ワクチン

GSKのワクチン事業は世界最大規模であり、2016年には160カ国に8億回接種分を超えるワクチンを供給しました。

2015年3月2日、GSKはノバルティス社との3事業に関する取引を完了しました。

GSKは、ノバルティス社のワクチン事業(インフルエンザワクチンは除く)を取得してコンシューマーヘルスケア事業と統合し、新会社を創設しました。ワクチン事業を大幅に強化することにより、GSKは患者さんや消費者の皆さまに多大な利益をお届けすることができるようになります。

2016年のワクチン事業の売上は45億9,200万ポンド(約6,842億円)に上り、GSKの総売上高の16%を占めています。

GSKは40種以上のワクチンを製造しており、肝炎、ロタウイルス、HPV感染、ジフテリア、破傷風、百日咳、はしか、おたふくかぜ、風疹、細菌性髄膜炎、インフルエンザなどの予防に役立っています。

GSKの市場

ワクチン接種は、どの政府や医療組織でも行える最良の投資の一つであることが世界中で認識されています。2012年、WHOおよび194の加盟国は、2020年までにワクチン接種により数百万人の死亡を防ぐことを目指すアクションプランを発表しました。

このプランには、あらゆるコミュニティの人々が等しく既存ワクチンを利用できるようにすること、新しい改良されたワクチンを導入すること、次世代のワクチンおよびテクノロジーの研究開発を加速することが含まれます。これは今後10年から15年にわたり、世界のワクチン需要が拡大する中で実行に移されます。

GSKの戦略

命にかかわる疾病を防ぐことにより、個々の人々にだけでなく、それらの人々が暮らすコミュニティにも、健康増進の機会がもたらされるとGSKは考えます。

現在、世界の子どもの約40%が、命にかかわる恐れのある感染症予防のために、GSKワクチンの接種を少なくとも1回は受けています。しかしながら所得の低い後発途上国の子ども2,200万人は、未だに一度もワクチン接種を受けていません。

ワクチン接種が役立つと思われる人々に手を差し伸べるためには、ワクチンを開発、製造、配給する道筋に、持続可能なビジネスアプローチ(英語)を確立する必要があります。

GSKは1990年代の初めから、予防接種への長期的投資を行う政府支援を行っています。「段階的価格設定」として知られるGSKのアプローチには、それぞれの国の豊かさと支払い能力に応じた柔軟性が導入されています。GSKが目指しているのは、長期にわたるワクチン接種を約束する国々を支援し、それらの国々が自国経済の発展に伴い、その約束を維持・拡大できるようにすることです。

GSKは後発途上国のために、GAVI(ワクチン予防接種世界同盟)ならびにUNICEF(国連児童基金)と緊密に連携しています。これらの組織は世界中の最貧困層の子どもたちのために、GSKのワクチンを最低価格で大量購入することができます。GSKのワクチンの80%以上は途上国に送られます。

品質および製造

2016年には160カ国に8億回接種分を超えるワクチンを供給しました。これらのワクチンは世界中に点在する17の製造施設でつくられています。GSKのワクチンの中には製造に最長2年かかるものもあります。

平均すると、ワクチンの各バッチは出荷前に100回以上の品質検査を受け、世界クラスの規格を満たしていることが確認されます。世界のどこで用いられるかにかかわらず、GSKのワクチンはすべて同じ品質基準のもとで製造されています。

質の高いワクチンに対するグローバルな要求の高まりに応えるべく、GSKは継続的に製造施設への投資を行い、工程を改良し、パートナーシップを結んでいます。

研究および協力

GSKによるイノベーション実現の核となるのは科学的進歩であり、GSKはワクチンがまだ利用できない疾病の予防と既存のワクチンの改良を目指して、新しいワクチンを発見し開発する病理研究への投資を続けています。これにはマラリア、HIV、および結核に対する新しいワクチンの発見を目指す研究も含まれています。

GSKはまた、遠隔地にあるコミュニティにワクチンを輸送するという難題を克服するための道を探っています。現在、ワクチンの多くは供給および輸送にあたって常に低温状態に保つ必要があります。

GSKは現在、研究開発部門だけで100を超えるパートナーシップを結んでおり、世界中の最貧困コミュニティにおける医療上の困難な問題を解決すべく、長年にわたり政府、医療提供者、規制当局、学術研究機関、非政府組織、ワクチン製造企業、およびその他の重要なパートナーと協力して活動しています。