グラクソ・スミスクライン 2014年度業績発表 2014年のコア・ビジネスの一株当たり利益は 95.4ペンス(CERベースで1%減、導出品を除く) 配当は80ペンス(3%増)

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この資料は、英国グラクソ・スミスクラインplcが2015年2月4日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。詳細はhttp://www.gsk.comをご参照下さい。

2015年2月4日英国ロンドン発

グラクソ・スミスクラインplc(GSK)は2月4日(ロンドン現地時間)、2014年度の業績を発表しました。概要は以下の通りです。

コア・ビジネスの業績結果*
  2014年   Q4 2014  
  £m CER% £% £m CER% £%
売上 23,006 (3) (10) 6,186 (5) (8)
コア・ビジネスの営業利益 6,594 (6) (15) 1,770 (9) (12)
コア・ビジネスの一株当り利益 95.4p (1) (12) 27.3p (1) (6)

 

業績結果
  2014年   Q4 2014  
  £m CER% £% £m CER% £%
売上 23,006 (7) (13) 6,186 (7) (10)
営業利益 3,597 (40) (49) 691 (69) (72)
一株当り利益 57.3p (40) (49) 21.5p (55) (58)

 

単位:£mは百万英ポンド、pは英ペンスを表す
CERベース:グループの業績は、CERベース(恒常為替レート:業績をポンド換算する為替レートが前年同期と同じと仮定した場合の伸び率を表わす)で表示されます。業績の解説は特別に明示されていない限り、CERベースにより示されています。
*コア・ビジネスの業績報告:コア・ビジネスの業績は、以下を除きます-無形資産(コンピューター・ソフトウェアを除く)および営業権の償却・減損、重要 な買収に伴うコストを含む主要リストラクチャリング・コスト、訴訟案件および政府調査の和解に関する訴訟関連費用(保険金の払い戻しを差し引いた額)、ロ イヤリティー収入を除くその他の営業利益、関連会社・製品・事業の売却、および主要な買収に対する税効果会計の適用を含む買収会計の調整。GSKは、この アプローチを採用することにより、コア・ビジネスの実質的な業績を把握しやすくなり、また、多くの競合他社の業績とも比較しやすくなると考えています。

2014年度業績概要
  • 2014年のグループ全体の売上は3%減の230億ポンド(導出品を除く)。医療用医薬品およびワクチンの新興市場(5%増)と日本 (1%増)における売上の成長とHIV(15%増)における成長が、米国の売上(10%減)を一部相殺。米国ではプライマリーケア市場とエスタブリッシュ 医薬品(16%減)における難しい取引状況を反映。欧州は横ばい。
  • コンシューマーヘルスケアの売上は1%減で、生産における供給問題の改善に伴い第4四半期は成長に戻る(2%増)。
  • ノバルティスとの3事業における取引は、2015年の前半の完了に向けて順調に進んでいる。
  • 投資家向けのInvestor Dayをノバルティスとの取引完了後に開催し、グル―プの中長期の展望や目指す姿を示す予定。
  • 2015年10月にR&D Dayを開催し、新たな医療用医薬品およびワクチン開発パイプラインを示す予定。
  • 進行中の再編プログラムで2014年は、年間で最大4億ポンドの削減を達成。
  • コスト削減と財務の効率化によりコア・ビジネスの一株当たり利益は95.4ペンス(1%減)。
  • 全体の一株当たり利益は、57.3ペンス(40%減)。これは主に、「テビケイ」とTriumeqの売上の見通しが改善したことから ViiV Healthcareに関連した条件付対価に対する現金を伴わない調整を行ったことを反映。また、2013年における製品・資産売却による利益も好ましく ない比較の要因となる。
  • 営業活動からのネットキャッシュインフローは、調整後で59億ポンド(英ポンドで20%減)で、1月-9月は強いポンドが大幅に影響。第4四半期は横ばいで(英ポンドベース)、通貨の状況が好転したことと、運転資金が改善したことがプラスになる。
  • 2014年の配当は80ペンス(3%増)。2015年の一株当たり配当も、同等レベルを維持できる見込み。
  • ノバルティスとの取引による現金収入の40億ポンドは、2015年に株主に還元する予定。

 

GSKの戦略課題

GSKは、成長の促進、リスクの低減、長期的財務業績の向上を目指して3つの戦略課題の遂行に取り組んでいます。

  • ビジネスを世界規模で多様化させ、成長させる
  • より多く、価値のある製品を届ける
  • 制度・仕組みの簡素化をはかる

 

CEOレビュー

2015年は、GSKの今年の業績達成に重要な優先事項に焦点を当てていきます。これらには、ノバルティスとの3事業における取引の完了、新製品の商品化 の改善、開発中期のR&Dパイプラインの前進、コンシューマーヘルスケアビジネスにおける製品供給問題からの回復の活用、医療用医薬品部門におけ る再編プログラムの実施、が含まれます。

2014年のコア・ビジネスの売上は、3%減の230億ポンドで、グループが直面している難しい状況を反映しており、これは特に米国におけるプライマリー ケア市場で顕著でした。コア・ビジネスの一株当たり利益は1%減(CERベース)の95.4ペンスで、コスト削減と財務の効率化が貢献しました。

医療用医薬品およびワクチンの売上は新興市場で5%増、日本で1%増でした。欧州の売上は横ばいでした。しかし、これらの業績は、米国の売上が10%減少 したことに相殺されました。米国では、以前に示したように、「アドエア」の採用実績や契約における変更が生じましたが、これらが予想を上回ったことが影響 しました。米国と欧州における価格へのプレッシャーが継続していることや欧州における後発医薬品の影響、また呼吸器領域における新製品の採用が継続してい るため、「アドエア」の世界の売上は、2015年も引き続き減少すると見込んでいます。

米国では、設定したより低い価格での、採用医薬品集における「アドエア」の状況が改善しました。また、呼吸器領域における新規治療薬へのアクセスが向上し たことも重要な点です。2015年1月1日現在、Medicare Part Dの適用率は「レルベア エリプタ」が74%、「アノーロ エリプタ」が65%となっています。

保険適用率の向上と新製品により、市場シェアの回復と呼吸器領域における業績向上が見られつつあります。米国では、NBRxでも示されている通り、 ICS/LABAの新規処方におけるシェアが増加しており、2014年12月には55.5%と低かったのが、2015年1月23日には57.4%に増加し ました。日本では、新規処方シェアが56.5%に増加し、これは「レルベア」の投薬期間制限が解除されたことに伴い新規処方が大幅に伸びたことによるもの です。

呼吸器製品の開発と拡充に引き続き取り組んでいます。先週、Incruse Ellipta(COPD)とArnuity Ellipta(喘息)を米国で発売しました。また、「レルベア エリプタ」(喘息)およびファースト・イン・クラスの抗IL-5モノクローナル抗体 mepolizumab(重症喘息)に対するFDAの判断が待たれています。後期開発段階にある3剤配合剤も進行中で、複数の製品に関する重要で新たな データを期待しており、この中には、今年の後半に入手予定のCOPDにおける死亡率と罹患率に関するSUMMIT試験の結果が含まれます。呼吸器製品の総 売上は、引き続き2016年に回復すると見込んでいます。

HIV領域では、ViiV Healthcareが引き続き好調で、「テビケイ」とTriumeq(合計3億3900万ポンドの売上)の発売後の大変順調な伸びにより、2014年の 売上は、15%増でした。発売後の推移は、当初の予想を上回っており、ViiV Healthcareのパートナーである一社への条件付対価として7億6800万ポンドの現金を伴わない調整を2014年に行い、これが一株当たり利益に 影響を及ぼしました。この事業における少数株式の新規株式公開は、引き続き検討し、2015年第2四半期の業績発表の際に株主に状況をお知らせする予定で す。

がん領域の売上は、順調な勢いを見せており、TafinlarおよびMekinistの売上(合計2億300万ポンド)は全ての地域で伸びています。

ワクチンの売上は、2014年は1%減で、日本でHPVワクチンの積極的勧奨が引き続き中止である影響と、2014年の後半に米国市場に競合ワクチンが再 参入したことがいくつかの好業績を相殺しました。ワクチン事業は、常に売上における定期的な変動の影響を受けやすいのですが、後期開発段階にある帯状疱疹 予防ワクチンHZ/suなどの開発を進め、ノバルティスとの取引に伴い、特に髄膜炎でワクチンポートフォリオを拡大し、地理的にも特に米国において拡大で きるなど、大きな機会を引き続き見込んでいます。

コンシューマーヘルスケアの売上は、2014年は1%減でしたが、第4四半期は2%増でした。この事業は、最近生じた供給問題から回復しており、2015 年は供給再開によるベネフィットが向上するでしょう。また、本日、米国で発売したスイッチOTC製品のFlonase Allergy Reliefの最初の出荷が行われたことを嬉しく思います。

2014年にGSKグループが直面したいくつかの向かい風は、2015年も引き続き業績にマイナス影響をもたらす予定で、その影響は、今年の前半により高 くなります。しかし、これらの要因を年間で考慮し、優先事項を首尾よく実行することにより、今年の後半は、より高い業績を達成することができると期待して います。

ノバルティスとの取引は、その完了に向けて順調に進んでおり、ほとんどの側面において米国FTCから承認を受け、欧州からも、いくつかの導出を条件に承認 されました。取引の完了後、投資家向けのInvestor Dayを開催し、拡大するグループ全体の2015年の業績の見通しと、グル―プが目指す中長期の姿や機会を示す予定です。開催日時は、取引の完了後に発表 します。

また、2015年10月にR&D Dayを開催し、新たな医療用医薬品およびワクチン開発パイプラインの詳細を提供する予定です。

研究プログラムにおいては、その新規性が大幅に向上しており、前臨床から第II相臨床開発段階にある新規化合物の80%が、新規の作用機序を有しています。

開発が進んでいる製品では、帯状疱疹予防ワクチンHZ/su、3剤(ICS/LABA/LAMA)配合剤(COPD)、sirukumab(関節リウマ チ)、cabotegravir(HIV)、losmapimod(急性冠症候群)、863(貧血に対するプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤)に大きなポテ ンシャルがあると見ています。

R&D Dayでは、大きな機会を有していると考えている炎症性疾患の免疫療法、がん免疫療法および循環器系疾患を含む疾患領域での複数の初期開発段階製品についても焦点を当てる予定です。

炎症性疾患の免疫療法では、特に関節リウマチ、炎症性腸疾患や乾癬性関節炎などの疾患においては、抗IL-6モノクローナル抗体のsirukumab、抗 GM-CSFモノクローナル抗体、いくつかのRIPキナーゼ1および2の阻害剤、抗IL-7受容体モノクローナル抗体があります。がん免疫療法では、血液 がんおよび固形がんに対するさまざまな製品があり、OX-40、iCOS、TLR-4やAdaptimmune社との細胞治療における提携があります。が んにおけるエピジェネティクスでは、BETi、EZH2およびLSD-1をターゲットとする3つの臨床プログラムがあります。

また、いくつかのワクチンが開発中で、C型肝炎、結核、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)、COPDの増悪に対する予防ワクチン候補や、B型肝炎に対する治療ワクチン候補が含まれます。

コスト基盤の効率化と柔軟性の向上に引き続き注力しています。2014年は、さまざまな再編の取り組みや、進行中のコスト削減の努力により、対前年比4億ポンドの削減を達成しました。

2014年の営業活動からのネットキャッシュインフローは、調整後で59億ポンドでした。今年の初めの強いポンドが大幅に影響しましたが、第4 四半期は、通貨の状況が好転したことと、運転資金の効率化が改善したことがプラスになりました。

2014年の配当は、3%増の80ペンスと発表しました。2015年も、同等レベルの一株当たり配当を維持できると期待しています。加えて、株主にお送り した案内状に記述されている承認や条件に基づき、ノバルティスとの取引完了後に、ノバルティスからの現金収入の40億ポンドを還元する予定です。

最後に、全ての社員およびパートナーによる2014年の貢献に対して感謝の意を表したいと思います。特に、エボラ出血熱の試験的ワクチンに注力して下さっ た方々、マラリアワクチンの薬事申請に貢献して下さった方々にお礼を述べたいと思います、これらのワクチンは、GSKの革新的な科学技術とアフリカの医療 の改善に真に取り組んでいることを反映しています。

CEO
アンドリュー・ウィティー卿


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