グラクソ・スミスクライン 2020年第3四半期業績発表

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この資料は、英国グラクソ・スミスクラインplcが2020年10月28日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先されます。詳細は https://www.gsk.com をご参照ください。

2020年10月28日 英国ロンドン発

グラクソ・スミスクライン 2020年第3四半期業績発表
堅調な販売実績、さらなる戦略的進展を示す
売上高は86億ポンド、AERベースで8%減、CERベースで3%減(プロフォーマCERベースは5%減*)

一株当たり利益は25.0ペンス、AERベースで20%減、CERベースで9%減
調整後一株当たり利益は35.6ペンス、AERベースで8%減、CERベースで1%増

2020年第3四半期業績および製品に関するハイライト

  • グループ全体の売上高は86億ポンド、AERベースで8%減、CERベースで3%減(プロフォーマCER*ベースは5%減、売却済みおよび売却検討中のブランドを除くと3%減)。医療用医薬品は42億ポンド、AERベースで7%減、CERベースで3%減。ワクチンは20億ポンド、AERベースで12%減、CERベースで9%減。コンシューマー・ヘルスケアは24億ポンド、AERベースで4%減、CERベースで2%増(プロフォーマCER*ベースは6%減)。呼吸器領域、HIV領域、オンコロジー領域、およびコンシューマー・ヘルスケアの成長を牽引する主力製品の業績が堅調であったために、COVID-19がもたらすと予想された危機的なマイナス要因が一部相殺された。
  • 新薬およびスペシャリティケア領域の医薬品(長期販売製品を除く)の売上高は25億ポンド、AERベースで8%増、CERベースで12%増。
  • 呼吸器領域製品の売上高は9億7,800万ポンド、AERベースで21%増、CERベースで26%増。テリルジーの売上高は1億9,400万ポンド、AERベースで40%増、CERベースで45%増。ヌーカラの売上高は2億5,100万ポンド、AERベースで24%増、CERベースで29%増。
  • HIV治療薬の売上高は12億ポンド、AERベースで4%減、CERベースでは横ばい。2剤併用レジメンの売上高は2億2,200万ポンド、AERベースで87%増、CERベースで94%増。
  • オンコロジー領域の売上高は9,900万ポンド、AERベースで55%増、CERベースで58%増。
  • シングリックスの売上高は3億7,400万ポンド、AERベースで30%減、CERベースで25%減。米国での処方率は第3四半期末には2019年のレベルにまで回復。
  • グループ全体の営業利益率は21.5%。グループ全体の調整後営業利益率は30.8%。販売費および一般管理費(SG&A)の減少は現在特に積極的に行っているコスト管理を反映。第3四半期の研究開発費は減少したが、後期開発段階にあるパイプラインへ引き続き投資していくため、2020年通年の研究開発費は一桁台半ばから後半の増加になると予想される。
  • 一株当たり利益は25.0ペンス、AERベースで20%減、CERベースで9%減。資産売却と業績の改善により偶発負債の不利な変更が相殺されたことを反映。
  • 調整後一株当たり利益は35.6ペンス、AERベースで8%減、CERベースで1%増。実効税率の上昇とコンシューマー・ヘルスケアで得られた利益の非支配持分により営業利益の伸びが一部相殺されたことを反映。
  • 第3四半期の事業からのネットキャッシュフローは9億ポンド。フリーキャッシュフローはマイナス2億ポンド。
  • 第3四半期の配当は19ペンス。

ガイダンス

  • 2020年通年の調整後一株当たり利益は、CERベースで-1%~-4%の下限辺りで順調に推移している。

開発パイプラインに関するハイライト

  • 第2四半期業績の発表以降、バイオ医薬品パイプラインでは継続的な進展がみられ、次の3つの承認を取得:Blenrepが、多発性骨髄腫を適応とした初の抗BCMA療法としてFDAおよび欧州委員会(EC)より承認取得;テリルジーが喘息を適応としてFDAより承認取得;ヌーカラが好酸球増加症候群(HES)を適応とした初の生物学的製剤としてFDAより承認取得。
  • HIV治療を目的とした長期作用型レジメンとしてのカボテグラビル+リルピビリンに加え、卵巣がんを対象としたファーストラインの単剤維持療法となるZejulaに対し、欧州医薬品庁(EMA)ヒト用医薬品委員会(CHMP)より肯定的見解が示された。
  • 第I/II相臨床試験で良好なデータが得られたことから、妊産婦および高齢者を対象としたRSウイルスワクチンの第III相臨床試験が、本年第4四半期と2021年第1四半期に開始される。
  • 5価髄膜炎ABCWYワクチン候補を用いた第III相臨床試験において最初の被験者に対するワクチンの接種が行われた。

COVID-19への対応に関する最新情報

  • サノフィとGSKとの共同開発による遺伝子組換えタンパク質ベースのアジュバント添加ワクチン候補を用いた第I/II相臨床試験を開始。第III相臨床試験は2020年12月に開始する予定。
  • 米国、EU、英国、カナダで、サノフィとGSKとの共同開発によるワクチンに対する供給合意がなされた。世界中でCOVID-19ワクチンへの効果的かつ公平なアクセスの確保を目指し、COVAXファシリティとの同意書に署名した。
  • Vir BiotechnologyとGSKの協業において、COVID-19に罹患した高リスクの外来患者を対象とした抗体治療薬(VIR-7831)の第III臨床試験が進行中。現時点では、2020年末までに初回結果が得られる見込み。

 

2020年第3四半期業績結果

  Q3 2020
£%
成長率 2020年
9カ月目まで
成長率
  £m £% CER% £m £% CER%
売上 8,646 (8) (3) 25,360 2 4
営業利益合計 1,858 (13) (2) 6,722 33 37
一株当たり利益合計 25.0p (20) (9) 102.0p 51 55
調整後営業利益 2,665 (4) 4 7,089 - 3
調整後一株当たり利益 35.6p (8) 1 92.6p (7) (4)
営業活動によるネットキャッシュ 861 (66)   4,586 -  
フリーキャッシュフロー (180) >(100)   2,300 (7)  

全体の業績結果は英語プレスリリース12,27ページの「Financial performance」に、調整後業績結果の修正は23、24、38、39ページに記載されています。調整後の業績結果はIFRSに基づかない指標であり、IFRSに基づき提示されている情報に加えて検討する性質のものであり、それに代わるまたはそれより優れているものではありません。調整後業績結果は10ページに記載されており、£%、AER%成長率、CER%成長率、フリーキャッシュフローおよびその他のIFRSに基づかない指標の定義は62ページに記載されています。GSKは、11ページに記載された理由のみに基づいて、調整後結果ベースにガイダンスを提示しています。将来の業績や配当金の支払いに関する全ての見込み、ガイダンスや目標は、63、64ページにある「Outlook, assumptions and cautionary statements」と併せて読む必要があります。

* 報告AER、CER成長率には、ファイザーの前のコンシューマー・ヘルスケア事業の1年7カ月間の業績結果が含まれています。プロフォーマCER成長率は、ファイザーが報告している通りの同社のコンシューマー・ヘルスケア事業の7カ月間の業績結果と同等の結果が、2019年第3四半期および2019年9カ月目までとした比較期間に含まれているという前提に基づいて計算されています。英語プレスリリース11ページの「プロフォーマ成長」を参照。


最高経営責任者のエマ・ウォルムズリーは次のように述べています。

「GSKは、今年の厳しい事業環境にも適切に対応してきています。これには、厳格なコスト管理に加え、ヌーカラ、テリルジー、ベンリスタ、2剤併用HIVレジメン、Zejula、シングリックス、コンシューマー・ヘルスケアブランドの優先品など、主要な成長製品の販売が堅調な勢いを保っていることが寄与しています。このことと、第3四半期にみられたワクチン接種率の改善を合わせて考えると、2020年の収益ガイダンス・レンジ内で順調であると言えます。加えて、GSKグループを、バイオ医薬品事業とコンシューマー・ヘルスケア事業の2社に分社化するための準備も引き続き順調です。これにより、持続的成長の達成とともに株主に対するリターンも提供できると確信しています。

研究開発においても継続して成果を挙げています。第2四半期業績の発表以降、3製品の承認取得があり、また、有望なRSウイルスワクチンについて第III相臨床試験の開始につながる新たな臨床データが発表されました。さらにGSKは、提携する企業や機関とともに、COVID-19ソリューションの取り組みを急速に進めており、それには、抗体治療薬VIR-7831や、アジュバント添加ワクチン3剤の臨床試験が含まれます。年末までには、これら全てのデータが得られるものと期待しています。」

2020年ガイダンス

2020年2月5日の2019年度業績発表時には、2020年の通年予想に関して、調整後一株当たり利益はCERベースで-1%~-4%の範囲で低下する見込みであるというガイダンスを示しました。このガイダンスには、主要な新製品の成長への期待に加え、GSKの2社への分社化に向けた新たなプログラムの実施と併せて、新製品や研究開発パイプラインに対する継続的投資増加を伴う2年計画が開始したことへの期待が反映されています。

2020年ガイダンスはCOVID-19パンデミックの発生前に定めたものであり、パンデミックが当社の事業に与える可能性のある影響は考慮されていません。また、以前に発表した内容を超える今後の投下資本引き揚げの影響も除外しています。

2020年1-9月のグループ業績はCOVID-19パンデミックによる影響を受けており、特にワクチン事業ではそれが顕著でした。第3四半期には、米国において成人の予防接種率が9月には前年度のレベルにまで回復してきた等、ワクチン接種率に回復がみられました。

主要な成長製品の販売実績が堅調であることと厳格なコスト管理に加え、こういった改善により、収益ガイダンス・レンジ内で順調に進んでおり、現時点では2020年の調整後一株当たり利益はCERベースで-1%~-4%の下限辺りと予想されています。特にシングリックスにおける成人の予防接種率の持続的な回復が見込まれることが、ガイダンス達成を後押ししています。

将来の業績や配当金の支払いに関する全ての見込み、ガイダンスや目標は、英語プレスリリース63、64ページにある「Outlook, assumptions and cautionary statements」と併せて読む必要があります。2020年9月30日の終値(1.28ドル/1ポンド、1.10ユーロ/1ポンド、136円/1ポンド)の為替レートが2020年末まで続くと仮定した場合、2020年のスターリングでの売上高成長に対する影響は1%前後のマイナスとなると推定され、為替差損益が2019年と同じ水準とみなされた場合、2020年のスターリング調整後一株当たり利益成長に対する影響は2%前後と推定されます。

プレスリリースの原文は https://www.gsk.com/media/6189/q3-2020-results-announcement.pdf をご参照ください。

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