60分間メンター どの道を選ぼうとも、いつも勇敢に    開発本部 副本部長 古座岩 宏輔

「60分間メンター・シリーズ」では、GSKの若手社員がシニアリーダーのこれまでのキャリアについて探る企画です。今回、ビジネスアナリストであるワサンタが、開発本部副本部長の古座岩に、「GSKで働く魅力」についてインタビューを行い、キャリアにおけるターニングポイント、周囲へのサポート、そして新たなことへのチャレンジについて聞きました。

ワサンタ:
今日はお時間をいただき、ありがとうございます。まず、GSK Japanで働くことになったきっかけから質問させてください。

古座岩:
そうですね、そこに至るまでにはいろいろなことがありました。私は1985年に医学部を卒業したのですが、もうあれから30年以上も経つんですね。当初私は、なんでもできるスーパードクターになりたいと思っていました。その中で、小児科、内科、産科、救命救急科などをローテーションしながら経験を積んできました。しかし、ある日、大学時代の教授に「何でもできるということは,何もできないことに通じる」と言われたことを思い出して、はっとしたんです。この言葉は、当時の私に大きな気づきを与えてくれました。

ワサンタ:
若い頃は、どのようなキャリアパスを描かれていましたか?

古座岩:
医学を志したのは中学生の頃でしたが,中学生の頃は、医者になろうとは思っていませんでした。命について学びたいという想いで,哲学でも文学でも医学でもとよいと思っていました。しかし、直接命を扱うのは医学だろうと思い,私の心は医学にひかれていきました。これにはおそらく、脳性麻痺を伴って生まれた姉の影響もあると思います。父は私を、「宏輔(こうすけ)」と名付けました。「宏(こう)」は「広く」を意味し、「輔(すけ)」は「助ける」を意味しています。そんなことが影響してか、私は姉だけではなく,仕事を通じて多くの人を支えることを選んだのだと思います。

ワサンタ:
お名前の通りに多くの人を支えられていて、本当に素晴らしいと思います。病院で医師として働いていたのに、製薬業界で働こうと思ったのはなぜですか?

古座岩:
研修医としてのローテーションの後、大学病院で働き始めました。大学病院に来るのは,どの病院でも治らない患者さんか,どの病院でも診断のつかない患者さんたちでした。どの病院でも治らない患者さんの最後の選択肢は移植でした。小児科医は移植後の免疫調節を担うことがメインになりつつありました。それでも、正しい診断をつけるということに喜びを感じていました。しかし、私が診断した子どもたちの多くは、やはり残念なことに治療の選択肢があまりありませんでした。良い薬を開発することを通して医療に貢献したいと思ったのです。そこで私は製薬会社の開発に移ることを清水の舞台から飛び降りるつもりで決心し、最初の会社で12年働き、その後2014年にGSKに入社しました。

専門家であることは大切なことですが、過去の経験のみに基づいて考えるべきではありません

ワサンタ:
それで、製薬業界への転職を決意されたのですね。

古座岩:
はい、そのとおりです。私は「とにかくやってみよう、挑戦をしてみよう」とよく言うのですが、これは、知識よりもこういった心持ちが重要だという想いがあるからです。専門家であることは大切なことですが、過去の経験のみに基づいて考えるべきではありません。

ワサンタ:
本質を見極めるのに、とてもいい方法ですね。そのような考えから、GSKに入社することを決めたのですね?

古座岩:
そうですね。その一部と言えます。実は、もう一つ入社する決断に至った出来事があります。当時のGSK Japanの社長、そしてコマーシャル部門の責任者をされていた方とお話をする機会がありました。私はその方々の持つ、高い倫理観にとても感銘を受けました。これが、GSKでキャリアをスタートしようと決めた大きな要因です。

ワサンタ:
これまであなたが影響を受けた人について教えてもらえませんか?あなたのキャリアに最も大きな影響を与えたのは、どなたですか?

古座岩:
影響を受けた人は複数います。製薬業界への転職を考えていた頃、前職のグローバルの開発のトップの医師と会いました。彼は本当にすばらしい尊敬できる人であり、多くを学ぶことができました。大学病院で小児科医であった頃の上司にあたる先生も、いつも私のことを励まし、キャリアについても私の背中をおしてくれました。「古座岩くん,やってみたまえ!」と。

ワサンタ:
GSKで一番エキサイティングな仕事は何ですか?

古座岩:
チャレンジングな仕事を目の前にするとわくわくします。難しい課題に直面した時に、特にチームとして問題解決に取り組む場面では、やりがいを感じます。周囲の仲間が成長し、大きな成果を成し遂げているのを見ると、本当にわくわくしますし、自分のことのようにうれしく思います。

周囲からのアドバイスに納得できないことがあるかもしれませんが、後から振り返ってみると、そのような経験があなたの成長につながる経験になっていると気づくことがあるはずです

ワサンタ:
最後に、製薬業界で、特にGSKでのキャリアを希望する人へのアドバイスをお願いします。

古座岩:
お伝えしたいことは2つあります。これは、どんなキャリアにも当てはまると思います。一つ目は、あなたが描いているキャリアパスは、いつも思い通りにいくものではないということです。これから先、もしかすると描いていた道とは別の道に進むことになるかもしれない。たとえ今,自分が描いているキャリアとは違うチャレンジだったとしても、オープンであるべきです。自分で思い描いているものが自分にとって最善のものとは限らないと思います。自分では想像できない可能性を自ら描くことは難しいものです。
もう一つは、周囲からのアドバイスに納得できなかったり、与えられた仕事が難しすぎたりして、なぜそのように言うのかと疑問を持つことがあるかもしれません。しかし、後から振り返ってみると、そのような経験があなたの成長につながる経験になっていると気づくことがあるはずです。

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