グラクソ・スミスクライン 2020年度業績発表

この資料は、英国グラクソ・スミスクラインplcが2021年2月3日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先されます。詳細はhttps://www.gsk.comをご参照ください。

2021年2月3日 英国ロンドン発

グラクソ・スミスクライン 2020年度業績発表
売上高は340億ポンド、AERベースは1%増、CERベースで3%増

  • 調整後一株当たり利益は115.9ペンス、AERベースで6%減、CERベースで4%減となり、ガイダンスの水準を確保

  • 一株当たり利益合計は115.5ペンス、AERベースで23%増

  • 新薬およびスペシャリティケアの医薬品が力強く成長

  • 2つの新会社設立準備も順調に進捗

2020年度のハイライト

HIV、呼吸器、オンコロジー、およびコンシューマー・ヘルスケアの成長を牽引する主力製品の売上高が堅調な伸びを示し、COVID-19の影響による成人用ワクチン接種のマイナス分をカバー

  • 医療用医薬品は170億ポンド、AERベースで3%減、CERベースで1%減。新薬およびスペシャリティケアの医薬品は97億ポンド、AERベースで11%増、CERベースで12%増
  • ワクチンは70億ポンド、AERベースで2%減、CERベースで1%減。 シングリックスは20億ポンド、AERベースで10%増、CERベースで11%増
  • コンシューマー・ヘルスケアは100億ポンド、AERベースで12%増、CERベースで14%増(プロフォーマCERベースでは2%減*)
  • 新しいバイオ医薬品ポートフォリオは、2020年の9つの承認取得と2021年1月の米国におけるCabenuvaの承認取得によりさらに強化

効果的なコスト管理を通じて、2020年度ガイダンスで示した水準の調整後一株当たり利益を確保

  • グループ全体の営業利益率は22.8%、一株当たり利益合計は115.5ペンス、AERベースで23%増、CERベースで26%増
  • グループ全体の調整後営業利益率は26.1%。調整後一株当たり利益は115.9ペンス、AERベースで6%減、CERベースで4%減
  • 第4四半期の事業からのネットキャッシュフローは40億ポンド。フリーキャッシュフローは30億ポンド

バイオ医薬品の開発パイプラインが大きく進展し、現在、20品目以上が後期臨床試験段階に

  • 2026年までに20品目以上の新薬を上市予定。10品目以上でピーク時の年間売上高が10億ドルを上回る可能性
  • 2021年には、高齢者向けRSウイルスワクチン、COVID-19関連の医薬品およびワクチン、長期作用型抗IL-5受容体拮抗薬、ダプロデュスタット、およびdostarlimabにおけるピボタル試験の開始またはデータ入手を見込む
  • オンコロジー領域のさらなる進展:9つのがん免疫療法および3つの細胞療法を含め、15品目の治験が進行中
  • 抗体医薬、mRNAワクチン、およびジェネティクス/ゲノミクスの新技術取得を含め、20件以上の提携が進行中

2022年の新たなバイオ医薬品企業とコンシューマー・ヘルスケア企業への分社化に向けて、準備は順調に進捗

  • 2020年度の目標であった年間コスト削減3億ポンドと事業売却益11億ポンドを達成
  • バイオ医薬品新会社に関する投資家向け説明会を6月に開催し、資本配分の優先順位とあわせて、イノベーション、コマーシャル戦略、および成長の見通しを発表する予定

ESG(環境・社会・ガバナンス)における持続的な進捗とリーダーシップ発揮

  • Dow Jones Sustainability Index (DJSI)およびSustainalyticsなどの主要な指標で業界上位。2021年度のAccess to Medicines Indexで第1位を獲得
  • 新たな環境目標として、2030年までに気候への影響ネットゼロ、自然環境への影響ネットポジティブの実現を設定

2021年度の調整後一株当たり利益はCERベースで1桁台半ば~後半の減少の見込み

  • 新薬およびスペシャリティケア領域、ならびにコンシューマー・ヘルスケアの一層の成長、開発パイプラインへの投資増額のほか、COVID-19ワクチン接種プログラムの影響によるワクチンの成長遅延を反映
  • 2022年の見通しは不変。引き続き売上高および利益の大幅な改善を見込む

2020年度第4四半期の配当は一株当たり23ペンス。2020年度の年間配当は一株当たり80ペンス。2021年度の年間配当は一株当たり80ペンスを維持する見通し

  • 成長と投資を支える新GSKの配当ポリシーは2022年に施行予定。配当総額は現在を下回る見込み


GSK最高経営責任者のエマ・ウォルムズリーは次のように述べています。
「2020年は全ての人々にとって未曽有の1年となりましたが、GSKにとっては重要な進歩を遂げた1年でもありました。当社は開発パイプラインと新薬上市に積極的に投資するとともに、分社化に向けた準備を整えました。さらにその一方で、緊急的にパンデミック対応にも取り組まなくてはなりませんでした。当社のチームが行動で示した俊敏性と適応力を大いに誇りを感じます。COVID-19により成人用ワクチン接種が大きく影響を受けましたが、新製品の好調な成績や効果的なコスト管理によって、年度ガイダンスで示した業績水準を達成することができました。

特に重要な点として、戦略的目標の達成に向けて予定どおり着実に前進していることが挙げられます。例えば、高付加価値のバイオ医薬品パイプラインの構築を進めると同時に、コンシューマー・ヘルスケアの合弁事業を実質的に統合し、2年間にわたる分社化プログラムの初年度目標を全て達成しました。このように当社は、2022年に計画するバイオ医薬品とコンシューマー・ヘルスケアの競争力ある新会社2社の設立に向けて絶好のポジションを確保しているといえます。これらのことから、世界の人々の健康促進に有意義に寄与し、株主の皆様にとっても大きな価値を創出できると強く確信しております。」


全体の業績結果は英語プレスリリース2ページの概要および12、29ページの「Financial performance」に、調整後業績結果の修正は24、25、39、40ページに記載されています。調整後の業績結果はIFRSに基づかない指標であり、IFRSに基づき提示されている情報に加えて検討する性質のものであり、それに代わるまたはそれより優れているものではありません。調整後業績結果は10ページに記載されており、£%、AER%成長率、CER%成長率、フリーキャッシュフローおよびその他のIFRSに基づかない指標の定義は63ページに記載されています。GSKは、11ページに記載された理由のみに基づいて、調整後結果ベースにガイダンスを提示しています。将来の業績や配当金の支払いに関する全ての見込み、ガイダンスや目標は、64、65ページにある「Outlook, assumptions and cautionary statements」と併せて読む必要があります。
この発表は内部情報を含みます。

* 2020年の報告AER、CER成長率には、ファイザーの前のコンシューマー・ヘルスケア事業の2019年の5カ月間の業績結果が含まれています。プロフォーマCER成長率は、ファイザーが報告している通りの同社のコンシューマー・ヘルスケア事業の7カ月間の業績結果と同等の結果が、2019年の比較期間に含まれているという前提に基づいて計算されています。英語プレスリリース11ページの「プロフォーマ成長」を参照。

 

2020年度業績結果

  2020 成長率 Q4 2020 成長率
  £m £% CER% £m £% CER%
売上 34,099 1 3 8,739 (2) (1)
営業利益合計 7,783 12 15 1,061 (44) (44)
一株当たり利益合計 115.5p 23 26 13.6p (48) (48)
調整後営業利益 8,906 (1) 2 1,817 (2) (1)
調整後一株当たり利益 115.9p (6) (4) 23.3p (6) (5)
営業活動によるネットキャッシュ 8,441 5   3,855 12  
フリーキャッシュフロー 5,406 7   3,106 20  

 

2021年ガイダンス

以下に2021年度の収益に関するガイダンスを示します。

当社は2020年の戦略目標を達成しました。2021年には、計画に従って開発パイプラインへの投資を引き続き増額し、成長を牽引する主要製品の売上拡大をさらに加速させるとともに、分社化に向けた準備をほぼ完成させます。年度後半には医療システムや消費者の動向が正常化に近づくと仮定したうえで、売却済み/検討中のブランドを除外すると、医療用医薬品の売上成長は横ばいから1桁台前半、コンシューマー・ヘルスケアの売上成長は1桁台前半~半ばと、市場の伸びを上回る成長率を予測しています。ワクチン事業については、COVID-19ワクチン接種プログラムを優先する各国政府の政策や、2020年後半のパンデミック再燃に鑑みると、2021年度前半にはさらなる停滞が予想されます。この影響は、特に米国を中心に、シングリックスを含む成人用および青少年のワクチン接種に及ぶと見込まれます。短期的にこのような影響がありますが、ワクチン製品に対する活発な需要を引き続き確信しており、年度後半にはシングリックスをはじめ、力強い回復がみられ、成長に寄与すると思われます。2021年のワクチンの売上成長は横ばいから1桁台前半を予想しています。以上の要因を反映し、2021年のCERベースの調整後一株当たり利益のガイダンスは、パーセンテージで1桁台半ば~後半の減少としています。

6月に開催を予定しているバイオ医薬品新会社に関する投資家向け説明会において、近年構築してきた開発パイプラインの詳細を含め、同社の中期的な成長見込みと財務見通しを詳しくご説明する予定です。これと同時に、新たな配当ポリシーの詳細を公表します。この配当ポリシーは、長期的に持続可能な株主価値の実現を重視した、最適な資本構造と投資の優先順位付けを反映したものです。新しい配当ポリシーにより、健全な配当性向の情報に基づく、優位性と魅力を伴う株主利益を実現できると考えています。GSKとしての配当総額は現在を下回る見込みです。新しい配当ポリシーは2022年度の配当金の支払いから施行する予定です。

将来の業績や配当金の支払いに関する全ての見込み、ガイダンスや目標は、英語プレスリリース64、65ページにある「Outlook, assumptions and cautionary statements」と併せて読む必要があります。2021年1月31日の終値(1.37ドル/1ポンド、1.13ユーロ/1ポンド、144円/1ポンド)の為替レートが2021年末まで続くと仮定した場合、2021年のスターリングでの売上高成長に対するマイナスの影響はおよそ4%と推定され、為替差損益が2020年と同じ水準とみなされた場合、2021年のスターリング調整後一株当たり利益成長に対するマイナスの影響はおよそ7%と推定されます。

 

プレスリリースの原文は https://www.gsk.com/media/6557/fy-2020-results-announcement.pdf をご参照ください。

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