エボラ出血熱ワクチンの研究開発

私たちは米国国立衛生研究所のワクチン研究センター(VRC)およびその他のパートナー組織と協力して、初期開発段階のGSK/NIHエボラ出血熱ワクチンの候補品の開発を進めています。

臨床試験段階にあるこのワクチンは、前臨床(ヒトを対象としていない)試験において有望な結果を示しました。このワクチン候補品の臨床開発は前例のない速度で進んでおり、米国、英国、マリおよびスイスにおいて、最初のフェーズⅠ安全性試験が進行中です。これらの試験は、ワクチンの安全性と、このワクチン候補品がヒトでエボラウイルスに対して十分な免疫反応をもたらすことができるかどうかを評価するものです。

米国での小規模なフェーズⅠ試験で得られた初期データが、『New England Journal of Medicine』誌に掲載され、このワクチンの安全性プロファイルは許容範囲内で、ヒトでエボラに対する免疫反応をもたらすことができることが確認されました。

こちらのプレスリリース(英語)をお読みください。

その他のフェーズⅠ試験で得られるデータも今後数カ月のうちに公表され、このワクチン候補品の特性に関するより詳しい情報が得られる見込みです。最も重要性が高いのは、マリで行われている、西アフリカの人々におけるこのワクチン候補品の安全性と免疫反応を評価する試験の結果です。

英国が主導している試験は、ウエルカム・トラスト、英国医学研究審議会(Medical Research Council)および英国政府で構成された、国際コンソーシアムから資金提供を受けています。

また、このコンソーシアムからの資金提供により、GSKは何千回もの接種分のワクチンの追加生産を開始できます。これらのフェーズⅠ試験で得られた初期データから、このワクチンの安全性プロファイルは許容範囲内であることが確認されました。この結果に基づき、次のフェーズの臨床試験が2015年の初めに開始されました。この試験には感染が広がっている3カ国、シエラレオネ、ギニアおよびリベリアの、最前線で活動している何千人もの医療従事者へのワクチン接種も含まれます。このワクチン候補品が期待通りに、これらの医療従事者を守ることができれば、この疫病を押さえ込む活動に大きく貢献することができるでしょう。

このほかに、私たちはWHO、規制当局およびその他のステークホルダーと連携して、感染が広がっているこれらの国々で活動するその他の医療従事者や感染の危険が高い人々への限定的ワクチン接種のために、いつ、どうすれば、エボラワクチンを短期間で供給できるかを検討しています。これが可能になれば、この疫病のさらなる拡大を抑え込める可能性が高いと思われます。

今後、このワクチン候補品を集団予防接種に利用できるかどうかは、重大な副作用を引き起こすことなくエボラ出血熱を予防できるか、また、どれだけ早く十分な量を大量生産できるかにかかっています。

試験結果が良好であれば、このワクチン候補品を増産して今回の、また将来起こるかもしれないエボラ出血熱の流行との闘いを支援することができるよう、関連組織ならびにパートナー組織と連携し、業界規模での生産を進めるためのあらゆる方策を、積極的に探っています。

GSKはこのワクチン候補品を、2013年5月のバイオテクノロジー企業Okairosの買収を通じて取得し、それ以降、エボラ出血熱の脅威に立ち向かうべく、米国国立衛生研究所と協力して、このワクチン候補品の開発を進めています。

 

この資料は、英国グラクソ・スミスクラインplcが発表した資料の日本語抄訳です。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。最新情報はwww.gsk.comをご覧ください。