「患者さん中心」の実現に向けた取り組み

新たな営業・マーケティング方法の導入

私たちは「患者さん中心」の実現を最優先するために、継続的に医療関係者とのより公正で透明性の高い関係づくりを目指した新たな営業・マーケティング方法に取り組んでいます。

そのひとつが、医薬品を処方する医療関係者と直接接するGSKの営業担当者(医薬情報担当者:MR)に対する新しい評価制度の導入です。これは、MRを売上実績ではなく、製品・疾患に関する専門的な知識、顧客からの評価、そして情報提供の質と量といった項目を組み合わせることによって評価するというものです。

また、その新しい評価制度の中で基盤となるのが、コンプライアンスの遵守です。当然のことながら、MRの行動がプロモーションコードに準拠したものであることは必須であり、不正やコンプライアンス違反は一切容認しません。

すなわち、GSKでは、MRの評価において、医師の真のニーズを明らかにし、医師の抱えている患者の問題に対し公正で学術的な情報を提供できる能力と、患者さんを中心とした医師との対話の中でいかに信頼関係を構築できるかが重要視されています。

この評価制度の導入は、製薬企業が適切な薬を必要としている患者さんに正しい情報とともに届けるという本来の存在意義に立ち返ろうとした結果です。

これまでの個人別の売上実績を評価項目から除外することで、MRの本来の役割である、患者さんに最も適した薬物治療に関する情報提供に注力し、皆さまからより信頼いただける存在となることを目指していきます。

より公正で、透明性の高い企業へ

さらに、2016年からはGSK主催・共催の講演会において、医療関係者の皆さまへの講演料の支払いを取りやめます。私たちの活動にはこれまで以上の高い透明性が求められており、製薬企業が処方権のある医師に対し自社製品に関連する講演会を主催し、講師に講演料を支払うことは、一般社会から自社製品への処方を誘導するための対価ではないかとの疑念を持たれる可能性があると判断したためです。

GSKでは、こうした場をプロモーションではなく、企業からの干渉や利益相反のない環境下で実施し、医療関係者同士の対話の機会としたいと考えています。それを実現する手段として社内でのスピーカー育成やデジタルツールの活用も検討しています。

また、日本の医療への貢献を高めることができるよう、学会などを通じた医学教育支援の拡充など、さまざまな新しい施策についても検討を行っています。

GSKにおけるすべての意思決定や活動は、私たちが最も大切にしている「透明性の高い活動」「相手を尊重する姿勢」「品位ある行動」「患者さん中心」という4つの価値観を具現化するために行われています。変化していく社会からの期待に応え、より一層信頼される企業となるよう、私たちは製薬企業としての本来の使命を果たし、今後も私たちのミッションである「生きる喜びを、もっと」をひとりでも多くの人に届けるため、さらなる透明性や公正性、また社会への貢献を実現できるよう努めてまいります。