グラクソ・スミスクライン 3つのNGOと新たに連携 後発開発途上国の医療従事者不足問題に取り組む後発開発途上国における利益の20%をその国々に再投資する取り組みの一環としてAMREF、ケア・インターナショナルUKおよびセーブザチルドレンと契約を締結

グラクソ・スミスクラインは、5月24日(ロンドン現地時間)、後発開発途上国における利益の20%を、これらの国々の医療インフラ強化に再投資するための新たな取り組みについて、発表をいたしました。

この資料は、英国グラクソ・スミスクラインplcが2011年5月24日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。詳細はhttp://www.gsk.comをご参照下さい。

グラクソ・スミスクライン(以下GSK)は、5月24日(ロンドン現地時間)、後発開発途上国における利益の20%を、これらの国々の医療インフラ強化に再投資するための新たな取り組みについて、発表をいたしました。すなわちGSKは、後発開発途上国への再投資を実現させるために、3つのNGO(非政府組織)と新たなパートナーシップを締結しました。3つのNGOは、AMREF(東アフリカ・南部アフリカ)、ケア・インターナショナル UK(アジア太平洋地域)およびセーブザチルドレン(西アフリカ)です。この投資は、これらの国々の第一線で働いている医療従事者をサポートすることにより、医療・保健環境の向上を目指します。

GSKは、現在48の後発開発途上国のうち37カ国に医薬品を供給しており、2011年に再投資可能な2010年度の利益は、約350万ポンドに上ります。各国における投資額は、その国における利益に比例した額となります。国別に利益が異なることから、GSKは1万ポンドの最低投資額を設定しました。

後発開発途上国で働く訓練を受けた医療従事者は慢性的に不足しており、これはミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)を達成する上で最も根本的な問題の一つと認識されています。適切な訓練を受け、十分なサポートを受けられる第一線で働く医療従事者は、その地域で提供されている基本的な医療サービスへのアクセスを向上させることができ、特に母子の保健向上に貢献することができます。例えば、状況によっては十分な訓練とサポートを受けている地域の医療従事者は、治療を効果的に提供し、肺炎、下痢、マラリア、急性栄養失調など子供がよくかかる病気に関する保健教育を提供し、年間最大5,000人の子供に貢献することができます。

GSKのCEOアンドリュー・ウィティーは次の通り述べています。「私たちは、GSKが事業を行っている全ての国々でその役割を果たすべく医療アクセスの向上に取り組んでいます。2010年にDeveloping Countries and Market Access (DCMA)事業ユニットを設立し、患者さんのGSKの医薬品やワクチンへのアクセスを向上させる一方で、途上国でのプレゼンスを高め、持続可能な事業を構築することを目指しています。現在、後発開発途上国での利益は比較的少額ですが、その20%を再投資するというGSKの取り組みは、これらの国々における保健医療の大きな課題の一つである医療インフラの向上のための持続可能なモデルとなります。AMREF、ケア・インターナショナル、セーブザチルドレンは、高い評価を得ているNGOであり、これらの3つの組織とのパートナーシップを通じて様々な対策を提供し、世界の最貧国の人々に現場で貢献できることを嬉しく思います。」

現在、進行中のプロジェクトとして、良質な基本的な医療と必須医薬品へのアクセスの向上を目指したルワンダの看護師運営クリニックの拡大と、分娩時の母子の死亡率削減を目指したカンボジアの助産師対象の臨床実習センターの改築を支援する地域医療インフラプロジェクトがあります。これらのプロジェクトは、NGOとのパートナーシップに組み込まれ、今後も予定通り継続します。本日の合意に伴い、ルワンダ、エチオピア、コンゴ民主共和国で新たなプロジェクトが近々開始される予定です。また、イエメン、ニジェール、シエラレオネ、アンゴラ、ザンビア、バングラデッシュ、ネパール、カンボジアにおける今後のプロジェクトへの財政的支援も承認されており、2012年までに、利益を上げている全ての後発開発途上国でプロジェクトに着手することを目指します。

セーブザチルドレンのチーフ・エグゼクティブであるジャステン・フォーサイス氏は、以下の通り述べています。「GSKのような会社が、利益を得た国や地域に、その利益の20%を再投資するということは、勇気ある思い切った行動です。このパートナーシップが、最も貧しい地域の最も貧しい子供たちの命を救うという私たちの最優先課題をサポートするものであることを嬉しく思います。分娩時の母子死亡率を削減するための医療サービスを提供するには、医療従事者の増員、適切な研修・サポートの提供、適切な配置と確保が必要であり、これを通してのみ母子の死亡率を削減することができるのです。医師、看護師、助産師や地域の医療従事者が最も貧しい地域で業務に従事することができない限り、医療へのアクセスという地域の人々の権利は実現することはないでしょう。」

ケア・インターナショナルUKのチーフ・エグゼクティブであるジェフリー・デニス氏は、次の通り述べています。「私たちの経験から地域の医療従事者は、途上国の農村地域の孤立している人々の命を救う接点となっていることが示されています。GSKの取り組みは、世界の最貧国におけるこの医療従事者不足問題に対処するための長期的な財政的支援の必要性を認識したものです。GSKとの連携を通じて長期にわたり支援を最も必要としている人々に対して命を救うような貢献ができるのです。」

AMREFのCEOであるベリンダ・クート氏は、以下の通り述べています。「医療従事者は、効果的な医療制度の骨格を成します。彼らなしでは、医療制度は機能しませんし、医療への投資は無駄になってしまいます。医療に関するミレニアム開発目標を達成するために、アフリカで更に推定100万人の医療従事者が必要だと言われています。AMREFのこの主要課題に対するGSKの取り組みを称賛します。」

AMREF、ケア・インターナショナル、セーブザチルドレンは、これら僻地の社会から取り残された地域における医療従事者へのアクセスおよびサポートに関して専門知識を有しています。各NGOは、医療インフラパートナーシップの設立を担い、それを通じてプロジェクトの選定、資金の注入が行われます。これらのパートナーシップには、現地の医療団体、政府、パートナー先の代表者が含まれます。

参考

Developing Countries and Market Access (DCMA)事業ユニット

  • GSKは、2010年7月にDeveloping Countries and Market Access (DCMA)事業ユニットを設立ました。本ユニットは、GSKの医薬品やワクチンへのアクセスの向上に専念すると共に、途上国におけるGSKのプレゼンスを高め、持続可能なビジネスの構築に取り組んでいます。
  • DCMA事業ユニットの目標は、GSKの医薬品をより多くの人々に届けることです。そのためには途上国の人々を対象とした製品の幅を拡大し、アクセスの向上と需要を引き出すために適切な価格設定を行い、教育と啓発に貢献し、流通とサプライチェーン能力を向上させることを目指します。
  • GSKは可能な限り、他の会社、政府、国際機関、学術機関、患者団体、NGOや地域社会と連携し、専門知識・技術や資源、医薬品とワクチンを提供し、医療へのアクセスの向上に取り組んでいます。

ルワンダにおける看護師運営クリニックのネットワーク

  • ルワンダでGSKは、Healthstore Foundationとのパートナーシップで、ビジネスフランチャイズ形式の看護師運営クリニックの拡大に取り組んでおり、農村地域あるいは社会から取り残されている人々が、良質で基本的な医療と必須医薬品により一層アクセスできるようにすることを目的としています。
  • クリニックは、訓練を受け、勤務先地域のニーズを把握している医療従事者が所有しており、マラリア、呼吸器感染症、赤痢など最も多く見られる死因となっている疾患の治療と予防に焦点を当てています。また、保健教育と予防サービスを提供し、地域医療に貢献しています。
  • GSKの支援で2013年までに現在3つの看護師運営クリニックを60に拡大することを目指しています。

カンボジアにおける母子生存率向上の取り組み

  • GSKは、カンボジアでReproductive and Child Health Alliance (RACHA)と連携し、バンテイメンチェイ州の助産師を対象にした臨床研修センターの建築・改築を支援しています。
  • GSKからの投資は、同センターで定期的な訓練とスキル開発を受けている助産師のために、実地臨床クリニック、教室や宿泊施設の建築に活用されます。
  • カンボジアは、世界の中で乳幼児および母親の死亡率が最も高い国の一つであり、約200人に1人の女性が出産時に死亡し、10人に1人近くの子供が5歳になる前に死亡しています。訓練を受けている助産師へのアクセスを向上させることにより、出産時の母子の死亡率を削減することを目指しています。

 


生きる喜びを、もっと Do more, feel better, live longer

グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くすことを企業使命としています。