私たちをイノベーターやディスラプターへと駆り立てるものは何か? それは、世界中でHIVとともに生きる3,900万人の人々です。私たちの使命は、HIVとともに生きる人を誰ひとりも置き去りにしないことです。
私たちの目標は、HIVが人々の生活に及ぼす影響を、治療、予防、究極的には治癒によって最小限に抑えることです。この目標を達成するため、HIVと共に生きる人々が服用する薬の量を大幅に削減できうるHIV感染症の治療と予防の開発に取り組んでいます。例えば、毎日の服用薬から、年間6日だけの服用治療へと減らすということです。
私たちは、患者さんと医療従事者のインサイトを、パイプラインとポートフォリオ戦略の両方に取り入れています。製薬会社、バイオテクノロジー企業、政府機関、学術機関、非営利団体といった世界の50以上の団体との活発な提携に加えて、200以上の研究を支援しており、HIV/AIDSとともに生きる人のために、強固かつ多様なパイプライン開発がさらに加速されるよう貢献しています。
革新的なパートナーシップ
私たちは、前臨床段階にある第3世代インテグラーゼ阻害剤について、塩野義製薬と独占ライセンス契約を締結しています。この薬剤は作用時間が長いため、現在の標準治療薬よりも投与間隔を伸長できると期待されています。
また、Halozyme社とはドラッグデリバリー技術に関する独占ライセンス契約を発表しました。この技術は皮下に一時的な膨張を生じさせることで痛みや不快感なく投与できる薬剤の量を増やすというもので、これによって投与間隔を2カ月に1度から半年に1度にまで延長できる可能性があります。
私たちの最終目標はHIV感染症を治癒する方法を確立するということにあります。