グラクソ・スミスクライン 2022年第1四半期業績発表
この資料は、英国グラクソ・スミスクラインplcが2022年4月27日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先されます。詳細はhttps://www.gsk.comをご参照ください。
<2022年4月27日 英国ロンドン発>
グラクソ・スミスクライン 2022年第1四半期業績発表
売上高は98億ポンド、AERベースで32%増、CERベースで32%増
- 一株当たり利益は35.9ペンス、AERベースで67%増、CERベースで66%増
- 調整後一株当たり利益は32.8ペンス、AERベースで43%増、CERベースで43%増
ハイライトバイオファーマとコンシューマー・ヘルスケアの売上が好調に推移
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GSK最高経営責任者のエマ・ウォルムズリーは次のように述べています。
「コンシューマー・ヘルスケア事業を分離し、持続的成長の新たなフェーズを迎えるGSKにとって、節目となる本年の第1四半期は力強い業績を示すことができました。このたびの当社の業績は、シングリックスの売上高が再び大幅に増加したことや、パイプラインの進展が続いていることなど、スペシャリティ領域とワクチンにおける上昇基調を反映したものです。コンシューマー・ヘルスケア事業も引き続き非常に好調で、7月に予定されているHaleonへの分離を前に、同事業の大きな可能性を示しています。」
合計の業績結果は、2ページ目に要約するとともに英語プレスリリース7ページの「Financial performance」に記載されており、調整後業績結果の修正は15ページに記載されています。調整後の業績結果は、IFRSに基づかない指標であり、IFRSに基づき提示されている情報に加えて検討する性質のものであり、それに代わるまたはそれより優れているものではありません。調整後業績結果は20ページに定義されており、£%、AER%成長率、CER%成長率、フリーキャッシュフローおよびその他のIFRSに基づかない指標の定義は42ページに記載されています。GSKは、20ページに記載された理由に基づいて、調整後結果のみをベースにガイダンスを提供しています。将来の業績や配当金の支払いに関するすべての見込み、ガイダンスや目標は、43ページの「Guidance, assumptions and cautionary statements」と併せて読む必要があります。
2022年第1四半期業績結果 |
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Q1 2022 | 成長率 | ||
£m | £% | CER% | |
売上 | 9,780 | 32 | 32 |
営業利益合計 | 2,801 | 65 | 65 |
一株当たり利益合計 | 35.9p | 67 | 66 |
調整後営業利益 | 2,613 | 39 | 39 |
調整後一株当たり利益 | 32.8p | 43 | 43 |
営業活動によるネットキャッシュ | 2,755 | >100 | |
フリーキャッシュフロー | 1,650 | >100 |
2022年の指針
以下に示す通り、2022年の新たなGSKのガイダンスを再確認しました。この指針はCOVID-19ソリューション関連の収益による影響を除外し、CERベースで提示します。
2022年には、引き続き戦略的優先事項を実現していきます。研究開発における投資目標を拡大し、成長を牽引する主力製品の売上増加を基に投資を行い、2022年7月にコンシューマー・ヘルスケアの分離を実現する予定です。世界経済とヘルスケアシステムはやがて正常に戻っていくものと想定され、スペシャリティ領域の売上高はCERベースで約10%増加、ジェネラル医薬品の売上高は、主に呼吸器領域における既存製品のジェネリックへの置き換えの増加を反映して、わずかに減少すると予想します。ワクチンの売上高はCERベースで10%台前半の伸びを示すと予想します。しかし、2021年通年の業績結果に示した通り、政府がCOVID-19ワクチン接種プログラムを優先し、パンデミック抑制策を継続実施することにより、成人の予防接種は引き続きやや停滞し、その影響が現れるものと想定していました。2022年第1四半期シングリックスは、とりわけ米国において需要が大きく回復したほか、流通在庫が増加し、2021年第1四半期と比較して好調な結果となりました。シングリックスについては、短期的にパンデミックの影響を受ける可能性がありますが、既存市場における高い需要と市場の継続的な地理的拡大に基づき、2022年も引き続き2桁台の力強い成長率が見込まれ、年間売上高は過去最高を記録すると予想します。
これらの要因と2022年第1四半期の業績を反映して、2021年と比較して、2022年の新たなGSKの売上高はCERベースで5%~7%増加、調整後営業利益は12%~14%増加すると見込んでいる方針を再確認しました。これには、2022年2月1日に発表したGilead Sciences, Inc.(Gilead社)との和解およびライセンス契約に基づく将来のロイヤルティ収入が含まれます。
コンシューマー・ヘルスケアの中期的展望は、2022年2月28日のキャピタルマーケットデーで提示されました。コンシューマー・ヘルスケア事業を「非継続事業」として扱う正式な基準が満たされるまで(現時点では2022年第2四半期を予定)、GSKは引き続きコンシューマー・ヘルスケアを「継続事業」とし、分離が完了するまで報告対象事業に含めます。
新たなGSKおよび新コンシューマー・ヘルスケアについては、配当ポリシーおよび予定配当に変更はありません(新コンシューマー・ヘルスケアの取締役会承認を条件とする)。新GSKおよび新コンシューマー・ヘルスケアの2022年の双方における2022年の将来の配当ポリシーおよび予定配当に関する指針は英語プレスリリース19ページに記載されています。
2022年のCOVID-19ソリューションに対する予想
2022年のCOVID-19ソリューション関連収益については、複数の政府との法的拘束力のある既存契約に基づき、2021年と同程度の売上高が期待されているものの、実質的には利益率の低いゼビュディの売上構成比が高まるため、利益への寄与は大幅に減少すると予想されます。これにより、新たなGSKにおける調整後営業利益の成長率(両年度のCOVID-19ソリューション関連収益を含む)は5%~7%減少すると予想されます。予想されていたCOVID-19ソリューション関連収益は、今年の第1四半期でかなりの割合が達成されました。2022年4月、米国FDAは、オミクロンBA.2変異株によるCOVID-19症例の増加に伴い、ゼビュディの承認を見直しました。このため、現在ゼビュディは米国のいずれの地域においてもCOVID-19治療薬として承認されていません。しかしながら、我々のCOVID-19ソリューションが懸念される新たなCOVID-19変異株の出現に対処できるように、政府、ヘルスケアシステム、患者を支援する将来の機会について引き続き協議を続けていきます。
将来の業績や配当金の支払いに関するすべての見込み、ガイダンスや目標は、英語プレスリリース43ページにある「Guidance, assumptions and cautionary statements」と併せて読む必要があります。2022年3月31日の終値(1.31ドル/1ポンド、1.18ユーロ/1ポンド、160円/1ポンド)が2022末まで続くと仮定した場合、新GSKの2022年のスターリング(英ポンド)での売上高に対する影響は2%のプラスとなり、為替差損益が2021年と同水準とみなされた場合、新GSKの2022年スターリング(英ポンド)調整後営業利益に対する影響は3%のプラスと推定されます。
プレスリリースの原文はhttps://www.gsk.com/media/7639/q1-2022-announcement.pdfをご参照ください。
GSKは、科学に根差したグローバルヘルスケアカンパニーです。詳細情報はhttps://jp.gsk.comをご参照ください。