COVID-19の治療薬
GSKはモノクローナル抗体についてVir Biotechnology社と共働しています。
このモノクローナル抗体は、日本においては、重症化リスク因子を有し、酸素投与を要しない成人及び12歳以上かつ体重40kg以上の小児患者での軽症から中等症のCOVID-19治療薬として2021年9月27日に特例承認にて製造販売承認を取得しています。2022年12月までに約19万人の方に投与されました。
アジュバント添加ワクチンの開発
GSKは、いくつかの企業との提携のもと、GSKのワクチンアジュバント技術へのアクセスを提供しています。
ワクチンにアジュバントを添加することでワクチンに対する免疫反応を向上させることができます。そのため、アジュバントの活用により1回の接種における抗原量が抑えられ、ワクチンの生産数量を増やすことができます。ワクチンを大量に生産しなければならないパンデミックの状況下においては特に重要とされます。
提携先企業として、サノフィ社、メディカゴ社、SK Bioscience社があります。
mRNAワクチンの開発
アジュバント添加ワクチンの開発に加え、GSKはCureVac社と共同で、複数のCOVID-19変異株に有効な可能性のあるmRNAワクチンの開発を進めています。2021年に有望な前臨床試験結果を発表し、海外においては2022年に臨床試験を開始しています。
GSKの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への取り組み(英語)はこちらのサイト(https://www.gsk.com/en-gb/media/our-response-to-covid-19/)から参照できます。