GSK、日本を含む12カ国を対象とした帯状疱疹に関する意識調査の結果を発表 ~帯状疱疹の症状や発症リスクなどに対する誤解が明らかに~

この資料は、英国GSK plcが2023年11月30日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先されます。
詳細はhttps://www.gsk.comをご参照ください。

<2023年11月30日 英国ロンドン発>

GSK、日本を含む12カ国を対象とした帯状疱疹に関する意識調査の結果を発表 ~帯状疱疹の症状や発症リスクなどに対する誤解が明らかに~

  • 帯状疱疹の発症機序についての認知が充分でないことが明らかに1

  • ほとんどの成人は帯状疱疹の原因となるウイルスを体内に保有しているにもかかわらず2、半数以上の回答者において「帯状疱疹は感染する可能性がある」との誤解1

  • 3人に1人が生涯に帯状疱疹を発症するといわれており3,4,5,6、発症リスクを自認するために医療従事者への相談の必要性が示唆される

GSK(本社:英国)は、日本を含む12カ国を対象とした帯状疱疹に関する意識調査の結果を発表しました1。本調査から、帯状疱疹の発症リスクが高い50歳以上の成人集団4において、帯状疱疹の認知が充分でないことが示され、また、Googleで最も多く検索されている疾患のひとつである帯状疱疹7,8,9への一般の人々の関心は高い一方で、その認知度は比較的低いことが明らかになりました。

本調査は帯状疱疹についての理解、発症機序、生活への影響に関する認知度を評価することを目的として、日本も含む12カ国の50歳以上の成人3,500名を対象にオンラインで実施しました1

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化によって発症し、その一部は加齢に伴う免疫機能の低下によって引き起こされます2,4,10,11。世界人口が高齢化する中12、帯状疱疹の発症率は世界の平均年齢の上昇とともに増加することが予想されます13。しかし、今回得られた調査結果によると50歳以上の多くで、発症機序を含めこの疾患の重要な側面について根本的な誤解があることが示されました1

本調査で帯状疱疹に対する誤解として多かった上位3つは以下のとおりです1

55%が「帯状疱疹は人から感染する可能性がある」と考えている1
帯状疱疹は、COVID-19のような空気感染する疾患のように人から人へ感染することはありません。帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化によって起こります。このウイルスは水ぼうそうを引き起こすウイルスと同じもので2、後根神経節内に潜伏しているウイルスが加齢とともに再活性化することがあります4,14

約50%が「水ぼうそうの人から帯状疱疹に感染する可能性がある」と考えている1
帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされます2。これまでに水ぼうそうを発症したことがない人の場合、このウイルスによって水ぼうそうが生じる可能性があり15、その後、ウイルスは後根神経節内に潜伏します。加齢によって免疫機能が低下すると、帯状疱疹を発症する可能性があります4,14

39%が「一度、帯状疱疹を発症したら、その後は帯状疱疹を発症することはない」と考えている1
ほとんどの成人には帯状疱疹の原因となるウイルスがすでに体内に潜んでいる可能性があります2。帯状疱疹を発症する人の大半は一度しか発症しませんが、生涯に複数回発症する可能性もあります15

国際高齢者団体連盟(IFA:International Federation on Ageing)の事務局長ジェーン・バラット(Jane Barratt)は次のように述べています。
「帯状疱疹に対する認識が世界で限定的であるという見解は、人々が帯状疱疹という疾患や発症機序、発症リスクについて正しい情報を得られるようにするための取り組みが必要であることを意味しています。世界人口の平均年齢が上昇する中で、生活に影響する健康状態についての情報や支援と医師への相談が受けられる場所に関する情報は重要です。帯状疱疹による深刻かつ人生に関わる症状についての一般の人々の認識や知識の大きなギャップの解消のために調査の重要性を示すことができたことはIFAとして嬉しく思います。」

今回の調査では、健康に関する情報の入手方法についても調査しました。その結果、50歳以上の40%以上が、FacebookやInstagramなどのソーシャルメディアを定期的に利用し1、約3分の1が週に1回以上はGoogleなどのインターネット検索エンジンを利用して情報を入手していました1。これは、頻繁に医師へ相談するのとは対照的でした。

また、「帯状疱疹は接触感染または空気感染しますか」16という質問のGoogle検索数がこの1年間(2023年9月まで)で70%増加しており、これは、帯状疱疹に対する関心が高い一方で、今もなお、この疾患に対する認知が充分でないことを示しています。

GSKのバイスプレジデントでグローバル・メディカル・アフェアーズのワクチン部門長であるピヤリ・ムケルジー(Piyali Mukherjee)は次のように述べています。
「帯状疱疹は、罹患したご本人やそのご家族の生活に深刻な影響を及ぼす可能性があります。今回の調査では、回答者の半数以上で帯状疱疹を患う他者から「感染する」可能性があるとの誤った認識があり、その他にも多くの誤解があることが明らかになりました。これらの結果は、この疾患についての認識を引き続き高める必要性があることを示しています。50歳以上の方々が衰弱性を有する帯状疱疹の認識、理解、発症リスク軽減の方法について医療従事者に相談することの大切さを啓発することは意義があると考えています。」

 

帯状疱疹(たいじょうほうしん)について
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルス「水痘・帯状疱疹ウイルス」が体の中で再活性化することで発症する皮膚の病気です4。ほとんどの成人は帯状疱疹の原因となるウイルスを体内に保有しており2、加齢とともに再活性化することがあります10。また、加齢に伴って感染に対する免疫機能が低下し、帯状疱疹を発症するリスクが高まります4

帯状疱疹の症状には、通常、胸部、腹部または顔面などに痛みを伴う水疱やかゆみを伴う発疹が現れ10、しばしば灼熱感、発赤、または刺すような痛みを伴うこともあります4。発疹が消えた後、帯状疱疹後神経痛(PHN)という痛みが数週間から数カ月間続き、場合によっては数年にわたって持続することもあります4。PHNは、帯状疱疹の最も一般的な合併症で、様々な研究の結果によると、帯状疱疹全症例の5~30%に発症がみられています17

帯状疱疹への誤解に関する調査(Shingles Misconception Survey)について
帯状疱疹への誤解に関する調査は、50歳以上の成人3,500名を対象としたオンライン調査(2023年8月16日~2023年8月18日)で、GSKの委託を受けPollfish社(日本はGSKの委託を受けイプソス社)が実施しました1。調査は12カ国(日本、中国、米国、ドイツ、ブラジル、英国、オーストラリア、イタリア、韓国、インド、カナダ、ポルトガル)を対象に9カ国語で実施し、米国とインドでは500名、その他各国で250名が参加しました1。データの委託元と匿名データの利用について回答者全員より同意を得た上で帯状疱疹の認識と誤解に関する18の質問から得られたデータを照合しました1

GSK(グラクソ・スミスクライン)について
GSKは、サイエンス、テクノロジー、人財を結集し、力を合わせて病に先手を打つことを存在意義とするバイオ医薬品のグローバルリーダーです。詳細情報はhttps://jp.gsk.comをご参照ください。

 


1. Shingles Misconceptions Map Survey (Australia, Brazil, Canada, China, Germany, India, Italy, Japan, Portugal, South Korea, United Kingdom, United States), Pollfish on behalf of GSK. 18 August 2023. (Data on file)
2. Johnson RW, et al. Herpes zoster epidemiology, management, and disease and economic burden in Europe: a multidisciplinary perspective. Ther Adv Vaccines. 2015;3(4):109-120.
3. Australian Institute of Health and Welfare. Shingles in Australia. Available at: https://www.aihw.gov.au/getmedia/759199ff-f5c8-421d-a572-aaa984a02b49/aihw-phe-236_shingles.pdf.aspx. Last Accessed: November 2023
4. Harpaz R, et al. Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP), Centers for Disease Control and Prevention (CDC). Prevention of herpes zoster: recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP). MMWR Recomm Rep. 2008;57(RR-5):1-30.
5. Lee C, Giannelos N, Curran D, et al. Lifetime risk of herpes zoster in the population of Beijing, China. Public Health Pract (Oxf). 2023;5:100356.
6. Curran D, Callegaro A, Fahrbach K, et al. Meta-Regression of Herpes Zoster Incidence Worldwide. Infect Dis Ther. 2022;11(1):389-403.
7. Online analysis conducted by Helios Klinikum Berlin-Buch to determine which diseases were most searched using the search engine Google between May 2022 and May 2023. Available from: https://www.infranken.de/ratgeber/gesndheit/krankheiten/google-krankheiten-suche-ranking-studie-suchanfragen-experten-hautkrebs-diabetes-art-5747252. Last accessed: November 2023.
8. U.S. most online searched disease symptoms 2019 from November 30, 2022. Available at: https://www.statista.com/statistics/1132636/most-searched-disease-symptoms-healthcare-problems-usa/. Last accessed: November 2023
9. The 10 most Googled health questions answered from October 31, 2017. Available at: https://www.nzherald.co.nz/lifestyle/the-10-most-googled-health-questions-answered/BSQORMAZQLZTOPZHX7OMSU5J4Q/. Last accessed: November 2023
10. Mueller NH, et al. Varicella Zoster Virus Infection: Clinical Features, Molecular Pathogenesis of Disease and Latency. Neurologic Clinics. 2008;26;675-697.
11. Bricout H, Haugh M, Olatunde O, Prieto RG. Herpes zoster-associated mortality in Europe: a systematic review. BMC Public Health. 2015;15:466. doi: 10.1186/s12889-015-1753-y.
12. World Health Organization. Ageing and health. Available from: https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/ageing-and-health. Last accessed: October 2023.
13. Pan CX, Lee MS, Nambudiri VE. Global herpes zoster incidence, burden of disease, and vaccine availability: a narrative review. Therapeutic Advances in Vaccines and Immunotherapy. 2022;10. doi: 10.1177/25151355221084535.
14. Bollaerts K, et al. A systematic review of varicella seroprevalence in European countries before universal childhood immunization: deriving incidence from seroprevalence data. Epidemiol Infect 2017;145:2666-2677.
15. Centre for Disease Control and Prevention. Shingles: Cause and Transmission. Available from: https://www.cdc.gov/shingles/about/transmission.html. Last accessed: November 2023.
16. Google trends analysis, retrieved and correct as of September 22, 2024, detailing year-on-year uplift for searches of” shingles” and related queries globally from September 22, 2022 – September 22, 2023.
17. Kawai K, Gebremeskel BG, Acosta CJ. Systematic review of incidence and complications of herpes zoster: towards a global perspective. BMJ Open. 2014;4:e004833. doi: 10.1136/bmjopen-2014-004833.