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ほんの少しのお返し-クリスティンの臨床研究での経験

喘息は世界中で患者さんやヘルスケアシステムにとって大きな負担となっています。今日、世界では約3億5800万人[1]が喘息に苦しんでおり、毎年約40万人[2]の患者さんがこの疾患で死亡しています。

クリスティンのストーリー

クリスティンは22歳のとき、喘息と診断されました。これは、家族一緒の休暇をマイアミで過ごした後のことで、マイアミの湿度で彼女は激しい胸の圧迫感を経験しました。

10代の頃、クリスティンはよく呼吸困難を経験していました。寒い時期に散歩をしていると、彼女はしばしば胸が苦しくなり、痙攣に陥っていました。ジョギングや犬の散歩といった軽い運動ですら、クリスティンにとっては困難なものでした。彼女はまともに呼吸ができなかったのです。

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「喘息発作が起きると、パニックに陥り、息ができなくなり、このまま死んでしまうではないかと感じることもあります。本当に苦しかったです」

クリスティンは、喘息の治療薬が日常生活においてどの程度有効であるのかを調べる画期的な臨床試験であるSalford Lung Studyに参加した4036人の喘息患者の1人です。
「私は、ほんの少しでもお返しをするために、この試験に参加したいと考えました。私は何年も治療を続けており、国民健康保険制度の恩恵を受けてきました。このような医薬品やスタッフに恵まれたことで、とにかく少しでもお返しがしたいと思ったのです」

 

Salford Lung Study – クリスティンのストーリー

クリスティンは、試験に協力することが、どのようなことなのかを私たちに話してくれています。

Salford Lung Studyの特徴として、従来の二重盲検無作為化臨床試験とは異なり、医療関係者が日常的に行う処方が主となる通常の診療下にて収集したデータを評価するところにあります。この試験は、地域のクリニック、病院および薬局の協力のもと、幅広い患者グループで実施されています。本試験の主要評価項目では、喘息患者さんの現在のコントロール状態を評価するのに世界的に使用されている喘息コントロールテストで評価しています。

試験に参加している間、クリスティンは看護師と連絡を取り、喘息コントロールテストを3回受けました。毎回、彼女の喘息症状が改善しているかどうかをモニタリングしていました。

“この試験は、とても簡単で、非常に親しみやすいものでした。それは、かかりつけ医師のもとを訪れるような感覚です。治験というよりは、普段と同じような生活をおくっていました。私の生活には全く影響しませんでした”

クリスティンは、喘息の新しい治療薬に繋がる研究や、喘息症状で苦しんでいる患者さんが安心して生活できることに繋がる活動には、積極的に協力していきたいという想いがあります。

 

[1] Lancet 2016; 388: 1545–602 A systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2015

[2] World Health Organization, asthma, Fact sheet Updated April 2017.Available from
http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs307/en/
[Accessed 28 August 2017]

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