GSK、グローバルヘルス技術振興基⾦(GHIT Fund)第2期への 資金拠出のお知らせ

PDFダウンロード

~顧みられない疾病のためのイノベーション創出に向けたコミットメント~

グラクソ・スミスクライン株式会社(社長:菊池 加奈子、本社:東京都渋谷区、以下GSK)は、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金1(以下、GHIT Fund)の活動の第2期となる2018年度から2022年度までの5年間に対し、GHIT Fundの資金拠出パートナー2とともに、資金拠出を行うことをお知らせいたします。

GHIT Fundは、HIV/AIDS、結核、マラリア、顧みられない熱帯病3等の、特に開発途上国の⼈々を苦しめる感染症の制圧を目指して、日本の技術、知見、イノベーションを用いた治療薬、ワクチン、診断薬の開発を目的として2013年に設立されました。日本国政府(外務省、厚生労働省)、民間企業、ビル&メリンダ・ゲイツ財団4、英国の財団であるウェルカム・トラスト5、国連開発計画が参画する世界初のグローバルヘルスの製品開発(グローバルヘルスR&D)に特化した国際的な官民パートナーシップです。 

GSKの顧みられない疾病への取り組みには、世界で最初のマラリアワクチンに対し30年間注がれた研究開発があります。GSKはビル&メリンダ・ゲイツ財団からの支援とPATH マラリアワクチンイニシアティブとの連携により、マラリアが蔓延しているアフリカ諸国において臨床試験を実施し、2015年には欧州医薬品庁よりマラリアワクチンMosquirix(別称、RTS,S,)について科学的見地に基づく承認勧告を受理しています。この世界初のマラリアワクチンの実用化に向け、世界保健機関(WHO)は2018年からアフリカの3カ国で本格的な試験投与を開始する予定です。GSKのこのような取り組みは発展途上国における医療アクセス向上を評価する「Access to Medicine Index 2016」6において5回連続で1位を獲得するなど第三者機関からも高い評価を得ています。

さらにGSKは薬剤耐性菌(AMR)に対する取り組み、およびエボラやジカ熱といった近年の世界的な公衆衛生上の脅威を受け、将来的なパンデミックへの備えを含めたグローバルヘルスに関する重要課題に対処するための取り組みにも注力しています。

GSKの専務取締役 開発本部長 高橋希人は次のように述べています。

「科学に根差したグローバル・ヘルスケア企業として、我々はグローバルヘルスの重要な課題に使命として取り組んでいます。GHIT Fundは、発展途上国で顧みられない病気に苦しむ患者さんを救うため、革新的な薬剤やワクチン開発の促進に貢献しています。我々は、GHIT Fundの一員として、共通のミッションであるグローバルヘルスにおける課題の克服に貢献できることをうれしく思います。これらの取り組みにより、居住地域や経済状況に関わらず、必要としている世界中のあらゆる人々に薬剤を届けることができるよう、発展途上国の医療アクセスの向上を含む重要課題に今後も真摯に取り組んでまいる所存です。」


生きる喜びを、もっと Do more, feel better, live longer
グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くすことを企業使命としています。


<参考>

1. グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)について
公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)は、グローバルヘルス分野の製品開発に特化した世界初の官民パートナーシップとして、日本政府(外務省、厚生労働省)、製薬企業などの民間企業、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、ウェルカム・トラスト、国連開発計画が参画する、国際的な非営利組織です。GHIT Fund は2013 年4 月に設立され、世界の最貧困層の健康を脅かす感染症と闘うために、製品開発パートナーシップへの投資ならびに、ポートフォリオマネジメントを行っています。開発途上国に蔓延するHIV/AIDS、マラリア、結核、顧みられない熱帯病(NTDs)などの感染症の制圧を目指し、日本と海外の研究機関の連携促進を行い、製品開発パートナーシップへの投資を通じて新薬開発を推進しています。詳しくは、http://www.ghitfund.org をご覧ください。

2. GHIT Fundの資金拠出パートナー(第二期)について
GHIT Fundへの資金拠出を行う団体のこと。
フルパートナー:日本国政府(外務省、厚生労働省)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、ウェルカム・トラスト、アステラス製薬株式会社、エーザイ株式会社、塩野義製薬株式会社、第一三共株式会社、武田薬品工業株式会社、中外製薬株式会社、富士フイルム株式会社
アソシエイトパートナー:シスメックス株式会社、大塚製薬株式会社
アフィリエイトパートナー:協和発酵キリン株式会社、グラクソ・スミスクライン、ジョンソン・エンド・ジョンソン、大日本住友株式会社、田辺三菱製薬株式会社、メルク(Merck KGaA)

3. 顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases: NTDs)について
世界保健機関(WHO)によると、顧みられない熱帯病(NTDs)は、熱帯、亜熱帯などの149の国と地域で蔓延する感染症で、10億人を超える人々がNTDsにより健康を害していると推定され、毎年数十億ドルもの経済的損失があるとされています。衛生環境が十分に整っていない地域や、感染を媒介するベクターや家畜などに接する機会の多い世界の貧困層がNTDsの影響を受けています。現在、次の18疾患がWHOによりNTDsとして定義されています。ブルーリ潰瘍、シャーガス病、デング熱・チクングニア熱、メジナ虫症、エキノコックス症、食物媒介吸虫類感染症、アフリカ睡眠病、リーシュマニア症、ハンセン病、リンパ系フィラリア症(象皮症)、マイセトーマ、オンコセルカ症(河川盲目症)、狂犬病、住血吸虫症、土壌伝播寄生虫症、嚢虫症、トラコーマ、トレポネーマ感染症(イチゴ腫含)。

4. ビル&メリンダ・ゲイツ財団について
誰の人生にも同じ価値があるとの信条に基づき、ゲイツ財団はすべての人々が健康的で生産的な生活を送れるよう活動しています。途上国に対しては、健康問題や飢餓、極度の貧困からの脱出に対する支援に焦点を当て、米国では、すべての人々、特に貧困層の人々が教育機会や通常の生活を送る機会を得るための支援を行っています。ワシントン州シアトルに本部があり、ビル及びメリンダ・ゲイツ夫妻(共同議長兼管財人)とウォーレン・バフェット氏(管財人)のもと、スーザン・デスモンド・ヘルマン氏がCEOとなり、ゲイツ氏の父親ウィリアム・H.ゲイツ.Sr.氏も共同議長を担っています。ビル&メリンダ・ゲイツ財団の詳細については、www.gatesfoundation.orgを御覧ください。

5. ウェルカム・トラストについて
ウェルカム・トラストは医学研究支援等を目的とした英国の財団で、科学、教育、公共政策、また医療への応用研究等の分野に関連するプロジェクトに向けて投資を行っています。ヒトゲノムのシーケンス解析、マラリアに対する治療薬の研究開発、また「ウェルカムコレクション」と呼ばれる医療や芸術を紹介する施設の創設等、革新的な研究を支援しています。ウェルカム・トラストの詳細については、www.wellcome.ac.ukをご覧ください。

6. Access to Medicine Indexについて:
Access to Medicine Indexは、2004年に設立され医薬品へのアクセス向上に取り組んでいる、国際的な非営利組織であるAccess to Medicine Foundationの主要イニシアチブです。このIndexは、さまざまな戦略的および技術的分野にわたり製薬企業20社を評価して総合順位を定めるものです。製薬企業を順位付けする2016年のIndexに含まれる7つの技術的分野には、「医薬品へのアクセス全体の管理」、「市場への影響とコンプライアンス」、「研究開発」、「価格設定、製造、および流通」、「特許とライセンス」、「供給能力の向上」、「製品の寄附」があります。