定義されています。GSKは、11ページに記載された理由に基づいて、調整後結果のみをベースにガイダンスを提示しています。将来の業績や配当金の支払いに関する全ての見込み、ガイダンスや目標は、68、69ページにある「Outlook, assumptions and cautionary statements」と併せて読む必要があります。*HSR(米国独占禁止法)の許可が必要です。
2021年第2四半期業績結果 |
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Q2 2021 | 成長率 | H1 2021 | 成長率 | |||
£m | £% | CER% | £m | £% | CER% | |
売上 | 8,092 | 6 | 15 | 15,510 | (7) | (1) |
営業利益合計 | 1,675 | (41) | (30) | 3,368 | (31) | (21) |
一株当たり利益合計 | 27.9p | (39) | (28) | 49.4p | (36) | (27) |
調整後営業利益 | 2,158 | 23 | 43 | 4,039 | (9) | 3 |
調整後一株当たり利益 | 28.1p | 46 | 71 | 51.0p | (10) | 2 |
営業活動によるネットキャッシュ | 1,292 | (53) | 1,623 | (56) | ||
フリーキャッシュフロー | 316 | (84) | 313 | (87) |
2021年ガイダンス
2021年のガイダンスとして、COVID-19ソリューション関連の収益による影響を除外すると、調整後一株当たり利益がCERベース(%)で一桁台半ばから後半の範囲で低下するという予想が再確認されました。
2021年には、予定通り引き続きパイプラインへの投資を増加させ、成長を牽引する主力製品にみられている売上の伸びを足掛かりとし、分社化に向けた準備をほぼ終えることになります。下半期には医療体制と消費者動向が通常の状態に近づくと想定した上で、今後の医療用医薬品の収益はCERベースで一桁台前半の範囲で横ばいとなり、コンシューマー・ヘルスケアの収益については、上述の市場成長から売却済み/検討中のブランドを除くと、CERベースで一桁台前半から半ばの範囲の伸びがみられると予想しています。ワクチン事業に関しては、2020年通年の業績発表に示した通り、政府によるCOVID-19ワクチン接種プログラムの優先とパンデミック抑制を目的とした継続中の措置を踏まえ、上半期には影響が生じると想定していました。このことは、とりわけ米国において、シングリックスを含む、成人および青年を対象とした予防接種に影響を及ぼすと見込まれており、実際に2021年度第1四半期のワクチンの業績にもそれが表れています。多くの国々、特に米国と英国ではCOVID-19に対するワクチン接種率が高くなってきており、医療体制を通常の状態に戻す上で一役買うという希望も見えてきています。一方で他の主な市場での導入ペースには世界的な差別化がみられております。従って、COVID-19の影響、予防接種プログラムの実施スピード、パンデミックの状況の緩和に関しては依然として不透明な点があります。下半期は引き続き強い回復と業績への貢献を見込んでいますが、シングリックスの米国以外の市場での売上の回復が遅れているため、2021年のワクチンの収益はほぼ横ばいと予想しています。GSKは、ワクチン製品の潜在的な需要を確信しています。
2021年第2四半期の良好な業績は、2021年下半期に向けて成人を対象としたワクチン接種の需要が改善し、医療体制と消費者動向が通常の状態に近づいていと見ていることもあり、COVID-19ソリューション関連の影響を除いて、通年の調整後一株当たり利益をCERベース(%)で一桁台半ばから後半の範囲で低下するというガイダンスの範囲内の良好な地点で達成できることを確信させるものでした。
2021年のCOVID-19ソリューションに対する予想
2021年上半期のCOVID-19ソリューション関連の売上高は2億7600万ポンドでした。うち2億6000万ポンドはパンデミックワクチンであり、さらにそのうちの2億5800万ポンドはパンデミックワクチンアジュバントでした。治療薬sotrovimabの売上高は1600万ポンドでした。上半期の調整後一株当たり利益に対する貢献度は約7%でした。通年では、COVID-19ソリューション関連は、調整後一株当たり利益の成長率の約4~6%に寄与するという予想です。この予想数値は、2021年のsotrovimab契約の成功、2022年のパンデミックアジュバント契約の成功、およびこのような潜在的な見込みに備えて製造を継続した場合に見込まれる売上原価に基づいています。
将来の業績や配当金の支払いに関する全ての見込み、ガイダンスや目標は、英語プレスリリース68、69ページにある「Outlook, assumptions and cautionary statements」と併せて読む必要があります。2021年6月30日の終値(1.39ドル/1ポンド、1.17ユーロ/1ポンド、153円/1ポンド)の為替レートが2021年末まで続くと仮定した場合、2021年のスターリングでの売上高成長に対するマイナスの影響は5%と推定され、為替差損益が2020年と同じ水準とみなされた場合、2021年のスターリング調整後一株当たり利益成長に対する影響は、およそ10%と推定されます。
プレスリリースの原文はhttps://www.gsk.com/media/7124/q2-2021-results-announcement.pdfをご参照ください。
GSKは、科学に根差したグローバルヘルスケアカンパニーです。詳細情報はhttps://jp.gsk.comをご参照ください。