GSK、狂犬病ワクチンおよびダニ媒介脳炎ワクチンの Bavarian Nordic社への売却を完了
この資料は、英国グラクソ・スミスクラインplcが2019年12月31日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。詳細は https://www.gsk.com をご参照ください。
2019年12月31日 英国ロンドン発
GSK、狂犬病ワクチンおよびダニ媒介脳炎ワクチンのBavarian Nordic社への売却を完了
グラクソ・スミスクライン(本社:英国、以下GSK)は2019年12月31日、トラベラーズワクチンであり、狂犬病の予防及び発病阻止を効能・効果とした「ラビピュール筋注用」(以下「ラビピュール」米国での商品名:Rabavert)とダニ媒介脳炎予防を効能・効果としたEncepurのBavarian Nordic社への売却を完了したことを発表しました。
2019年10月21日に発表した合意事項に沿い、GSKには契約前渡金として3億800万ユーロ(2億6,300万ポンド)が既に支払われました。また今後は、マイルストーン支払い金も含め、合計対価で最高9億5,500万ユーロが支払われることになります。
これら製品の売却は、GSKのワクチン事業において、さらなる成長が見込まれる製品、研究開発およびサプライチェーンの簡素化により注力し、再投資していくというGSKの戦略に基づいて決定されました。
- ラビピュールについて(米国およびカナダにおける商品名:Rabavert)
ラビピュールは、致死性の高い狂犬病(狂犬病ウイルスは急性かつ不変の致死的疾患を引き起こします)から人々の命を守るワクチンです。これまでに数多くの臨床的および安全性のエビデンス、WHOの事前認証によりその有用性が実証され、30年の使用実績を持つワクチンです。狂犬病の疑いのある動物に噛まれた人(PEP1:曝露後接種)や、狂犬病ウイルスに対して免疫を持たない人(PrEP2:曝露前接種)に対して接種が行われます。 - Encepurについて
Encepurは、ダニ媒介脳炎(TBE)の高リスク集団に対する能動免疫を目的としたワクチンで、実証された有効性と長期持続性のデータに基づき、接種方法を柔軟に変更できるという特徴があります。(日本国内未承認) - GSKについて
GSKは、より多くの人々に「生きる喜びを、もっと」を届けることを存在意義とする科学に根差したグローバルヘルスケアカンパニーです。詳細については https://jp.gsk.com/ をご参照ください。 - Bavarian Nordic社について
Bavarian Nordic社は、デンマークに拠点を置き、がん免疫療法と感染症に対するワクチンの研究開発、製造を専門とするバイオテクノロジー企業です。
1 Post-Exposure Prophylaxis, i.e., administered after known or possible exposure to rabies virus
2 Pre-Exposure Prophylaxis, i.e., administered before possible exposure to rabies virus
なお、日本を含む世界各国において、これら製品への安定したアクセスと継続的な供給を確保するため、製造移管が完了するまでは、GSKが引き続き製造と供給を行います。また日本国内における業務移管に関する詳細については、決定次第、改めてお知らせいたします。
将来の見通しに関する注意事項
本リリースを含め、GSKによる将来の見通しに関する記述または予測は、実際の結果と大きく異なる可能性のあるリスクと不確実な要素が含まれています。その要因は、会社の2018年のフォーム20-Fの年次報告書内3.D「主なリスクと不確実性」に記載されているものを含みますが、それらが全てではないことを投資家の皆さまにお知らせいたします。