グラクソ・スミスクライン 2013年度業績発表 2013年のコア・ビジネスの一株当たり利益は112.2ペンス(CERベースで4%増) 配当金は78ペンス(5%増)

この資料は、英国グラクソ・スミスクラインplcが2014年2月5日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。詳細はhttp://www.gsk.comをご参照下さい。

2014年2月5日英国ロンドン発

グラクソ・スミスクラインplc(GSK)は2月5日(ロンドン現地時間)、2013年度の業績を発表しました。概要は以下の通りです。

コア・ビジネスの業績結果*
  2013年   Q4 2013  
  £m CER% £% £m CER% £%
売上 26,505 1 - 6,906 5 2
コア・ビジネスの営業利益 8,015 - (3) 2,088 (1) (8)
コア・ビジネスの一株当り利益 112.2p 4 1 30.1p 1 (7)



業績結果
  2013年   Q4 2013  
  £m CER% £% £m CER% £%
売上 26,505 1 - 6,906 5 2
営業利益 7,028 (1) (4) 2,441 36 27
一株当り利益 112.5p 27 (23) 51.3p >100 >100

単位:£mは百万英ポンド、pは英ペンスを表す
CERベース:グループの業績は、CERベース(恒常為替レート:業績をポンド換算する為替レートが前年同期と同じと仮定した場合の伸び率を表わす)で表示されます。業績の解説は特別に明示されていない限り、CERベースにより示されています。

*コア・ビジネスの業績報告:コア・ビジネスの業績は、以下を除きます-無形資産(コンピューター・ソフトウェアを除く)および営業権の償却・減損、重要な買収に伴うコストを含む主要リストラクチャリング・コスト、訴訟案件および政府調査の和解に関する訴訟関連費用(保険金の払い戻しを差し引いた額)、ロイヤリティー収入を除くその他の営業利益、関連会社・製品・事業の売却、および主要な買収に対する税効果会計の適用を含む買収会計の調整。GSKは、このアプローチを採用することにより、コア・ビジネスの実質的な業績を把握しやすくなり、また、多くの競合他社の業績とも比較しやすくなると考えています。

2013年度業績概要
  • 2013年のグループ全体の売上はCERベースで1%増の265億ポンド、コア・ビジネスの一株当たり利益は4%増の112.2ペンス(CERベース)で、財務の見通しに沿った業績を達成。
  • 52億ポンドを株主に還元。これは2013年の配当78ペンス(5%増、第4四半期は23ペンス)と15億ポンドの自社株の買い付けで達成。
  • 研究開発は、6つの主要製品の承認取得と、さらに5つの承認申請を行い、研究開発投資のリターンが13%になることに貢献し、特筆すべき成果を上げた。
  • 新製品発売は呼吸器、ワクチン、HIVおよびがん領域の事業を強化。2014年はコンシューマーヘルスケアで約30ブランドの展開を予定。
  • 呼吸器領域では、2つの主要製品が最近承認され、製品ポートフォリオが拡大。また、7つの新薬候補が後期開発段階にあり、市場でのリーダーシップを2020年まで、そしてそれ以降も維持していくための基盤となっている。
  • 開発パイプラインは引き続き大きな機会を有しており、2014年と2015年に6つの新薬候補とワクチンのフェーズIII臨床試験データの入手と、約10の新規化合物のフェーズIII臨床試験の開始を予定。
  • 製品ポートフォリオの再編成は継続しており、2013年に完了した導出から得られた25億ポンドでコンシューマーヘルスケアおよび医療用医薬品事業への注力を高めていく。新設のエスタブリッシュ医薬品ポートフォリオは、価値の最適化にさらに貢献する。
  • 営業および財務の効率化が一株当たり利益を向上。2013年は前年比で約4億ポンドのコスト節減を達成し、2014年も同等レベルを達成する見込み。これによりさまざまな圧力を相殺し、現在行っている投資の資金となる。
  • 引き続き高いレベルのキャッシュの創出を達成。営業活動からのネットキャッシュインフローは、調整後で73億ポンド(5%増)。
  • 2014年のコア・ビジネスの一株当たり利益は4%から8%増(CERベース)の見込み。売上成長は導出品を除くと約2%増(CERベース)の見込み(2013年の一株当たり利益ベース108.4ペンス)

 

GSKの戦略課題

GSKは、成長の促進、リスクの低減、長期的財務業績の向上を目指して3つの戦略課題の遂行に取り組んでいます。

  • ビジネスを世界規模で多様化させ、成長させる
  • より多く、価値のある製品を届ける
  • 制度・仕組みの簡素化をはかる


CEOレビュー

GSKグループは2013年、引き続き力強い業績を達成しました。コア・ビジネスの一株当たり利益は4%増、売上は1%増(導出品を除くと3%増)で、2013年の見通しに沿った業績を達成し、配当の増加と自社株の買い付けで株主に52億ポンドを還元しました。

また、研究開発においては、GSK史上最も高い生産性を示し、新薬承認取得で業界をリードしました。

2013年の初めに発表した6つの主要新薬の承認申請のうち5つが承認されました。これらは、呼吸器領域の「レルベア」とAnoro、転移性メラノーマのTafinlarMekinist、そしてHIV感染症のTivicayです。最後のひとつ、albiglutide(2型糖尿病)は、2014年前半に当局の判断が下りる予定です。また、米国で新規のインフルエンザ四価ワクチンを発売しました。2013年に米国FDAが承認した新薬のうち19%をGSKが占め、2009年以降GSKは、どの会社よりも多くの新規化合物の承認を米国で取得しています。

後期開発品目の承認取得は、GSKの戦略である持続した成長と株主への価値の還元を実現するための次の重要なステップとなります。現在発売している製品は、既存の呼吸器とワクチンビジネスを強化し、HIVとがん領域での新たな成長をサポートします。製薬業界を取り巻く現在の環境においてマーケットアクセスはこれまでよりも明らかにゆっくりですが、新製品発売の初期の進捗を嬉しく思っています。

Tivicayに対する医師の反応は非常に良く、米国では迅速に採用されており、発売後23週目の処方箋枚数は1700以上でした。これは、HIV領域で成功を収めている直近の発売製品と同等のペースで進んでいます。Tivicayの早期立ち上げの成功の結果、ViiV Healthcareは変曲点を迎えていると考えており、2014年に成長軌道に戻ると期待しています。

転移性メラノーマ治療薬のMekinistTafinlarは、合わせて米国におけるV600遺伝子変異陽性の分子標的薬市場の処方箋の60%を既に占めています。これらの製品は、併用療法として1月に承認され、同月にはTafinlarが非小細胞肺癌でFDAのBreakthrough Therapy(ブレークスルー・セラピー)に指定されました。

米国における「レルベア エリプタ」は、引き続きその保険適用が拡大しており、現在民間保険に入っている患者さんの66%と、Medicare Part D患者の25%が「レルベア」に無制限にアクセスすることができます。また調査の結果、90%の医師が製品を認識していました。米国におけるAnoroの発売も準備しており、同国の慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬市場では初めて2種類の気管支拡張成分を配合する製品となります。GSKには、「アドエア」、「フルタイド」、「ベネトリン」、「レルベア」、Anoroの製品と他に7つの呼吸器製品が後期開発段階にあり、この幅広い製品ポートフォリオの強みや将来の見通しに確信を持っています。また今後10年間、呼吸器領域におけるリーダーシップを維持していけると信じています。

私たちは依然として豊富な開発パイプラインを有しており、約40の新規化合物がフェーズII/III臨床開発段階にあります。2014年と2015年は、6つの新規化合物のフェーズIII臨床試験データを入手する予定で、また新たに呼吸器、がん、免疫・炎症領域などの主要領域で約10の新製品のフェーズIII臨床試験を開始する予定です。これは、複数の製品を継続して発売していくという私たちの戦略に沿っており、製品ポートフォリオの多様化と単一製品への依存度を減らすことによって今後の競争上の強みを高めていきます。

DPU(ディスカバリー・パフォーマンス・ユニット=数名から数十名の研究者から成る小規模研究ユニット)をベースとする創薬研究戦略は、順調に推移しています。化合物の質が継続的に向上しており、また特に現在模索している研究領域について嬉しく思っています。免疫・炎症、抗体、エピジェネティックスや心不全は、特に期待しています。

イノベーション、開発の選択と集中、承認取得と研究開発費の削減とが相まって、研究開発投資のリターンが13%とさらに向上しました。長期的には、引き続き14%の達成を目指します。

研究開発投資のリターンの向上は、私たちの財務力と研究開発の効率化のために採っている戦略の進捗を測る重要な指標となっています。また、保険者と政府のニーズを満たすために新薬の価格にもっと柔軟性を持たせるという私たちの戦略も支持するものです。

2013年のGSKの業績は、想定外のチャレンジがあったにも関わらず私たちの見通しに沿ったものとなっており、事業におけるバランスが改善していることを反映しています。米国ビジネスが改善したことを嬉しく思います(1%増、Vesicareの導出を除くと4%増)。欧州ビジネスも安定してきており(売上は横ばい)、再編成プログラムのベネフィットがこの地域における経済的圧力と価格への圧力を相殺しました。

重要な新興市場ビジネスへの投資に注力し、継続的な成長を目指します。新興市場での売上は、2013年は5%増、第4四半期は11%増でした(進行中の中国当局による調査の影響を除く)。また、2013年は急成長しているインドの医療用医薬品とコンシューマーヘルスケアの子会社の持ち株を増やし、新たな生産能力を構築していくことを発表しました。

コア・ビジネスへのさらなる注力と投資は、業績を高めています。ここ2年間、コンシューマーヘルスケア製品の効率化を進め、昨年13.5億ポンドで導出したLucozadeとRibenaを含む50以上の非主要製品を導出しました。コンシューマーヘルスケアは、導出品を除くと4%増加し、全ての地域で成長を達成しました。

医療用医薬品では昨年、7億ポンド以上で抗凝固薬事業を導出しました。新設されたエスタブリッシュ医薬品ポートフォリオ(EPP)では、複雑さを軽減し、利益性を高め、これらの製品価値を最適化していく機会があると考えています。

経営面では、長期のコストベースを削減するためにビジネスの再編と簡素化を引き続き進めています。2013年は、現在進行中の活動や構造面での取り組みの両方で、対前年比4億ポンドの削減を達成しました。特にコマーシャル組織の効率化に焦点を当てており、またITと購買を含む全社的なプラットホームの標準化を進めています。これにより、成長市場と新製品発売にもっと柔軟に資源配分を行うことが可能になります。これは、継続的な財務の効率化と合わせて、売上を上回る一株当たり利益の増加率を実現する私たちの体質強化につながっています。

2014年のコア・ビジネスの一株当たり利益は4%-8%増(CERベース)、売上成長は約2%増(CERベース)を目指します(導出品を除く)。この見通しの幅は、今年発売する新製品がもたらす製品ポートフォリオへの変化と、Lovazaなどの古い製品に対する後発医薬品の参入の影響によるものです。

GSKのビジネスは、依然として高いキャッシュの創出を達成しており、利益をキャッシュに変換することに引き続き取り組んでいきます。2013年のフリーキャッシュフローは、調整後で48億ポンドでした。加えて、導出品からの25億ポンドにより、年度末の純負債は126億ポンドでした。これにより、信用度を守るための柔軟性が高まり、また社内投資や再編プログラムのための資金、配当の継続的増加、自社株の買い付けあるいは既存ビジネスを補完するための買収活動(リターンがより魅力的な方)に柔軟性を持たせることができます。現在の市場状況に基づけば2014年は10億-20億ポンドの自社株の買い付けを目標としています。

将来を見据えて、私たちのビジネスを根本的に変革しております。これには、顧客との協働のあり方、研究・生産をサポートする技術への投資、製品の価格・価値を決定するための新たな方針策定、そして企業文化などがあります。ビジネスサイクルが20年で、グローバル・ヘルスケアのようにダイナミックでチャレンジングな環境にあるこの業界の中でこれらの変革は、不可欠であると信じています。

全ての社員、パートナー、サプライヤーの方々に対しこれまでのコミットメントとサポートに感謝の意を表したいと思います。私たちは、引き続き患者さんと顧客にイノベーションと製品へのアクセスを、そして株主に持続可能な財務業績をお届けすることを目指していきます。

CEO
アンドリュー・ウィティー卿

 

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