GSK、世界初かつ唯一のマラリアワクチンであるMosquirixの事前認証をWHOより取得

この資料は、英国GSK plcが2022年9月6日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。詳細はhttps://www.gsk.comをご参照ください。

<2022年9月6日 英国ロンドン発>

GSK、世界初かつ唯一のマラリアワクチンであるMosquirixの事前認証をWHOより取得

  • マラリアワクチンとしては初めての事前認証
  • 中等度から高度のマラリア感染伝播地域の子どもたちへのマラリアワクチン導入に向けた重要な一歩

GSK(本社:英国)は9月6日、GSKの先駆的なマラリアワクチンであるMosquirix(「RTS,S/AS01」とも呼ばれる)について、世界保健機関(WHO)より事前認証を取得したと発表しました。これは、マラリアワクチンとしては初めての事前認証であり、熱帯熱マラリア原虫による中等度から高度の感染伝播がみられる国々におけるワクチン導入への重要な一歩となるものです。

WHOによる事前認証は、ユニセフなどの国連機関がGaviワクチンアライアンスや調達適格国と協力しワクチンを入手するための必須要件となっています。臨床データ、安全性データおよび技術的データが厳格に評価され、 Mosquirixが求められる品質、安全性および有効性基準を満たし、適用対象の小児に適していることが証明された結果として、今回WHOによりMosquirixが事前認証されました。

GSKのチーフ・グローバルヘルス・オフィサーであるトーマス・ブリューワーは次のように述べています。
「WHOによるMosquirixの事前認証は、世界初、かつ唯一のマラリアワクチンを子どもたちに届けるための重要な一歩となるものです。マラリアは、なお世界の多くの地域において、子どもたちの疾病や死亡の重大原因となっており、不平等の大きな要因ともなっています。GSKは、マラリアワクチン実施プログラムに基づき、Mosquirixをガーナ、ケニア、マラウイに無償提供し、これまで100万人を超える子どもたちに対し少なくとも1回のワクチン接種を実現しました。このたびのWHOの事前認証は、より多くの子どもたちがワクチンの恩恵を享受できる道を開くものとなります。」

Mosquirixについて

GSKは、PATHおよびその他のパートナーと共同し、最も病原性の高い熱帯熱マラリア原虫から子どもたちを守る最初のワクチンであるMosquirixを開発しました。

2021年、WHOは、その定義に基づく中等度から高度のマラリア感染伝播地域であるサハラ以南のアフリカに住む子どもたちのマラリアによる小児疾患や死亡を減らすため、GSKのMosquirixのより広範な使用を推奨しました。GSKは現在、パートナーと共同し、抗原の長期的な製造のため、インドのBharat Biotech社に対する技術移転を含む製品移転を加速させています。このパートナーシップにより、Mosquirixの今後の製造量増加にともない、より効率的な製造が実現できるものと期待しています。

GSKは、サイエンス、テクノロジー、人財を結集し、力を合わせて病に先手を打つことを存在意義とするバイオ医薬品のグローバルリーダーです。詳細情報はhttps://jp.gsk.comをご参照ください。