感染症

私たちは70年以上にわたり、細菌、ウイルス、寄生虫によって引き起こされる感染症の研究の最前線に立ってきました。私たちの感染症のポートフォリオは業界で最も幅広いもののひとつで、ワクチン、抗菌薬、抗ウイルス薬、抗真菌薬が含まれています。

専門知識を活かして感染症に取り組む

感染症
Influenza science image

感染症は、世界全体の死亡原因の6人に1人を占めています[1]。一般的な感染症であっても、有効なワクチン、医薬品、または抗菌薬へのアクセスが十分でない場合、患者さんの生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。感染症領域のリーダーとして、私たちは予防と治療に向けた新たなソリューションへの投資に引き続き取り組んでまいります。

GSKは70年以上にわたり感染症領域のイノベーションを牽引してきました。私たちの医薬品およびワクチンのパイプラインは業界でも最大規模かつ最も多様なものの一つであり、世界的にアンメット・ニーズの高い複数の疾患領域や疾患を対象とした予防および治療法の開発を目指しています。感染症対する私たちの専門知識と能力は、疾患の予防に貢献するとともに薬剤耐性(AMR)の課題の克服に向けた取り組みを強力に後押しします。

[1] Global Health Estimates 2019: Global Health Estimates: Life expectancy and leading causes of death and disability. Geneva, World Health

呼吸器系ウイルス

私たちは50年以上にわたり、呼吸器疾患の管理をサポートする治療薬において、リーダーであり続けています。インフルエンザ、気管支炎、RSウイルス(RSV)、喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患は、世界の人々の健康に大きな影響を与えています。私たちは、呼吸器疾患の負担を軽減し、健康状態を改善し、命を救うための治療法の開発に取り組んでいます。

また、これらの病気を予防することにも注力しています。気管支炎のような病気を引き起こす季節性ウイルスを研究しており、高齢者や基礎疾患を持つ人々にとって重大なリスクとなるこれらのウイルスに対する予防策を模索しています。また、アジュバントや次世代mRNAなどの先駆的なワクチン技術を使用して、より広範な呼吸器ウイルスから人々の健康を守る方法を探求しています。

感染症領域の研究

薬剤耐性(AMR)はすでに年間100万人以上の死因となっています[1]。緊急の対策を講じなければ、2050年までに約4,000万人の命が失われる可能性があります[2]。私たちのパイプラインには、AMRに関連する30以上のプロジェクトがあり、そのうち12件はWHOや米国疾病予防管理センター(CDC)によって「クリティカル」または「緊急」と位置づけられている病原体を対象としています。私たちは薬剤耐性菌感染症に対する新規抗菌薬の開発を含め、AMRの課題に積極的に取り組んでいます。

AMRは特に医療資源の限られた地域で蔓延しています。サルモネラ、腸チフス、赤痢菌、パラチフスなど、AMR問題に直面するいくつかの腸管感染症に対する治療法の研究を続けています。私たちは、政府、国際機関、学術機関と協力し、知見、リソース、専門知識を共有することで、新規抗菌薬の開発を加速し、既存治療の適正使用を促進し、世界規模のAMRに対する効果的な戦略を実行しています。

薬剤耐性感染症:尿路感染症(UTI)や淋菌感染症などの一般的な感染症に罹患した患者さんには、現在使用可能な抗菌薬に対する耐性のために治療失敗のリスクが高まっています。世界的に見て、淋菌感染症の原因菌であるNeisseria gonorrhoeaeは、複数の抗菌薬クラスに対する耐性を段階的に獲得しています。未治療のまま放置、または適切に治療されない場合、淋菌感染症は不妊症やその他の性的・生殖健康の合併症を引き起こす可能性があります。新たな薬剤耐性株の出現は重大な懸念事項であり、Neisseria gonorrhoeaeはWHOによって優先病原体として位置づけられています。

治療薬に対する耐性が世界的に着実に拡大する中、私たちの拡充を続ける抗感染症薬ポートフォリオは、依然として大きなアンメットメディカルニーズが存在する分野でイノベーションに取り組み続ける私たちの強いコミットメントを示しています。

[1] Global burden of bacterial antimicrobial resistance 1990-2021: a systematic analysis with forecasts to 2050
[2] Naghavi Mo et al. Global burden of bacterial antimicrobial resistance 1990–2021: a systematic analysis with forecasts to 2050, The Lancet 2024; 404: 1199 - 1226

帯状疱疹

帯状疱疹は、水痘を引き起こすウイルスの再活性化によって引き起こされる痛みを伴う疾患であり、時には長期的な神経痛や視力の喪失などの深刻な結果を伴うことがあります。生涯で3人に1人が帯状疱疹を発症します[1]

私たちは、医療関係者と協力して、帯状疱疹に関する理解を継続的に深め、この疾患の予防、診断、管理を向上させる先駆的なソリューションの開発に継続的に取り組んでいます。

[1] Shiraki K. et al.: Open Forum Infect Dis. 4(1), ofx007, 2017.

急性細菌感染症

髄膜炎:細菌性髄膜炎に感染した人の6人に1人が死亡し、5人に1人が深刻な合併症に直面します[1]。できるだけ多くの子どもや青少年を守るために、私たちは疾患のメカニズムを包括的に理解し、効果的に髄膜炎を標的として治療するために取り組んでいます。髄膜炎を引き起こす細菌の異なる血清型についての理解を深め、髄膜炎を引き起こす細菌株を特異的に標的として対抗するワクチンの開発を目指しています。これにより、より広く、より効果的な予防および治療戦略につながる可能性があります。

[1] WHO and France convene high-level meeting to defeat meningitis


肺炎球菌感染症:肺炎球菌によって引き起こされるあらゆる病気の総称で、肺炎、敗血症、髄膜炎などが含まれます。より広範に防御することができるワクチンの研究は、根本からどう予防できるかについての理解を深めることを目指しています。私たちは、肺炎球菌感染症の研究においてMAPS技術を活用し、重要な科学的・公衆衛生上の課題に対応する可能性を探っています。

B型肝炎

B型肝炎は2億5千万人以上に影響を及ぼしている世界的な健康問題です。WHOの推定によると、これらの人々のうち診断を受けているのはわずか13%です。毎年ほぼ100万人がB型肝炎および関連する肝臓がんなどの合併症で亡くなっています[1]

私たちは感染症、免疫学およびヒト遺伝学に関する深い専門知識を活かし、35年以上にわたってB型肝炎の研究を推進してきました。私たちの研究は、B型肝炎の複雑で多様な性質の理解を深め、今後の治療法の進展に役立つ可能性があります。私たちは継続的な治療の必要性を減らし、最終的には肝疾患の合併症を発症する長期的なリスクをも低減することを目指しています。

[1] WHO: Hepatitis B https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/hepatitis-b

※本コンテンツは、英国に本社を置くGSKグループを紹介するもので、日本国内に居住している方を対象としています。