オンコロジー

がんは容赦ありませんが、私たちもあきらめません。私たちはイノベーションの限界を押し広げ、がん治療における可能性を変革することを目指しています。病気の進行を抑え、患者さんの治療結果をより良くし、最終的にはがんを未然に防ぐことに貢献したいと考えています。

オンコロジー
Immuno-oncology science image

標的治療薬で前進していく

がんは世界で最も深刻な健康課題の一つで、生涯のうちに5人に1人ががんと診断されています[1]。医療の進歩にもかかわらず、全がん種を合わせた世界の生存率は約69%にとどまっており、患者さんの生活の質や長期生存、治療成績を改善するイノベーションの必要性が高まっています。

[1] WHO:Global cancer burden growing, amidst mounting need for services

がんに先手を打つために、私たちは実際に大きな違いを生み出せる領域に注力しています。プレシジョンメディシン(精密医療)に焦点を当てることで、がんを引き起こす遺伝的要因の理解を深め、適切な治療を適切な患者さんに結びつける新たな方法を研究しています。拡大する製品群と有望なパイプラインを通じて、病気の早期段階で介入し、患者さんの治療の経過を改善することを目指しています。

私たちは、抗体薬物複合体(ADC)などの腫瘍標的技術、次世代の低分子薬、T細胞エンゲージャーといった多様で革新的ながん治療パイプラインを前進させています。ヒト遺伝学や免疫学の深い知見を活かし、戦略的なパートナーシップや事業開発と組み合わせることで、複数のがん領域の患者層や治療段階に対応する新しい治療選択肢を開発することを目指しています。私たちの目標は、患者さんにとって実質的な改善をもたらすと同時に、研究開発の取り組みをさらに拡大していくことです。

血液がん

多発性骨髄腫は、世界で3番目に多い血液がんで、年間約18万人が新たに診断されています[1]。治療は可能とされていますが根治は難しく、患者さんは繰り返す再発や治療抵抗性という厳しい状況に直面します。私たちの目標は、あらゆる治療段階で多発性骨髄腫患者さんの選択肢を広げることです。現在の治療が抱える課題に対応し、より良い治療成績を届けるための革新的な解決策を模索しています。

[1] Multiple Myeloma. World Health Organization International Agency for Research on Cancer.

骨髄線維症はまれな血液がんで、骨髄で異常にコラーゲンが産生され、骨髄が線維化してしまうことにより、正常な血球がつくれなくなる病気です。ほとんどの患者さんが最終的に貧血になり、定期的な輸血が必要になります[1-3]。貧血があり輸血に依存するような骨髄線維症患者さんは予後が悪く、寿命が短くなる傾向があります[4,5]。私たちは先進技術と血液学の専門知識を活かし、このような満たされていない医療ニーズに応えて、患者さんの治療成績を改善することを目指しています。

[1] Bone marrow fibrosis in myelofibrosis: pathogenesis, prognosis and targeted strategies | Haematologica
[2] Naymagon, L., Mascarenhas, J. Myelofibrosis-Related Anemia: Current and Emerging Therapeutic Strategies. HemaSphere. 2017;1
[3] Tefferi A, et al. Use of the Functional Assessment of Cancer Therapy--anemia in persons with myeloproliferative neoplasm-associated myelofibrosis and anemia. Clin Ther. 2014;36(4):560-566.
[4] Nicolosi M, et al. Sex and degree of severity influence the prognostic impact of anemia in primary myelofibrosis: analysis based on 1109 consecutive patients. Leukemia. 2018;32(5):1254-1258.
[5] Elena C, et al. Red blood cell transfusion-dependency implies a poor survival in primary myelofibrosis irrespective of IPSS and DIPSS. Haematologica. 2011;96(1):167-170.

婦人科がん

私たちは、子宮体がんや卵巣がんなどの治療におけるブレークスルーを目指しています。

子宮体がんは世界の女性において6番目に多いがんです[1]。私たちの研究は、子宮体がんに関わる特定のバイオマーカーや腫瘍細胞共通の脆弱性を特定することで、その病気の根本的な仕組みをターゲットとする治療法を開発することに注力しています。

卵巣がんは世界で8番目に多いがんで、世界では毎年20万人以上の女性がこの病気で亡くなっています[1]。卵巣がんは発見が遅れがちで、治療成績も不良になりやすい疾患です。私たちは、新たに診断された患者さんや進行卵巣がんで暮らす患者さんの治療効果を最大化し、生存率や生活の質を向上させる方法を研究しています。

[1] GLOBOCAN 2022

進化を続けるがん免疫療法

免疫腫瘍学は本来体に備わっている免疫システムの力を利用してがんと闘う医学の一分野です。この原理を用いた治療法は、多くのがん患者さんの予後を大幅に改善していますが、新たな免疫腫瘍学的治療法や併用療法の探索は重要です。

私たちは、免疫システムががん細胞をより効果的に認識し死滅させる治療薬の可能性を積極的に探求しています。また、併用療法によって患者さんの予後を向上させる適切なバイオマーカーと患者グループを特定するための研究を進めています。さらに、患者さんの治療の経過と生活の質をより向上させるために、適切な治療薬を適切な患者さんに届ける精密医療に基づく技術の可能性を探求しています。

※本コンテンツは、英国に本社を置くGSKグループを紹介するもので、日本国内に居住している方を対象としています。