マクラーレンとのパートナーシップ

GSKとマクラーレン・グループは、GSKの事業全体におけるイノベーションならびに成功につながるパフォーマンスの推進を目指した協力関係を築いています。

マクラーレン・グループはデータ解析における専門知識、モデリングとシミュレーション、エンジニアリングと設計ならびに力強いチーム文化で知られています。一方GSKは、世界中の人々のヘルスケアニーズを満たせる革新的な新薬や新製品の発見と開発に取り組んでいます。

このユニークなパートナーシップを通じて、F1レーシングチームも含め、マクラーレン・グループが用いているハイテクアプローチと生産や研究開発ならびに栄養研究におけるGSKの強みを融合させる機会を探っています。

いくつかの領域において、この提携がもたらす利益が現れ始めています。

 

勝利につながる生産

GSKのグローバル生産部門は毎年、医療用医薬品とコンシューマーヘルスケア製品を40億パック、ワクチンを9億回接種分生産しています。私たちはマクラーレンの協力を得て、いかにしてこれらの製品をより効率よく生産できるかを探っています。

工場で行われる工程の多くは、F1のピットストップ作業に似ています。プロジェクトに携わるチームは、効率よく連携できるように調整を行い、きわめて明確な目標を設定し、すべての作業が、よい結果を生むのに十分な質の高さで適切に行われています。

一例を挙げると、マクラーレンのエンジニアの協力を得て、一部の工場において新たな「品目切り替え」(生産する製品に合わせた生産ラインの設定変更)方式を採用し、生産チームは大幅な効率アップを実現できました。

 

研究開発における連携

新薬の臨床開発は難しく、多額の経費がかかりますが、このプロセスについて、より革新的な角度から検討を行う長期的戦略を立てています。GSKの医薬品や製品を必要とする、あるいは入手したいと考えている人々に、それらを届けるもっとよい方法を見つけるために、私たちは常に努力しています。例えば、患者さんがGSKの医薬品をどのように使用しているかをさらに知ることで、患者さんにどのような治療を施すべきか判断を下す医師をサポートすることができます。

マクラーレンは、現在すべてのF1レーシングチームが利用しているデータ収集テクノロジーを開拓し、それがF1カーのレース性能解析に役立っています。レースがある週末には、マクラーレンチームは各車に500個のセンサーを取り付けて10億個以上のデータポイントを収集します。これらのセンサーはダウンフォース、温度、気流などのデータを記録し、それらのデータすべてが、走行中のマシンの状態を判断するのに役立ちます。これらのデータは処理された後にエンジニアと戦略立案者に送られ、レース中の意思決定に役立てられます。

私たちはまた、データ収集と解析におけるマクラーレンの専門知識を取り入れて、研究データを収集し、可視化し、解釈する方法の改善に役立てています。このパートナーシップから、創薬におけるデータ管理や臨床試験におけるバイオテレメトリー※などの領域で、どのような利益がもたらされる可能性があるかを検討する、初期段階のプロジェクトを多数立ち上げています。

バイオテレメトリー:身体的ならびに生理的指標の継続的遠隔評価。医薬品の効果を評価し高める上で、非常に大きなチャンスをもたらします。

データ収集と解析におけるマクラーレンの専門知識を取り入れています。

バイオテレメトリーに関するマクラーレンの専門知識を臨床試験に適用すれば、一時点における一回の検査から得られるデータではなく、実環境におけるリアルタイムの患者データを継続的に収集することができます。これにより、より確実かつ完全で意味のある一連の測定値が得られ、それを疾患の進行段階の判定などに利用できます。

このテクノロジーのさまざまな応用法を開発して、臨床試験における遠隔データの収集や、より意味のある実環境データの収集を可能にしたいと考えています。これによって、私たちの医薬品の効果を評価する方法が変わると思われます。最終的には、それが患者さんと医療関係者のどちらにも利益をもたらすことになるでしょう。