医療用医薬品

GSKの医療用医薬品事業は、急性および慢性疾患を治療するさまざまな医薬品を研究開発・生産しています。

GSKの収益に最も寄与している事業であり、2017年の売上は172億7600万ポンド(約2兆5,050億円)に上り、GSKの総売上高の57%を占めています。

この事業は、革新的な医薬品から長年の使用成績を持つ医薬品まで幅広いポートフォリオで構成されています。現在私たちは、呼吸器、HIV感染症、オンコロジー、免疫炎症領域における研究開発に注力しています。

GSKの市場

世界の医療用医薬品市場は広大です。ここ数年で最も著しい成長がみられる地域は、新興市場およびアジア太平洋地域です。

この需要増加の傾向は、世界の人口増加や新興市場における経済の発展、ライフスタイルの変化による健康への長期的な影響に伴って今後も続くと予想されます。

GSKの戦略

GSKの医療用医薬品事業は、革新的な製品を研究開発・生産し、所得や発展のレベルにかかわらずどの国でもこれらの製品をできるだけ容易に入手できるようにすることで、価値を創り出しています。

そのために、私たちは、HIV、呼吸器領域およびオンコロジーや免疫炎症などの領域において競争力のあるパイプラインの拡充に努めます。

GSKのポートフォリオ

GSKの製品には革新的医薬品とエスタブリッシュ医薬品が揃っており、GSKは呼吸器疾患およびHIVの分野では世界をリードしています。

呼吸器疾患領域では40年以上にわたりリードし、臨床実績が豊富な製品を提供してきました。近年、GSKは呼吸器疾患治療薬の製品ラインアップを強化・拡大しており、吸入ステロイド(ICS)と長時間作用性β₂刺激剤(LABA)の配合剤、長時間作用性抗コリン剤(LAMA)とLABAの配合剤などの新薬が加わりました。

GSKHIV事業は、グローバルなスペシャリストカンパニーであるヴィーブヘルスケア社を通じて運営されています。ヴィーブヘルスケア社の筆頭株主はGSKであり、ファイザー社と塩野義製薬も株主として参加しています。ヴィーブヘルスケア社は現在、HIV分野で世界をリードしており、近年数多くの承認を得て、業界で最も多くの新薬を発売しています。ヴィーブヘルスケア社では、その他の抗レトロウイルス薬も多数、臨床開発段階にあります。

呼吸器およびHIV分野以外では、全身性エリテマトーデス、前立腺肥大症、細菌感染症などを治療する医療用医薬品を販売しています。

また、GSKのエスタブリッシュ医薬品(EPP)には50以上の特許が切れた製品ならびに、GSKブランドのジェネリック医薬品やその他の地域限定製品が含まれています。これらの製品は、GSKブランドが他社製品に対して優位性をもつ新興市場事業の重要な一部です。

新薬を発見し続け、それらを必要とする患者さんにできるだけ早く届けるためには、研究への投資が必要です。

GSKでは研究室におけるイノベーションを促進・加速するべく、さまざまなアプローチを探っています。従来の産業化された研究開発モデルから脱却し、GSKの研究者たちは細かい研究分野に的を絞った比較的小さいチームで活動しています。これが起業家精神と説明責任の向上をもたらしています。これらのグループには、疾患にかかわりのある生物学的ターゲットを探し出し、最終的に新薬となる分子や生物製剤を創り出すことが課せられています。

GSKはまた、社内の研究室であらゆるものを発見できるわけではなく、他の企業や学術研究機関、研究慈善団体との協力が必要であることを、承知しています。GSKでは現在、1,500を超える外部組織と研究協力関係にありますが、この数は年々増えています。

さらに、研究が進んでいない疾患領域やイノベーションを評価する通常のビジネスモデルでは対応できないと思われる疾患領域への投資に対しても、社会の期待に応える責任があることを私たちは認識しています。一例を挙げるとGSKの抗生物質の研究(英語)があります。GSKは世界保健機関が定めている最も治療が優先されるべき3つの疾患であるHIV/エイズ、結核およびマラリアを研究する数少ない企業のひとつでもあります。