グラクソ・スミスクライン 第2四半期業績発表

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この資料は、英国グラクソ・スミスクラインplcが2021年7月28日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先されます。詳細は https://www.gsk.com をご参照ください。

2021年7月28日 英国ロンドン発

グラクソ・スミスクライン 第2四半期業績発表
売上高は81億ポンド、AERベースで6%増、CERベースで15%増

  • 一株当たり利益は27.9ペンス、AERベースで39%減、CERベースで28%減
  • 調整後一株当たり利益は28.1ペンス、AERベースで46%増、CERベースで71%増

ハイライト

強力なコマーシャル業務遂行により売上高が増加し、前年度比は良好な結果

  • 医療用医薬品は42億ポンド、AERベースで3%増、CERベースで12%増。新製品およびスペシャリティ領域が伸びを示す(CERベースで25%増)。呼吸器領域はCERベースで36%増、免疫炎症領域はCERベースで46%増、オンコロジー領域はCERベースで69%増、HIV領域はCERベースで14%増
  • ワクチンは16億ポンド、AERベースで39%増、CERベースで49%増。CERベースで46%増となった髄膜炎ワクチンの大幅な増加を反映。エスタブリッシュワクチンはCERベースで28%増、シングリックスは米国における顕著な業績改善によりCERベースで1%増。パンデミックアジュバントは2億5800万ポンドの売上。下半期はシングリックスの引き続き堅調な伸びを見込む
  • コンシューマー・ヘルスケアは23億ポンド、AERベースで4%減、CERベースで3%増(売却済み/検討中のブランドを除外するとCERベースで7%増)
効果的なコスト管理が功を奏し、調整後一株当たり利益の増加を達成
  • グループ全体の営業利益率は20.7%。一株当たり利益は27.9ペンス、AERベースで39%減、CERベースで28%減
  • グループ全体の調整後営業利益率は26.7%。調整後一株当たり利益は28.1ペンス、AERベースで46%増、CERベースで71%増(上半期はAERベースで10%減、CERベースで2%増)。これには、第2四半期のCOVID-19ソリューション関連の売上(AERベースで約20%増、CERベースで21%増)が含まれる(上半期ではAERベースで7%増、CERベースで7%増)
  • 第2四半期の事業からのネットキャッシュフローは13億ポンド。フリーキャッシュアウトフローは3億1600万ポンド
研究開発において引き続き成果を挙げるとともにパイプラインを強化
  • HIV感染予防(PrEP)を目的としたカボテグラビルに対するFDAの逐次審査が完了
  • 慢性腎臓病に伴う貧血(腎性貧血)に対する新規治療薬ダプロデュスタットの第III相試験での良好な結果
  • 3件の新たな戦略的提携を発表。iTeos社、Alector*社、Halozyme社との提携を通じて、次世代のがん免疫、神経免疫、HIV領域におけるパイプラインを強化
  • sotrovimabの緊急使用許可取得。また、サノフィとの提携によるアジュバント添加COVID-19ワクチンの第III相試験が開始されると共に、欧州医薬品庁(EMA)の逐次審査も開始
6月に発表されたInvestor Updateでは、新たな成長の見通しと、株主価値を最大化するための計画について概説
  • GSKはワクチンとスペシャリティ領域の医薬品ポートフォリオ並びに後期パイプラインの牽引により、2022年から売上高、営業利益、業績面における大幅な変革を予定
  • 世界をリードするコンシューマー・ヘルスケア企業を創出する分離を、2022年半ばに実施
2021年の一株当たり利益の確認と2022年の展望の再確認
  • 2021年の調整後一株当たり利益はCERベース(%)で一桁台半ばから後半の低下
  • 2022年には売上高、利益ともに大幅な改善を予想
  • 2021年のガイダンスおよび2022年の展望にはCOVID-19関連ソリューションの収益の影響は除外
第2四半期の配当は一株当たり19ペンス。2021年は引き続き一株当たり80ペンスとなる見込み

 

GSK最高経営責任者のエマ・ウォルムズリーは次のように述べています。

「第2四半期は優れた業績を示すことができました。GSKは、この上昇基調を下半期も継続し、2021年のガイダンスにおける利益がより良い地点で着地し、2022年には大幅な業績改善を示すものと予想しています。GSKはパイプラインの強化を継続し、2社への分離に向けて順調に進んでいます。GSKの明確な優先事項は、コンシューマー・ヘルスケアの価値を引き出し、現在見込まれる企業成長および業績面における大幅な変革をもたらすことに集中することです。」


全体の業績結果は2ページ目に要約するとともに英語プレスリリース12、27ページの「Financial performance」に、調整後業績結果の修正は23、24、38、39ページに記載されています。調整後の業績結果はIFRSに基づかない指標であり、IFRSに基づき提示されている情報に加えて検討する性質のものであり、それに代わるまたはそれより優れているものではありません。調整後業績結果は10ページに記載されており、£%、AER%成長率、CER%成長率、フリーキャッシュフローおよびその他のIFRSに基づかない指標の定義は67ページに記載されています。COVID-19関連ソリューションも67ページに定義されています。GSKは、11ページに記載された理由に基づいて、調整後結果のみをベースにガイダンスを提示しています。将来の業績や配当金の支払いに関する全ての見込み、ガイダンスや目標は、68、69ページにある「Outlook, assumptions and cautionary statements」と併せて読む必要があります。*HSR(米国独占禁止法)の許可が必要です。

 

2021年第2四半期業績結果

  Q2 2021 成長率 H1 2021 成長率
  £m £% CER% £m £% CER%
売上 8,092 6 15 15,510 (7) (1)
営業利益合計 1,675 (41) (30) 3,368 (31) (21)
一株当たり利益合計 27.9p (39) (28) 49.4p (36) (27)
調整後営業利益 2,158 23 43 4,039 (9) 3
調整後一株当たり利益 28.1p 46 71 51.0p (10) 2
営業活動によるネットキャッシュ 1,292 (53)   1,623 (56)  
フリーキャッシュフロー 316 (84)   313 (87)  

 

2021年ガイダンス

2021年のガイダンスとして、COVID-19ソリューション関連の収益による影響を除外すると、調整後一株当たり利益がCERベース(%)で一桁台半ばから後半の範囲で低下するという予想が再確認されました。

2021年には、予定通り引き続きパイプラインへの投資を増加させ、成長を牽引する主力製品にみられている売上の伸びを足掛かりとし、分社化に向けた準備をほぼ終えることになります。下半期には医療体制と消費者動向が通常の状態に近づくと想定した上で、今後の医療用医薬品の収益はCERベースで一桁台前半の範囲で横ばいとなり、コンシューマー・ヘルスケアの収益については、上述の市場成長から売却済み/検討中のブランドを除くと、CERベースで一桁台前半から半ばの範囲の伸びがみられると予想しています。ワクチン事業に関しては、2020年通年の業績発表に示した通り、政府によるCOVID-19ワクチン接種プログラムの優先とパンデミック抑制を目的とした継続中の措置を踏まえ、上半期には影響が生じると想定していました。このことは、とりわけ米国において、シングリックスを含む、成人および青年を対象とした予防接種に影響を及ぼすと見込まれており、実際に2021年度第1四半期のワクチンの業績にもそれが表れています。多くの国々、特に米国と英国ではCOVID-19に対するワクチン接種率が高くなってきており、医療体制を通常の状態に戻す上で一役買うという希望も見えてきています。一方で他の主な市場での導入ペースには世界的な差別化がみられております。従って、COVID-19の影響、予防接種プログラムの実施スピード、パンデミックの状況の緩和に関しては依然として不透明な点があります。下半期は引き続き強い回復と業績への貢献を見込んでいますが、シングリックスの米国以外の市場での売上の回復が遅れているため、2021年のワクチンの収益はほぼ横ばいと予想しています。GSKは、ワクチン製品の潜在的な需要を確信しています。

2021年第2四半期の良好な業績は、2021年下半期に向けて成人を対象としたワクチン接種の需要が改善し、医療体制と消費者動向が通常の状態に近づいていと見ていることもあり、COVID-19ソリューション関連の影響を除いて、通年の調整後一株当たり利益をCERベース(%)で一桁台半ばから後半の範囲で低下するというガイダンスの範囲内の良好な地点で達成できることを確信させるものでした。

 

2021年のCOVID-19ソリューションに対する予想

2021年上半期のCOVID-19ソリューション関連の売上高は2億7600万ポンドでした。うち2億6000万ポンドはパンデミックワクチンであり、さらにそのうちの2億5800万ポンドはパンデミックワクチンアジュバントでした。治療薬sotrovimabの売上高は1600万ポンドでした。上半期の調整後一株当たり利益に対する貢献度は約7%でした。通年では、COVID-19ソリューション関連は、調整後一株当たり利益の成長率の約4~6%に寄与するという予想です。この予想数値は、2021年のsotrovimab契約の成功、2022年のパンデミックアジュバント契約の成功、およびこのような潜在的な見込みに備えて製造を継続した場合に見込まれる売上原価に基づいています。

将来の業績や配当金の支払いに関する全ての見込み、ガイダンスや目標は、英語プレスリリース68、69ページにある「Outlook, assumptions and cautionary statements」と併せて読む必要があります。2021年6月30日の終値(1.39ドル/1ポンド、1.17ユーロ/1ポンド、153円/1ポンド)の為替レートが2021年末まで続くと仮定した場合、2021年のスターリングでの売上高成長に対するマイナスの影響は5%と推定され、為替差損益が2020年と同じ水準とみなされた場合、2021年のスターリング調整後一株当たり利益成長に対する影響は、およそ10%と推定されます。

 

プレスリリースの原文はhttps://www.gsk.com/media/7124/q2-2021-results-announcement.pdfをご参照ください。

GSKは、科学に根差したグローバルヘルスケアカンパニーです。詳細情報はhttps://jp.gsk.comをご参照ください。